前回は、「金の卵を産むガチョウを殺すな」に関して記載しました。これは、昔読んだ「マネーという名の犬 12歳からのお金入門」に記載があった名言だったので記事にしました。
興味があれば、確認してみて下さい。
◆◆◆ 前回の記事 ◆◆◆
今回の記事は、老後に働きながら年金を貰っても損をしない制度、在職定時改定に関して記載をしようと思います。
在職定時改定を知る前に現在の退職時改定とは
現在の年金額の改定がされるタイミングになりますが、60歳、65歳、70歳の3回になります。
また、上記以外のタイミングですと、退職した時に再計算されることになります。
退職に関しても注意が必要ですが、退職後1ヵ月以内に再就職すると、年金額は改定されませんので注意が必要です。
(1ヵ月以内ですと厚生年金に加入していることになります)
私もよく知らなかったのですが、厚生年金に加入していた5年分(65歳~70歳まで)の年金増額分を受取ることができるのは、70歳を経過した時か、または、退職したときとなります。
現行の制度では、65歳以上で働きながら年金を受給している方は、厚生年金を支払ったとしてもその増額分は、70歳を迎えるか、会社を退職しないと本来増額されるべき年金を受取れない問題がありました。
その為、上記問題を解消する為、今回の在職定時改定が行われることになりました。
在職定時改定とは
Q:在職定時改定とは?
A:現行の年金額の改定は、60歳、65歳、70歳の計3回改訂されますが、65歳以上に厚生年金に加入していても、年金の増額は、70歳にならないと改定されませんでした。2022年に施行される在職定時改定により、65歳からは年金額を1年に1回、再計算することにより、本来受給できる年金額が増額されることが可能になりました。
上記の改定により、働くシニアの方が働き損にならない為の改定になります。
年金額の改定は、毎月ではなく、年1回の再計算になりますので注意が必要です。
デメリットに関して考えたのですが、特にデメリットは見当たりません。
唯一のデメリットとすれば、毎年年金額を再計算するので、年金額が下がる可能性があるかもしれないと言うことだけでしょうか。
また、毎年年金額が改定されますので、70歳以上も働いていたとしても年金額が改定されるので、働き損になることはありません。
1年間働くとどれくらい年金が増額されるの?
それでは、1年働くことで、どれくらい年金が増えるのかを知りたいと思います。
これに関しては、厚生労働省の年金局が資料を出していますので確認してみて下さい。
下記資料から見ると、下記の増額になるようです。
・月額10万円で1年間就労した場合、+7,000円程度/年、月額+500円
・月額20万円で1年間就労した場合、+13,000円程度/年、月額+1,100円
・月額30万円で1年間就労した場合、+20,000円程度/年、月額+1,600円
月額で見ると少ないと思うかもしれませんが、1年働いただけで、上記の金額を一生増額してくれることはうれしい事なのではないでしょうか。
最後に:在職定時改定とは
どうでしたか?
今回の在職定時改定により65歳以上働いたとしても、年金額が年1回改訂されることにより働き損がなくなると言う制度です。
正直65歳を過ぎても会社員として働くのかと言われると、疑問を感じます。
しかし、世の中不思議で、働きたいと言う方もいらっしゃいます。
そのような方には、とても良い制度なのかもしれません。
また、今回の改定を含め、年金の繰下げ支給75歳などを併用することで、将来受給できる年金額は、さらに増えることになります。
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過去のブログの記事でも記載しましたが、老後にいくらお金があったとしても健康的な生活が行えなければ意味がありません。
健康寿命に関しては、男性:72.14歳、女性:74.79歳と2019年のデータが公表されています。
これを考えると、長いこと働くことが幸せなのか正直疑問を感じてしまいます。
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