今回の記事は、
年金を増やす方法は?(自営業・サラリーマン・パート主婦・専業主婦)
に関しての記載になります。
まず、年金を増やす方法を考える前に年金の被保険者区分は
■第1号被保険者(国民年金)
自営業やフリーランスの方
■第2号被保険者(厚生年金)
会社員
■第3号被保険者(国民年金)
専業主婦
の3種類の種類に分かれることになります。
その為、年金を増やすためには、上記の被保険者区分ごとに増やす方法を検討する必要があります。
まず、受給できる年金額になりますが、令和2年での平均受給額は下記の通りです。
年金平均受給額(前年からの差額
■国民年金(老齢基礎年金)
56,252円(+306円)
■厚生年金(老齢厚生年金)
144,366円(+306円)
男女別に見た場合、
年金平均受給額(前年からの差額)
■国民年金(老齢基礎年金)
男性:59,040円(+265円)
女性:54,112円(+770円)
■厚生年金(老齢厚生年金)
男性:164,742円(-28円)
女性:103,808円(+649円)
を受給することになります。
男女別でみると男性の方が受給額は多く、女性の方は少ない為、男性よりも女性の方が年金受給額を増やすことを考えるべきです。
それでは以降に、被保険者区分ごとの年金の増やし方を記載します。
詳細は以下の通りです。
以降は目次です。
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目 次
前回の記事
国民年金を増やすためには?
まずは、国民年金を増やすためにはどのような方法があるのかを記載します。
国民年金に関して、20歳~60歳になるまでに加入することになり、未納期間が無ければ、65歳から受給できる老齢基礎年金は、
を受給することになります。
その為、未納期間が無ければ満額受給することが出来ますが、国民年金の未納がある場合は、上記の約6.5万円から減額されることになります。
国民年金は、まず、増やすことを考える前に
■未納期間
を無くすことを考えるべきです。
国民年金の未納があるかどうかは、誕生月に送付される年金定期便で確認を行うか、「ねんきんネット」で確認することが可能です。
その為、国民年金の未納がある方は、任意加入制度を利用することで未納期間分の年金を納めることが出来ますので検討してみて下さい。
■任意加入制度
年金の未納がある場合は、60歳~65歳になるまでの期間に未納分の年金を納めることが出来ます。
年金を増やすための制度
第1号被保険者には国民年金以外に受給する年金額を増やす制度があります。
加入する場合は、どちらかの加入になります。
●国民年金基金
国民年金基金は、会社員の方との年金の差額を解消する為に設立された公的な年金制度となります。
国民年金基金制度は、国民年金法の規定に基づく公的な年金であるため、国民年金とセットで、第1号被保険者の老後の所得保障の役割を賄う制度です。
●付加年金
付加年金は、国民年金保険料にプラス月額400円を納めることで将来受給できる年金額が増額することが出来ます。
増額分は、
■加入月×200円
を受給することができ、仮に40年間、付加年金を納めた場合
を毎年の年金額が96,000円増額されることになります。
付加年金は、40年間加入した場合、納める金額は、192,000円となりますが、2年間付加年金を受給(96,000円×2年)することが出来れば元を取ることが出来ます。
その為、非常に効率的な制度となりますが、納める金額も400円と少ない為、将来増える年金額は非常に少ない金額になります。
国民年金だけでは、将来心配だと言う方は、付加年金よりも国民年金基金に加入するべきかもしれません。
また、任意加入制度を利用し未納期間中の国民年金を納めるのであれば、
■付加年金
も加入してみてはどうでしょうか。
厚生年金を増やすためには
することで将来受給する老齢厚生年金を増やすことが可能となります。
厚生年金を多く収めるためには、給与や賞与を増やさなければできませんが、厚生年金に加入する期間を長くすることは可能です。
その為、60歳で定年退職をしたとしても、65歳、70歳まで働き厚生年金に加入することで将来受給する年金額を増やすことが出来ます。
仮に70歳まで働いた場合、年金を65歳から受給するのではなく、70歳まで年金繰下げ支給を行うことで年金を増額することが可能です。
65歳から年金を16万円受給できる方が70歳まで年金を繰下げた場合、
を受給することが出来ます。
このことを考えると、会社員の方は、極力働ける間は働き、年金を受給せずに繰下げることで、将来、受給できる年金を増やすことが可能なので
■いつまで働くのか
は考えてみてはどうでしょうか。
専業主婦・パート主婦の年金を増やすためには
パート主婦で将来の年金額を増やしたいと考えているのであれば、労働時間を増やし
■厚生年金
に加入するべきと考えます。
しかし、パート主婦の方でも旦那さんの扶養から抜けたくないと考える方もいると考えられ、その場合は、
で資産運用を行うことをおすすめします。
上記に記載した「国民年金を増やすためには?」にも記載していますが、年金の未納期間がある方は
■任意加入制度
を利用し未納期間を解消することをおすすめします。
旦那さんの扶養となっている奥さんは、第3号被保険者の為、
■国民年金基金
■付加年金
に加入することはできませんので注意して下さい。
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働けるうちに働き収入を得る
上記までの対策を行ったとしても受給できる年金は少ないと言う方は多くいるのかもしれません。
しかし、医療の発達もあり、平均寿命は、年々増加していることになります。
その為、65歳になったから働かないと言う選択をするのではなく、体が動くのであれば、パートなどでも良いので短時間で働くことで収入を得ることも可能です。
高齢となる為、毎日働くことは不可能であっても、週に2~3日などで、短時間で働くことで
■年金+給与
で生活することも可能と考えますので検討してみて下さい。
年金受給時期を遅らせることで年金を増やすことが出来る
年金は通常65歳から受給することになりますが年金を受給する期間を変更することで、早く受給することもでき、また、遅く受給することも可能となります。
年金を60歳~65歳になるまでに受給したい方は
■年金の繰り上げ支給
を行うことで年金を早めに受給することが出来ます。
年金を早めに受給することが出来ますがその分、受給できる年金額が減額されることになるので注意して下さい。
減額される額は、1ヵ月早めることで、
■0.4%
減額されることになります。※2022年4月からは、0.3%に変更されます。
また、受給する年金を遅らせることで年金額を増額できる
■年金の繰下げ支給
と言う制度があります。
この制度は、年金を1ヵ月遅らせることで
■0.7%
増額することが可能になります。
仮に70歳まで遅らせた場合は、42%の年金を増額されることとなり、65歳から年金を16万円受給できる方の場合、
を受給することが出来ます。
若いうちからの資産運用
日本の年金制度は、廃止されることはないと考えますが、今後の少子高齢化を考えるとあまり当てにしないと言う考えを持った方が良いのかもしれません。
あまり期待しない方がいい理由としては、
■今後の年金支給額は減額される
■支給年齢が見直しされる
可能性は非常に高く、少なくとも現状の年金制度よりも良くはならないものと考えます。
その為、我々が、高齢になってからお金の心配をしないように
に加入し資産運用を行っていく必要があるのかもしれません。
最後に:年金を増やす方法は?
どうでしょうか?
年金を増やす方法は?(自営業・サラリーマン・パート主婦・専業主婦)
に関して記載しました。
将来受給する年金を増やそうと思えば今の制度を利用することで増やすことは可能です。
しかし、増やすと言っても限度がありますので、ある程度は、若いうちからお金の準備をしていくことは非常に重要です。
アメリカの大富豪であるウォーレン・バフェット氏も
■早いうちから貯蓄することを学ばないのは、大きな間違いだ。
なぜなら、貯蓄は習慣だからだ。
ゆっくりお金持ちになるのはたやすいが、手っ取り早くお金持ちになるのは極めて難しい。
と言う名言を残しています。
お金の準備は、決して老後の貯蓄だけではありませんので、是非とも今ある制度を利用し
で資産運用を行ってみるのはどうでしょうか。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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