第3号被保険者制度はずるい?|専業主婦は優遇されすぎ【年金】 - Happy old age(幸せな老後)
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第3号被保険者制度はずるい?|専業主婦は優遇されすぎ【年金】

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記事を読んでいただきありがとうございます。はっぴー@happyoldage0です。

今回の記事は、

第3号被保険者制度はずるい|専業主婦は優遇されすぎ

に関しての記載になります。


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第3号被保険者である専業主婦は、国民年金を納めていないのに65歳から老齢基礎年金を受給できます。

その為、第3号被保険者(専業主婦)は優遇されすぎと言われています。

また、同じ主婦である自営業の奥さん(第1号被保険者)は、国民年金を納めていないと65歳から老齢基礎年金は受給できず


■第3号被保険者である主婦はずるい


と言われています。

しかし、第3号被保険者である専業主婦が国民年金の保険料を納めていないのかと言うとそうではありません。

専業主婦は、国民年金を物理的に納めていませんが、専業主婦の国民年金は、会社員(第2号被保険者)が加入している厚生年金から納められています。

その為、第3号被保険者(専業主婦)は、国民年金を納めていないと言うことは誤りとなります。

しかし、同じ会社員である、共働き夫婦や独身の方からすれば、


■なぜ、私たちが専業主婦の肩代わりしなければいけないの?


と言うことになりますが、第3号被保険者は、国民年金を納めたくても納められないと言う事実があります。

そのことに関して

■専業主婦は「ずるい」

と言うのはかわいそうな話です。

それでは、第3号被保険者である専業主婦は本当に優遇されすぎなのかを以降に記載していきます。

詳細は以降に記載します。
以降は目次です。

 目 次 


前回の記事


専業主婦は優遇されすぎ?



これはよく聞く話になりますが、


■専業主婦は優遇されている


と言う言葉を聞きます。

旦那さんの扶養である専業主婦は、自営業などの主婦とは違い色々な優遇があります。

まずは、上記に記載しましたが、専業主婦は、国民年金を納めなくても65歳から老齢基礎年金を受給することが出来ます。

また、旦那さんの扶養になりますので、保険料を払わなくても健康保険証を入手することが出来、また、40歳を過ぎても介護保険料を納める必要もありません。

さらに旦那さんが勤める会社によっては、家族手当など(会社の福利厚生)も受給することが出来ます。

極めつけに奥さんが年下の場合は、旦那さんが老齢厚生年金の受給を開始すると「加給年金」と言う家族手当のような年金を受給することもできます。

令和3年で加給年金額(224,700円)と特別加算額(165,800円)の合計である

■390,500円

を年間に受給することが出来ます。

この加給年金は、専業主婦である奥さんが65歳(年金受給開始)になるまで受給することが出来ます。

詳しい加給年金の内容は、日本年金機構の「加給年金額と振替加算」から参照して下さい。


その為、第3号被保険者である専業主婦は、自営業の主婦と比べれば、優遇の差は歴然であると考えられます。


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上記の優遇を考えれば、旦那さんがある程度、収入があるのであれば、旦那さんの扶養となり第3号被保険者としての優遇を受けたいと言う気持ちも分かります。

また、以降に記載しますが、第3号被保険者の方は、年収が130万円までならば、旦那さんの扶養扱いになりますので年収をセーブし働く方が増えてくるのも事実です。

年収130万円の壁



続いては、専業主婦の「年収130万円の壁」に関しての記載になります。

専業主婦が何ら頭の理由で働けない(親の介護、子供の出産・育児、病気など)のであれば話は別です。

しかし、パートなどの時短勤務で収入があるのにもかかわらず、国民年金の保険料を納めないのは納得できない方がいるのも事実です。

また、年収が100万円以下であれば、市民税、所得税も免除され全額非課税で手元に入ることになります。

この非課税部分や国民年金などの社会保険料も扶養範囲内で働くことで納めなくて良いと言うことが専業主婦のメリットではないかと考えます。

その為、この「扶養範囲内」と言う働き方が女性の社会進出を阻んでいることも事実であり、現在、パート主婦に対する厚生年金の適用を勧められているのも事実です。

現在ではパート主婦の年収に関しても


■130万円→106万円


に変更し、労働時間に関しても「週20時間以上」のパート労働するものに対して、企業規模の大きい企業から厚生年金に加入するよう制度改正を実施しています。

その為、企業規模が以下の従業員数で変更されています。


■2016/10に501人
■2022/10に101人
■2024/10に51人


上記の従業員数を変更していくことを考えれば第3号被保険者も徐々に第2号被保険者に変更していき


■厚生年金
■健康保険
■介護保険


を納めていただこうと言う考えであることが分かります。

日本政府としては、

「第3号被保険者は、将来受給できる年金が老齢基礎年金のみであり、受給できる年金額が少ないので厚生年金に加入して下さい」

と言うことなのだろうと考えます。

確かに厚生年金に加入すれば、将来受給できる年金額が


■老齢基礎年金+老齢厚生年金


となるので65歳から受給できる年金額は増加しますが、それほど増加するのかは、私は疑問です。

専業主婦で老後の年金を本気で考えているのであれば、130万円以上の年収を得ることを考える必要があります。

それでは、次に専業主婦がどれくらいの推移で増えているのかを以降に記載します。


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これは補足になりますが、専業主婦の優遇が「ずるい」と考えている方にすれば、企業規模を緩和するのではなく全ての企業を対象にすればよいと考えるのかもしれません。

しかし、厚生年金の保険料は厚生年金に加入している会社員とその企業半々で収めています。

体力のある企業は問題ないのですが、中小企業などにしてみれば、厚生年金加入者が増加すれば、企業が納める保険料も多くなるため企業の負担が大きくなります。

その為、全ての企業を対象にしてしまった場合、企業側の負担も大きくなるため、これ以上の企業緩和を行うことは非常に難しいのかもしれません。

専業主婦の人口推移



上記までに専業主婦の優遇について記載しましたが、実際に専業主婦の方の人口の推移はどうなっているのかを記載します。

皆さんもご存知とは思いますが、実は、専業主婦の人口は、年々減少しております。

これは、若い方の給料が少ない為、共働きで働くと言う選択をしたのか、または、女性の社会進出なのか分かりませんが、専業主婦の方は年々減少しております。

どれくらいのペースで減少しているかと言うと

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H27に915万人の専業主婦がいましたが、令和元年では820万人と減少しており、4年間で95万人の専業主婦が減少しています。

このペースで専業主婦が減少していけば、専業主婦と言う言葉自体が無くなっていくのかもしれません。


7311b.png


さらに、会社員の人口推移を見てみると、H27では4,129万人だったのが令和元年では4,487万人となっており、こちらも4年間で358万人が増加しています。

104_002.gif

この推移の増加は、単純に女性が増えているのかと言うことは分かりませんが、会社員である第2号被保険者が増加していることが分かります。

会社員が増えれば、増えるほど、厚生年金の加入者が増加する為、国の年金制度は潤ってきております。

第3号被保険者制度はずるい?



実際に働けるのにもかかわらず、扶養の範囲内の年収に抑えることで、社会保険などを納めない考えは、納税をしている人からは「ずるい」と思われるでしょう。

その為、全ての第3号被保険者から国民年金を採取するようでは、専業主婦世帯から見ればただの社会保険料の増税になります。

また、第3号被保険者の国民年金に関して言えば、会社員の方が加入している厚生年金から収められています。

厚生年金では、1985年に第3号被保険者制度が始まった時に、専業主婦の国民年金の財源確保のために厚生年金の保険料を増額しています。


保険料の増額分
■10.6%→12.4%


その為、第3号被保険者が国民年金を納めていないのかと言うと納めていないわけではありません。

国民年金だけで言えば、第3号被保険者の専業主婦は、国民年金を納めたくても納めることが出来ないのに「ずるい」と言うこと自体がおかしいのです。

しかし、これはあくまでも国民年金の話だけであって、他の優遇内容を緩和みれば自営業の主婦の方から見れば「ずるい」と言われてもしょうがないのかもしれません。

最後に:専業主婦は優遇されている?



どうでしょうか?

第3号被保険者制度はずるい|専業主婦は優遇されすぎ

に関して記載しました。

確かに第3号被保険者制度があるばかりに、本来、働ける女性の方が、年収130万円の壁を意識し労働時間を抑えているのも事実です。

専業主婦の方は、旦那さんの扶養の範囲でいると


■厚生年金
■健康保険
■介護保険


などは納めなくても問題ありません。

その為、第3号被保険者はずるいと言う話も理解できます。

しかし、第3号被保険者は、老後に受給できる年金は、国民年金のみであるため、将来受給できる年金額が少ないのも事実です。

第1号被保険者の主婦のように


■国民年金基金
■付加年金


のどちらかに加入することはできません。

その為、第3号被保険者の主婦は、将来受給できる年金額を増加させようとするとiDeCo(イデコ)くらいしか方法がありません。

しかし、専業主婦は、iDeCo(イデコ)と最大のメリットである「掛金が全額所得控除」となるメリットがほとんどありません。

その為、老後に受給できる年金額を増やそうとすると専業主婦の方は、あまり方法が無いのも事実なのです。

確かに、第3号被保険者の専業主婦優遇は、第1号被保険者からは、不公平感を感じるのも事実です。

しかし、将来の年金事情を考えれば、どちらが優遇されているのかは疑問を感じえます。

若いうちに楽をし、老後に苦労をすると言うのが良いのかは疑問です。


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これは私の意見ですが、第3号被保険者の方は、今の優遇に胡坐をかいているのではなく、将来のライフプランを考え、今後どうするべきなのかを検討してみてはどうでしょうか。

昔に「Amazon Kindle unlimited」で読みましたが、老後に関して分かりやすく解説している本でした。

興味があれば確認してみて下さい。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。





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記事:はっぴー@happyoldage
趣味で始めたFPの資格取得からブログを書き始めました。
記事の内容に関しては、うそを記述しているつもりはありませんがこれはなどの話があれば、コメントをください。
皆さんの幸せのお手伝いができれば幸いです。

本記事は、一部2021.10.22に修正を行っています。

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管理者:はっぴー@happyoldage0

老後をどう楽しく過ごせるのか?を考えていた時にFPの資格を目指し、現在は、2級FP技能士を取得しています。

取得した資格を生かせないかと考え始めたのが当ブログになります。記事を書くほど、このまま老後を迎えて問題ないのかと心配してしまいます。老後の資産運用は、若いうちからコツコツと複利効果で資産運用をしていくことがお勧めです。老後はまだ先と考えず、準備を始めませんか?

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