今回の記事は、
国民年金・厚生年金はいくらもらえる?|令和2年:平均受給額や最頻値は?
に関しての記載になります。
まず、国民年金の被保険者に関しては、
となり、令和2年度のデータになりますが、受給できる平均年金受給額は以下の通りです。
年金平均受給額(前年からの差額)
■国民年金(老齢基礎年金)
56,252円(+306円)
■厚生年金(老齢厚生年金)
144,366円(+306円)
また、男女別の平均受給額は
年金平均受給額(前年からの差額)
■国民年金(老齢基礎年金)
男性:59,040円(+265円)
女性:54,112円(+770円)
■厚生年金(老齢厚生年金)
男性:164,742円(-28円)
女性:103,808円(+649円)
以上のようになっており、
■男性:国民年金が上昇しているが、厚生年金は昨年より減少
■女性:国民年金・厚生年金共に女性の金額が上昇
していることが分かります。
それでは、以降に、男女別の平均受給額や最頻値がどのような金額となっているか、また、今後どのような受給額になっていくのかを記載します。
詳細は以下の通りです。
以降は目次です。
目 次
前回の記事
国民年金の平均受給額
令和2年度の国民年金の平均受給額(カッコ内は昨年からの差額)は、
となっています。
また、下記の図から国民年金の最頻値は、6~7万円であることが分かります。
引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況
国民年金は、20歳~60歳になるまでに未納期間が無い場合、約6.5万円(月額)を受給することが出来ます。
その為、国民年金(老齢基礎年金)を満額受給される方が多いのかもしれません。
また、7万円以上の老齢基礎年金を受給している方がいますが、年金の繰下げ支給を行っているものと考えられます。
令和2年度での国民年金の繰り上げ、繰下げ支給率
■繰上げ:11.7%
■繰下げ:1.6%
年金の繰上げ支給(年金を65歳前に受給する制度)の比率は高いですが
■平成28年は14.5%→令和2年では11.7%
となっていることから繰上げ支給の需要は減少しているようです。
また、年金の繰下げ支給(年金を65歳以降に受給する制度)に関しては、
■平成28年は1.2%→令和2年では1.6%
となっていることから繰下げ支給の需要は微増しているようです。
男女別の平均受給額
続いて国民年金の男女別の平均受給額(カッコ内は昨年からの差額)を以降に記載します。
令和2年度での国民年金の繰り上げ、繰下げ支給率
■男性:59,040円(+265円)
■女性:54,112円(+770円)
引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況
国民年金受給額を男女別で確認すると
■6~7万円
で受給している方が多く、また、女性の場合は、
■7万円以上
を受給している方が男性よりも多くいることが分かります。
その為、男性よりも女性の方が年金の繰下げ支給を行われている方が多いと思われます。
男女別の平均受給額
男女別の年金受給額を比較すると、男性は6~7万円が多くなりますが、女性は男性と比べると若干少ない人数となります。
女性は、もともと国民年金は任意加入であったこともある為、男性と比較すると満額受給をしている方が少ないものと考えられます。
その為、女性で未納期間がある方は、60歳~65歳になるまでの間に任意加入制度を利用して国民年金の未納をできる限り期間を少なくするべきと考えます。
国民年金の未納期間の確認に関しては、過去に記事を記載していますので確認してみて下さい。
昨年からの偏差
国民年金の平均受給額に関して、昨年度との受給額の差を以下にまとめてみました。
引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況
上記の表から分かるように、男女別に見ても
■平均受給額が5万円以下の方が減少
していることが分かります。
特に女性は、5万円以下の減少幅が多く国民年金の満額受給
■6.5万円に近付いている
ことになります。
さらに、女性では、7万円以上の年金を受給する方が多く女性の方が年金の繰下げ支給を行い受給する年金額を増加させるようにしている方が多くいることになります。
厚生年金の平均受給額
令和2年度の厚生年金の平均受給額(カッコ内は昨年からの差額)は、
となっています。
また、下記の図から厚生年金の最頻値は、9~10万円であることが分かります。
引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況
平均受給額と最頻値の金額が異なりますが、これは、男性と女性での受給額の差がある為です。
男女差は以降に記載しますが、
■男性:17~19万円が多い
■女性:9~11万円が多い
となっており、上記のグラフでは、山が2つあるグラフとなっています。
男女別の平均受給額
続いて厚生年金の男女別の平均受給額(カッコ内は昨年からの差額)を以降に記載します。
■男性:164,742円(-28円)
■女性:103,808円(+649円)
引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況
男性では17~19万円の受給している方が多く、女性では、9~11万円が最も多く受給していることが分かります。
男女で、受給できる年金額を見ると、約8万円近くの差があることが分かります。
男性と女性では、受給できる給与・賞与の額も異なることから受給できる厚生年金(老齢厚生年金)額も異なるものと考えられます。
■平均給与(前年比)
・男性:532万円(-1.5)
・女性:293万円(-1.0)
■平均賞与(前年比)
・男性:82.8万円(-8.6)
・女性:38.8万円(-8.9)
また、年金の平均受給額を確認すると
■男性は、昨年よりも-28円
■女性は、昨年よりも+649円
を考慮すると、
■男性が受給できる年金額は減額され
■女性の年金額は年々高くなっている
ことが分かります。
昨年からの偏差
厚生年金の平均受給額に関して、昨年度との受給額の差額を確認すると、
男性は
■5万円以下の年金受給額が減少
■5万円~20万円未満の年金受給額が増加
■25万円以上の年金受給額が減少
女性は
■10万円以下の年金受給額が減少
■10万円~20万円未満の年金受給額が増加
していることが分かります。
引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況
その為、今後の年金受給額は、
■男性の平均受給額は減少
■女性の平均受給額は上昇
するものと考えられます。
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今後の平均受給額に関して
国民年金と厚生年金の年金受給額に関して、年齢別の受給額を確認すると国民年金に関しては、大きな違いはないが、厚生年金に関しては
■80歳以上の年金受給額が大幅に多く(約9千円の差)受給
していることが分かります。

引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況
現状では、厚生年金の平均受給額が
■144,366円
となっていますが、80歳以上の方が平均受給額より多く受給していることを考えると、今後年金受給者の世代交代が始まった場合、
■厚生年金受給額は、減少
していくものと考えます。
その為、今後の年金受給額は、
国民年金
■男性の年金受給額は年々微増
■女性の年金受給額は年々上昇
厚生年金
■男性の年金受給額は年々減少
■女性の年金受給額は年々上昇
するものと考えられます。
年金受給額は、マクロ経済スライドで年々減少されて行くと言われています。
その為、老後の生活費は年金のみではなく他の収入源も考える必要があるのかもしれません。
最後に:国民年金・厚生年金はいくらもらえる?
どうでしょうか?
国民年金・厚生年金はいくらもらえる?|令和2年:平均受給額や最頻値は?
に関して記載しました。
国民年金・厚生年金ともに年々上昇していますが、男女別でみると
していることが分かりました。
また、年齢別の厚生年金受給額を見ると、
国民年金の受給額は
■年金未納が無い受給額(約6.5万円)に近づき
厚生年金の受給額は
■男性の受給額は減少し、女性は、男性の受給額に近づいていく
ものと考えられます。
受給できる年金は、マクロ経済スライドにより年々受給できる年金額は減少していくものと考えます。
その為、我々は、受給する年金のみで生活が可能と考えるのではなく、
などで投資を行い、老後の資産運用を行うべきと考えます。
老後の資産運用に関しては、過去に記事を記載していますので参考にしてみて下さい。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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はっぴー@happyoldage
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