将来受領できる年金額は年々減少していく。2058年度に受領できる年金額は?【年金】 - Happy old age(幸せな老後)
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将来受領できる年金額は年々減少していく。2058年度に受領できる年金額は?【年金】

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記事を読んでいただきありがとうございます。はっぴー@happyoldage0です。

前回は、「年金定期便を確認したら未納期間があった。その時の対処方法は?」と言う記事を記載しました。


 ◆◆◆ 前回の記事 ◆◆◆ 

今回の記事は

将来受領できる年金額は年々減少していく。2058年度に受領できる年金額は?

に関しての記事になります。

今回のデータは、 厚生労働省が提示している2019年財政検証結果の内容から将来受領できる年金額はいくらになるかを記載しております。

以下目次です。



将来受給できる年金額に関して



今回の年金額を算出する基になった値は、下記の「厚生労働省の2019年度の財政検証」から値を使用しています。

2019年度の財政検証のデータから2058年(38年後)に受給できる年金額は、下記の通りです。

受給できる年金額:131,275円

この金額は、 会社員(厚生年金)と専業主婦の方が対象モデルになっていますので注意して下さい。

国民年金の方は、このデータにはなりませんので注意して下さい。

上記の金額は、 2019年度の財政検証結果ポイントのケース:Ⅴのケース 2020年度の平均年収から算出した結果です。

計算式は、平均年収の手取り金額からケース:Ⅴでの2058年度の所得代替え比率を用いて計算しています。
 
ケースⅤ

所得代替率の考えは下記の通りです。

所得代替え率
 
要するに上記の式から 平均年収額の手取り金額※1から2058(令和40)年度の ケースⅤの所得代替え率:44.5%※2をかけた金額から算出しています。

※1 2020年度の年収は、441万円になっています。しかし、所得代替え率は、手取り額ですので、441万円の手取り額は、約354万円になります。
※2 2058年の所得代替え率は下記の資料から参照しています。

ケースⅤの所得代替率

上記の結果から算出した値は、2058(令和40)年度の 年金受給額は、131,275円になります。

この金額は、私も勘違いしていたのですが、老後に一人で受給できる金額ではありません

夫婦二人(会社員の旦那さんと専業主婦の奥さん)で131,275円ですので気を付けて下さい。

さらにこの 金額は、税込みの金額です。

要するにこの金額から所得税などの税金が引かれますので、もっと少ない金額になります。


将来受給できる年金額から



上記の年金受給額の 131,275円を実際に見てどう思いますか?

先ほども記載しましたが、この金額は、夫婦二人がベースになっています。

なので、 共働きの夫婦や平均年収の手取り額が約354万円より多いい方は、この金額よりも多く受給することができます。

しかし、 手取り額が上記金額よりも少ない方や、 独身の方は、上記の金額より少ない金額になることを覚悟する必要があります。

また、夫婦で上記金額を受給できているときはいいのですが、旦那さんが亡くなった場合は、目も当てられないので将来のお金はどうにかする必要があるかもしれません。


 ◆◆◆ 過去の記事 ◆◆◆ 


今回の数値には注意が必要



今回の年金額ですが、資料のケースⅤのデータを使用して算出しています。

厚生省の資料が、ケースⅤのデータが最も悪い時のような値で算出していますが、これに関しても、資料をよく見てほしいのです。

今の2020年度はどのケースになっているかと言うと、 ケースⅥになります。

2020年のケースⅥ
 
さらに現在は、新型コロナウイルス感染症で景気が悪化しているので、ケースⅥよりもさらに景気は悪化している状態です。

本来、このようなシミュレーションをする場合は、現状の状態を中心にケースを出し、最悪のケースを考えるのですが、そのようなことを政府は考えていないようです。

その為、今後の年金シミュレーションは、今より良くなっていることがベースの資料です。

なので、何が言いたいかと言うと、 今後、景気が平行線をたどった場合は、上記で算出した年金額よりもさらに減少すると言うことです。

さらに景気が悪くなったことを想定すると、もう考えたくもありません。


今後の老後の年金をどうするべきか



上記で算出した結果から年金額はかなり少ない金額になると思われます。

前に問題になった 年金2,000万円問題の時の夫婦モデルよりも年金額が8~9万円少なくなることになります。


 ◆◆◆ 過去の記事 ◆◆◆ 

そのことを考えると、若い世代の方は、2,000万円が足りないとか言ってられません。

正直、2,000万円の倍の4,000万円くらいを貯蓄していないと標準的な老後は送れないかもしれません。

その為に老後の貯蓄をどうするか、今から検討していく必要があるのではないでしょうか。

過去にも財畜に関する記事を記載していますので参考にしてみて下さい。


 ◆◆◆ 過去の記事 ◆◆◆ 


最後に:2058年度に受領できる年金額は



どうでしょうか?

今回は、 2058年度に受給できる年金額に関して記載しました。

厚生労働省から提示している財政検証の資料を見れば見るほど、老後の年金が心配になる数値が出ています。

正直今の若い方が、老後にどれくらいの年金が受給できるかがとても心配になる資料でした。

老後は、老齢基礎年金、老齢厚生年金を当てにするのはもっともなのですが、それだけでは、 老後の生活は厳しそうと言うことが分かります。

その為、今の若いうちから老後の資産運用に向けた投資等を行い自分自身の年金を作っていくべきなのかもしれません。

皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。






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記事:はっぴー@happyoldage
趣味で始めたFPの資格取得からブログを書き始めました。
記事の内容に関しては、うそを記述しているつもりはありませんがこれはなどの話があれば、コメントをください。
皆さんの幸せのお手伝いができれば幸いです。

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管理者:はっぴー@happyoldage0

老後をどう楽しく過ごせるのか?を考えていた時にFPの資格を目指し、現在は、2級FP技能士を取得しています。

取得した資格を生かせないかと考え始めたのが当ブログになります。記事を書くほど、このまま老後を迎えて問題ないのかと心配してしまいます。老後の資産運用は、若いうちからコツコツと複利効果で資産運用をしていくことがお勧めです。老後はまだ先と考えず、準備を始めませんか?

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