前回は、少子化対策で児童手当が拡充する案が出ていますと言う記事を記載しました。今回は、投資でよく聞くドルコスト平均法に関して記載します。
◆◆◆ 前回の記事 ◆◆◆
よく、「ドルコスト平均法」では、リスクが無いなどの記事を見ますが、本当にデメリットがないのかを記載します。
最初に記載しますが、投資信託は、あくまでも投資です。
なので、銀行の預金のように元本保証はされません。
しかし、投資の目的が「将来の資産運用」や「老後の貯蓄をする」と言う長期の運用でであれば、銀行に預けるよりかは、投資信託で運用(ドルコスト平均法)をするべきです。
詳細に関しては、以下に記載します。
以下目次になります。
ドルコスト平均法とは
ドルコスト平均法とは、定期的に一定ずつの金額で投資信託等を購入する方法することにより平均購入単価を安くすることができます。
以下にドルコスト平均法で購入するメリットを記載します。
ドルコスト平均法で購入するメリットは
上記にも記載しましたが、ドルコスト平均法は、定期的に一定の金額で投資信託等を購入することにより、平均購入単価を安くすることができます。
その為、一定ずつ投資信託を購入する為、下記の様に購入することになります。
・基準価額が高い時には少しずつ投資信託を購入
・基準価額が低い時には多く投資信託を購入
上記の購入方法になる為、長期的にドルコスト平均法で投資信託を購入すると平均単価を安く抑えると言う効果があります。
平均購入単価を安くするメリットは
一括で投資信託を購入した場合、底値で購入することができれば、大きなリターンを得ることができますが、高値で購入してしまった場合は、大きな損失を出す恐れがあります。
そもそも、株や外貨、投資信託でも高値や底値など誰も判断ができません。
リーマンショックや今回の新型コロナショックなどの判断など誰も出来ません。
その為、難しいことを考えても投資のタイミングを見逃して、後悔しても大変ですので、一括購入のような購入方法ではなく、ドルコスト平均法のような時間分散で購入をすることをお勧めします。
平均購入単価は、安ければ安いだけ、基準価額が上がる時のリターンは大きくなります。
その為、銀行の預金と比べれば、利益は出やすい傾向にありますが、元本が保証されているわけではありませんので注意が必要です。
ドルコスト平均法を購入した例
今回の例は、1回の購入金額は、2,000円で以下の投資信託を購入した場合の例になります。
◆◆◆ 購入例 ◆◆◆
【1回目】基準価額:400円、5口購入
【2回目】基準価額:500円、4口購入
【3回目】基準価額:400円、5口購入
【4回目】基準価額:500円、4口購入
【合 計】
・購入金額:8,000円、購入口数:18口
・平均購入単価:444円
・時価:500円×18口=9,000円
※購入金額から+1,000円の利益
ドルコスト平均法で注意する点は何か
ドルコスト平均法では、下記の注意する点があります。
【1】機会損失が発生する恐れがある
【2】手数料が増加することによる損失
【3】集中投資によるリスク
機会損失が発生する恐れがある
一括で購入する金額があった場合になりますが、右肩上がりで基準価額が上昇する投資信託があった場合は、ドルコスト平均法で購入すると、平均購入単価が上昇し投資のリターンが少なくなります。
「ここが底値だ!」とわかっている場合は、ドルコスト平均法の時間分散の効果はでません。
なので、この場合は、一括で購入することができれば、大きなリターンを得ることができます。
正直そこまでの千里眼があればいいのですが。。。
手数料が増加することによる損失
株も投資信託もそうですが、購入する時には購入手数料を取られる場合は、小口で購入した場合、手数料が増額し利益が出づらい状態なります。
しかし、今の時代は、ネット証券なので投資信託を購入すれば、ノーロード(購入手数料)の商品が複数ありますので、購入手数料のかからないものをお勧めします。
また、株式の購入でも証券会社によっては、少額取引の場合購入手数料が発生しない証券会社もありますので証券口座を作成するときは、購入手数料も意識し作成してみて下さい。
集中投資によるリスク
特定の商品を集中的に購入した場合、その商品が極端な値下が発生するリスクが起きると、折角、時間分散の考えで平均購入単価を下げても意味がありません。
その為、ドルコスト平均法だけで購入しても集中投資にはリスクが付きます。
その為、時間をかけドルコスト平均法で投資をするのであれば、集中投資をするのではなく複数商品を購入する分散投資をすることをお勧めします。
特に分散投資に関しては、カウチポテトポートフォリオと言う考え方があります。
日本の年金機構実施している運用方法です。
絶対的な運用方法かと言うと、そうではありませんので注意して下さい。
カウチポテトポートフォリオに関しては、過去に記事を記載しましたの参照してみて下さい。
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どのような投資信託を購入するべきか
投資信託の購入になりますが、上記で記載した通り、手数料が少ないものを選びます。
・ノーロード(購入手数料)の商品
・信託報酬が少ないもの
・できれば、売却手数料もかからないもの
そのような商品を選ぶべきかの考えですが、ドルコスト平均法になりますので、基準価額が上下に揺れ、右肩上がりで値が上がって行く商品を選ぶべきです。
特に、世界経済の指数と連動したインデックスファンドを選んでください。
インデックスファンドを選べば、信託報酬も低いです。
また、債券関連のインデックスファンドは、基準価額が上下に振れません。
しかし、株式の指数が下落する場合は、債券関連の基準価額が上昇するケースが多い為、今回のような新型コロナショックが発生した場合、売却することで現金を調達することができます。
なので、分散投資の考えで株式、債券の投資信託を購入することをお勧めします。
購入するのであれば、下記の投資信託をお勧めします。
・購入手数料がかからず、売却手数料も極力少ないもの
・インデックスファンドで信託報酬が低いもの
・基準価額が上下する世界経済の指数と連動した物(日経、TOPIX、S&P500など)
・債券は株価下落時の保険で購入
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最後に:ドルコスト平均法に関して
どうでしょうか?
今回は、ドルコスト平均法に関して記載しました。
上記でも記載しましたが、ドルコスト平均法は、絶対的な運用方法ではありません。
定期的に一定の金額で投資信託等を購入することにより、平均購入単価を安くすることができる運用方法であって、確実な利益を生み出す運用方法でありませんので注意して下さい。
また、購入している商品が、右肩下がりで下がっていたとしても、損失が少なくなるメリットがあるものです。
そこを間違って購入しないようにしてください。
また、集中投資をした場合は、その商品が極端な値下がりをした場合は、損失が極端に大きくなりますので、集中投資ではなく、複数商品を購入する分散投資をするように心がけて下さい。
しかし、分散で投資をすればするほど、損失が少なくなっていきますが、利益に関しても少なくなっているデメリットがありますので注意が必要です。
利益をどかーんと出したいのであれば、底値を狙い一括で集中投資を行えば、利益が出る可能性がありますが損失を出す恐れもあります。
基準価額の上下で一喜一憂するのもいいのですが、正直精神が持ちませんし、仕事も手につかなくなりますので、利益は少なくなりますが、複数分散で、ドルコスト平均法で購入することをお勧めします。
今は新型コロナショックで株価が安いので、投資を始めるべきと言いたいところですが、大分株価は戻ってきています。
2020/6/4時点の日経平均は、22,695.74円と2万2千円を超えていますので、正直今からでは、若干遅く大きな利益は見込めないかもしれません。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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