国民年金・厚生年金はいくらもらえる?|令和2年:平均受給額や最頻値は?【年金】 - Happy old age(幸せな老後)
FC2ブログ

国民年金・厚生年金はいくらもらえる?|令和2年:平均受給額や最頻値は?【年金】

333_アイキャッチ


記事を読んでいただきありがとうございます。はっぴー@happyoldage0です。

今回の記事は、

国民年金・厚生年金はいくらもらえる?|令和2年:平均受給額や最頻値は?

に関しての記載になります。

7311b.png

厚生労働省から「令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況」が公開されており令和2年度の国民年金・厚生年金の平均受給額がどうなっているのかを記載します。

まず、国民年金の被保険者に関しては、

kyo_001.gif

となり、令和2年度のデータになりますが、受給できる平均年金受給額は以下の通りです。


年金平均受給額(前年からの差額)
■国民年金(老齢基礎年金)
56,252円(+306円)
■厚生年金(老齢厚生年金)
144,366円(+306円)


また、男女別の平均受給額


年金平均受給額(前年からの差額)
■国民年金(老齢基礎年金)
男性:59,040円(+265円)
女性:54,112円(+770円)
■厚生年金(老齢厚生年金)
男性:164,742円(-28円)
女性:103,808円(+649円)


以上のようになっており、


■男性:国民年金が上昇しているが、厚生年金は昨年より減少
■女性:国民年金・厚生年金共に女性の金額が上昇


していることが分かります。

それでは、以降に、男女別の平均受給額や最頻値がどのような金額となっているか、また、今後どのような受給額になっていくのかを記載します。

本当の自由を手に入れる お金の大学

是非、老後の資産運用の役に立ててみてはどうでしょうか。

詳細は以下の通りです。
以降は目次です。

 目 次 


前回の記事

国民年金の平均受給額


令和2年度の国民年金の平均受給額(カッコ内は昨年からの差額)は、


■56,252円(+306円)


となっています。

また、下記の図から国民年金の最頻値は、6~7万円であることが分かります。

333_001.gif
引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況

国民年金は、20歳~60歳になるまでに未納期間が無い場合、約6.5万円(月額)を受給することが出来ます。

その為、国民年金(老齢基礎年金)を満額受給される方が多いのかもしれません。

また、7万円以上の老齢基礎年金を受給している方がいますが、年金の繰下げ支給を行っているものと考えられます。


令和2年度での国民年金の繰り上げ、繰下げ支給率
■繰上げ:11.7%
■繰下げ:1.6%


年金の繰上げ支給(年金を65歳前に受給する制度)の比率は高いですが

■平成28年は14.5%→令和2年では11.7%

となっていることから繰上げ支給の需要は減少しているようです。


また、年金の繰下げ支給(年金を65歳以降に受給する制度)に関しては、

■平成28年は1.2%→令和2年では1.6%

となっていることから繰下げ支給の需要は微増しているようです。





男女別の平均受給額


続いて国民年金の男女別の平均受給額(カッコ内は昨年からの差額)を以降に記載します。


令和2年度での国民年金の繰り上げ、繰下げ支給率
■男性:59,040円(+265円)
■女性:54,112円(+770円)


333_002.gif
引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況

国民年金受給額を男女別で確認すると

■6~7万円

で受給している方が多く、また、女性の場合は、

■7万円以上

を受給している方が男性よりも多くいることが分かります。

その為、男性よりも女性の方が年金の繰下げ支給を行われている方が多いと思われます。



男女別の平均受給額


男女別の年金受給額を比較すると、男性は6~7万円が多くなりますが、女性は男性と比べると若干少ない人数となります。

女性は、もともと国民年金は任意加入であったこともある為、男性と比較すると満額受給をしている方が少ないものと考えられます。

その為、女性で未納期間がある方は、60歳~65歳になるまでの間に任意加入制度を利用して国民年金の未納をできる限り期間を少なくするべきと考えます。

国民年金の未納期間の確認に関しては、過去に記事を記載していますので確認してみて下さい。


森永エンジニアリング(株) ウインドーラジエーター W/R-900

窓の結露が困っているのであれば、一度使ってみては!



昨年からの偏差


国民年金の平均受給額に関して、昨年度との受給額の差を以下にまとめてみました。

333_003.gif
引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況

上記の表から分かるように、男女別に見ても

■平均受給額が5万円以下の方が減少

していることが分かります。

特に女性は、5万円以下の減少幅が多く国民年金の満額受給

■6.5万円に近付いている

ことになります。

さらに、女性では、7万円以上の年金を受給する方が多く女性の方が年金の繰下げ支給を行い受給する年金額を増加させるようにしている方が多くいることになります。




厚生年金の平均受給額


令和2年度の厚生年金の平均受給額(カッコ内は昨年からの差額)は、


■144,366円(+98円)


となっています。

また、下記の図から厚生年金の最頻値は、9~10万円であることが分かります。

333_004.gif
引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況

平均受給額と最頻値の金額が異なりますが、これは、男性と女性での受給額の差がある為です。

男女差は以降に記載しますが、


■男性:17~19万円が多い
■女性:9~11万円が多い


となっており、上記のグラフでは、山が2つあるグラフとなっています。

マンガでわかる バフェットの投資術(SIB)

漫画部分は少ないですがバフェット氏の投資術が分かりやすく理解できます。



男女別の平均受給額


続いて厚生年金の男女別の平均受給額(カッコ内は昨年からの差額)を以降に記載します。


■男性:164,742円(-28円)
■女性:103,808円(+649円)


333_005.gif
引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況

男性では17~19万円の受給している方が多く、女性では、9~11万円が最も多く受給していることが分かります。

男女で、受給できる年金額を見ると、約8万円近くの差があることが分かります。

男性と女性では、受給できる給与・賞与の額も異なることから受給できる厚生年金(老齢厚生年金)額も異なるものと考えられます。


■平均給与(前年比)
・男性:532万円(-1.5)
・女性:293万円(-1.0)
■平均賞与(前年比)
・男性:82.8万円(-8.6)
・女性:38.8万円(-8.9)




また、年金の平均受給額を確認すると

■男性は、昨年よりも-28円
■女性は、昨年よりも+649円

を考慮すると、

■男性が受給できる年金額は減額され
■女性の年金額は年々高くなっている

ことが分かります。

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

こんなに働いているのにお金持ちにならないと考えている人へ



昨年からの偏差


厚生年金の平均受給額に関して、昨年度との受給額の差額を確認すると、


男性は
■5万円以下の年金受給額が減少
■5万円~20万円未満の年金受給額が増加
■25万円以上の年金受給額が減少
女性は
■10万円以下の年金受給額が減少
■10万円~20万円未満の年金受給額が増加


していることが分かります。

333_006.gif
引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況

その為、今後の年金受給額は、


■男性の平均受給額は減少
■女性の平均受給額は上昇


するものと考えられます。

au PAYで貯めたポイントは、au PAYマーケットにて1ポイント=1円で使用できますのでau PAYポイント運用で貯めたポイントを使用してみては。
au PAY マーケット

今後の平均受給額に関して


国民年金と厚生年金の年金受給額に関して、年齢別の受給額を確認すると国民年金に関しては、大きな違いはないが、厚生年金に関しては

■80歳以上の年金受給額が大幅に多く(約9千円の差)受給

していることが分かります。
333_007.gif 引用データ:令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況

現状では、厚生年金の平均受給額

■144,366円

となっていますが、80歳以上の方が平均受給額より多く受給していることを考えると、今後年金受給者の世代交代が始まった場合、

■厚生年金受給額は、減少

していくものと考えます。

その為、今後の年金受給額は、


国民年金
■男性の年金受給額は年々微増
■女性の年金受給額は年々上昇
厚生年金
■男性の年金受給額は年々減少
■女性の年金受給額は年々上昇


するものと考えられます。

年金受給額は、マクロ経済スライドで年々減少されて行くと言われています。

その為、老後の生活費は年金のみではなく他の収入源も考える必要があるのかもしれません。

ジェイソン流お金の増やし方

老後の資産運用を考えてみませんか?




最後に:国民年金・厚生年金はいくらもらえる?


どうでしょうか?

国民年金・厚生年金はいくらもらえる?|令和2年:平均受給額や最頻値は?

に関して記載しました。

国民年金・厚生年金ともに年々上昇していますが、男女別でみると


■男性の年金額は減少
■女性の年金額は上昇


していることが分かりました。

また、年齢別の厚生年金受給額を見ると、


国民年金の受給額は
■年金未納が無い受給額(約6.5万円)に近づき
厚生年金の受給額は
■男性の受給額は減少し、女性は、男性の受給額に近づいていく


ものと考えられます。

受給できる年金は、マクロ経済スライドにより年々受給できる年金額は減少していくものと考えます。

その為、我々は、受給する年金のみで生活が可能と考えるのではなく、


■つみたてNISA
■iDeCo(イデコ)


などで投資を行い、老後の資産運用を行うべきと考えます。

老後の資産運用に関しては、過去に記事を記載していますので参考にしてみて下さい。



お金は寝かせて増やしなさい

「お金は寝かせて稼ぐ」素晴らしい言葉です。インデックス投資の資産運用法です。

皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。

au PAYで貯めたポイントは、au PAYマーケットにて1ポイント=1円で使用できますのでau PAYポイント運用で貯めたポイントを使用してみては。
au PAY マーケット



ブログランキングに参加しています。
記事の内容に好感を持っていただけましたら、クリックをお願いします。

ブログランキング・にほんブログ村へ
BLOG RANKING



記事:はっぴー@happyoldage
趣味で始めたFPの資格取得からブログを書き始めました。
記事の内容に関しては、うそを記述しているつもりはありませんがこれはなどの話があれば、コメントをください。
皆さんの幸せのお手伝いができれば幸いです。

関連記事

コメント

非公開コメント

happyoldage

管理者:はっぴー@happyoldage0

老後をどう楽しく過ごせるのか?を考えていた時にFPの資格を目指し、現在は、2級FP技能士を取得しています。

取得した資格を生かせないかと考え始めたのが当ブログになります。記事を書くほど、このまま老後を迎えて問題ないのかと心配してしまいます。老後の資産運用は、若いうちからコツコツと複利効果で資産運用をしていくことがお勧めです。老後はまだ先と考えず、準備を始めませんか?

コメントを頂けると励みになりますのでよろしくお願いします。

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ内検索フォーム

ブログランキング

ランキングに参加しています。
応援よろしくお願いします!

ブログ村の入口
ブログランキング・にほんブログ村へ
人気ブログランキングの入口

最新の記事

サラリーマン増税開始?|将来に希望が持てるように退職金と給与所得控除の見直し?【増税】 Jul 18, 2023
パート主婦:年収の壁が廃止|従業員一人あたり50万円の助成金を検討【第3号被保険者】 Jul 09, 2023
パート主婦:扶養がなくなったらふるさと納税を実施してみては?【パート主婦】 Jun 24, 2023
児童手当の高校生まで拡大はいつから?|高校生までの扶養控除は廃止される?【子供手当】 Jun 17, 2023
児童手当が増額されると扶養控除が見直しされる?【子供手当】 May 29, 2023