今回の記事は、
複利とは?|複利のメリット・デメリットを理解した投資信託での運用方法
に関しての記載になります。
世の中の大富豪が当たり前のように実施しているお金を増やす方法である
■複利の効果
に関しての記載になります。
複利の効果に関しては、相対性理論を発見した天才物理学者である
アインシュタイン氏の名言になりますが、
Compound interest is man’s greatest invention. He who understands it, earns it. He who doesn’t pays it.
複利は人類による最大の発明だ。
知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う
と言う名言を残しています。
また、世界屈指の大富豪
ウォーレンバフェット氏も長期投資で儲けたと言われています。
どのような長期投資なのかと言えば、
複利効果で利益を出しているのも事実です。
このように複利の効果を利用した資産運用を行うことで将来莫大な利益を得ることが出来ます。
その為、複利の効果に関する
メリット・デメリットを理解しながら複利での資産運用を行ってみてはどうでしょうか。
詳細は以下の通りです。
以降は目次です。
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目 次
前回の記事
複利とは?
■複利とは
一定毎に利息を元金に組み入れることで、元金が雪だるま式に増えていく運用方法になります。
簡単に複利に関してどのようなものかを図にまとめてみました。
複利の効果は、元金に対する利息を組み入れることで、長期に運用を行えば行うほど
■利益が雪だるま式に増える
ことになります。
その為、長期に資産運用を行うことを目標としている方には向いている運用となります。
仮に100万円の金額を4%の利率で運用した場合
■10年複利で運用した場合
1,480,244円
■20年複利で運用した場合
2,191,123円
■30年複利で運用した場合
3,243,398円
上記のように、100万円を複利の効果で運用(利率:4%)した場合、30年後には、何もしなくても、約2.2百万円の資産になることになります。
単利とは?
次に、お金を運用するにあたり、複利と同じように単利と言う運用方法があります。
■単利とは
元金に対してのみ利息を受け取る運用となります。その為、毎年同じ額の利息を受け取ることになりなります。
簡単に単利に関してどのようなものかを図にまとめてみました。
単利は、複利と異なり、受け取る利息は同じなため、利息が雪だるま式に増えることはありません。
その為、一定の収入を定期的に受取りたいと言う方には、向いている運用になります。
単利と複利の利益の違い
上記までに単利と複利の効果を記載しましたが、単利と複利での運用方法の違いを以下に記載します。
■単利
運用した利息を受け取ることが出来ますので、定期的に現金を受取りたい方には向いている運用方法になります。
■複利
利息を元金に組み入れ運用を行う為、元金が雪だるま式に増えることになり、将来の資産運用を行いたい方に向いている資産運用になります。
上記のように、単利と複利では、運用方法が異なるので、どちらでの運用が良いのかはよく考えてから行ってください。
老後に年金の足しに現金が欲しいと言う方には、複利よりも単利での運用が好まれると考えられます。
また、老後の資産運用の為に、少しでも資産を増やしたいと言う方には複利での運用を行うべきと考えます。
複利効果を利用した投資方法
まず、複利の運用を行う上で、考えられるものは
■銀行での定期預金
■株での運用
■投資信託での運用
が考えられます。
銀行の定期預金での運用
まず、銀行の定期預金での複利効果を考えますが、正直、銀行の定期預金では大した利益は上げられませんので運用には不向きです。
銀行の定期預金は、元本保証がされますがとにかく金利が低いです。
金利が高いと言われているネット銀行でも、金利:0.01%となります。
仮に100万円を預けたとしても、1年後に100円の利息のみです。
30年間運用を行っていたとしても、+3004円にしかなりませんので、銀行の定期預金では、まったくと言って資産運用には向いていません。
株での運用
株での運用を行うと配当金を受取ることが出来ます。
受け取る配当金に関しては、購入する銘柄にもよりますが配当利回りが4%を超える銘柄も存在し、銀行の定期預金よりも多い現金を受取ることが可能です。
しかし、株で受け取った配当金だけでは、株の再投資は資金的に難しくなります。
証券会社によっては、単位未満株で株を購入することが出来ますが、配当金を丸まる再投資をすることが非常に難しいと考えられます。
また、配当金に関しては、税金(20.315%)が採取されますので株での運用もどうなのかは疑問を感じえます。
しかし、会社員の方であれば、勤めている企業によっては、持ち株制度に加入できる企業もありますので、検討してみてはどうでしょうか。
投資信託での運用
複利での運用を行うのであれば、投資信託での運用をお勧めします。
しかし、下記の商品では複利の効果が薄まりますので複利の効果を最大限に生かしたいのであれば注意して下さい。
毎月分配金の商品を選ばない
配当金を受取っていては、複利ではなく、単利での運用となり複利の効果は非常に薄くなります。
また、配当金を再投資することも可能ですが、配当金に対しては、税金が取られることになります。
投資信託の配当金に関しては、過去に記事を記載していますので興味があれば確認してみて下さい。
投資信託の複利の効果
投資信託の複利の効果になりますが、購入する商品にもよりますが基準価額に複利の効果が組み込まれることになります。
上記にも記載しましたが、
■配当金を出す投資信託
では、複利の効果が薄まりますので配当金を出さない商品を選ぶことをおすすめします。
配当金を出す出さないは、「モーニングスター」や「Yahooファイナンス」などで確認ができます。
まずは、定期的に配当金を出さない投資信託を購入することで、本来受け取れるはずの配当金を全て再配当することで元本に上乗せされます。
その為、購入者自身が再投資を行わなくても自動的に再投資される為、複利の効果を得ることが可能となります。
再投資された資産は、基準価額に上乗せされ基準価額が上昇することになります。
エクセルを使用した複利シミュレーション
続いて、複利の計算方法に関しての記載になります。
複利効果で得られる利益の計算式は、下記の計算式で簡単に算出することが可能です。
また、エクセルを使用すれば、複利で得られる効果は、簡単に求められることになりますのでシミュレートしてみてはどうでしょうか。
また、エクセルでシミュレートする以外にも
■72の法則
と言うものがあります。
これは、元金が複利の効果でどれくらいの時期で倍になるかを算出したものになります。
要するに、
で算出することで複利の効果で元本が倍になる期間が分かります。
簡単に計算すると、利率が4%の場合
■72÷4
を算出すると答えが18となるので、利率4%で運用した場合、18年で元金が倍になると言うことが分かります。
また、100の法則と言うものもあります。
これは、単利で運用した場合、元金が倍になる期間が分かる計算式になりますので、
の2種類は覚えておいても損はないのかもしれません。
複利のメリット・デメリット
上記までに複利効果に対する記載をしました。
複利効果は、長期運用をすればするほど効果が表れますが、全てがメリットだけではありませんので、投資信託で複利効果を得るのであれば
■複利に対するメリット
■複利に対するデメリット
は理解を行い、運用を行ってください。
複利のメリット
複利効果に対するメリットは
■投資信託は少額から投資が可能で初心者でも扱いやすい
■運用期間が長くなるほど、効果も大きくなる
があげられます。
●投資信託は少額から投資が可能で初心者でも扱いやすい
投資信託は、株などと異なり少額で投資を行うことが出来ます。
大手のネット証券で、投資信託を購入する場合は、100円から購入が可能になります。
また、投資信託の手数料は
があり、購入する商品によっては、販売手数料がないノーロードの商品を選ぶべきです。
また、年間の手数料として信託報酬と言う手数料があるので、この手数料は少なければ少ないだけ良いと考えて下さい。
●運用期間が長くなるほど、効果も大きくなる
下記の条件で、複利で運用する場合
年数 |
元金 |
10年 |
1,628,895円 |
20年 |
2,653,298円 |
30年 |
4,321,942円 |
40年 |
7,039,989円 |
元金が40年後には7倍以上になることになります。
仮に、23歳から月額:1.25万円を貯蓄した場合、
年齢 |
元金 |
30歳 |
1,432,366円 |
40歳 |
4,219,858円 |
50歳 |
8,760,387円 |
60歳 |
16,156,432円 |
64歳 |
20,284,763円 |
になることになります。
老後の資産に2,000万円を貯蓄したいのであれば、
で運用することで理論的に貯蓄することが行なえます。
複利のデメリット
上記に投資信託での複利のメリットを記載しましたが、複利にはメリットだけでなくデメリットもあるので理解をしたうえ運用を行ってください。
■市場の影響を受ける為、元本割れを起こす可能性がある
■投資信託での投資は年間の利率が一定ではない
■運用中は、長期に元本が拘束され、資金を使えない
■最終的な運用資産は、投資信託の基準価額によって異なる
特に投資信託で運用をする場合は、市場の影響を受ける為、利益が出ているときは良いのですが、市場が下落すると購入した投資信託の基準価額が下落し
■元本割れ
を起こす可能性があります。
また、投資信託はあくまでも投資になるので、トータルリターンは一定ではありません。
運用成績がプラスの時もあれば、マイナスの時もあると言うことは忘れてはいけません。
しかし、投資信託で長期に運用を行い、複利効果を得ることで元本割れを起こすリスクが少なくなります。
その為、市場が下落したことで、一時、元本割れとなったとしても運用を継続することが重要と考えます。
また、複利の効果は、長期で運用を行うことで資産が増加することになります。
その為、運用を行っている間は、元本は拘束されている為、運用中の運用資金は使用することが出来ませんので注意が必要です。
また、最終的な運用資産は、売却時の基準価額によって異なる為、どれくらいの運用資産になるかは売却するまで分かりません。
その為、目標金額を決めて運用を行ったとしても、売却時の基準価額によっては、目標金額に達しない場合があることは注意が必要です。
目標金額通りに運用を行いたいと考えているのであれば、
■バリュー平均法
と言う投資法があるので興味がある方は確認してみて下さい。
どのような商品で運用を行うべきか
今までのことを踏まえ、どの商品で運用を行うことが良いかを記載します。
運用する商品は、投資信託で運用を行うべきと考えますので、運用益が非課税になる
■つみたてNISA
で運用を行うことを進めします。
老後の資産運用を考えているのであれば、iDeCo(イデコ)でも問題はないと思いますが、
■60歳まで引き出せない
■手数料が掛かる
と言うデメリットがありますが、
■掛け金全額が所得控除の対象
と言うメリットがあるので、税金をたくさん納めている方には、向いていますが、専業主婦のように納税がない方には向いていません。
それでは、どのような投資信託を購入し運用を行うべきかを考えると
■市場の影響を受ける為、元本割れを起こす可能性がある
■インデックス・ファンド
■配当金が出ない
■手数料(信託報酬)が安い
商品を選ぶべきです。
投資信託でのリスクの考え方
まず、投資信託で投資を行ったからと言って必ず資産が増えると言う保証はありません。
市場の動向により基準価額が減少し元本割れを起こすリスクがあります。
その為、投資信託で運用を行うには、投資信託のリスク・リターンの考えは理解をする必要があります。
過去に、投資信託のリスクとリターンに関しては、過去に記事を記載していますので投資信託で運用を行うのであれば確認してみて下さい。
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夢をかなえるゾウ1
やりたいことが見つからない。自分を変えたいと思っている方は是非
偉人たちの名言や行動が心に響きます
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最後に:複利のメリット・デメリットは?
どうでしょうか?
複利とは?|複利のメリット・デメリットを理解した投資信託での運用方法
に関して記載しました。
複利の効果は、長期で運用を行えば行うほど資産は雪だるま式に増えることになりますが、資産を長期に拘束することになり運用を行っている時期は、資産を使用できません。
また、投資信託では、市場の影響によっては、元本割れを起こす可能性もあり、必ず資産が増えると言う保証はありません。
しかし、投資信託でも長期に資産運用を行えば、複利の効果で資産は増加していくことも事実です。
複利の効果は、絶大的な効果はありますが、この低金利の時代では、銀行の定期預金などの安全資産では、複利で資産を増額させることは難しいことになります。
その為、比較的、リスクはありますが、投資信託で運用することで資産の運用を行ってみてはどうでしょうか。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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