今回の記事は、
【投資信託】下落相場だからこそ始める積立て投資|ドルコスト平均法の効果とは?
に関しての記載になります。
2022年に入ってからウィズコロナに向けての物価上昇、米国の金利上昇、ロシアのウクライナ侵攻に伴い株価は下落傾向にあります。
2022年度のS&P500のチャートを見てみると1/3に4,796.56(終値)から始まり、3/15時点での終値は、4,262.45となっており下落率は-11.35%となっています。
今後、S&P500が上昇するのか、継続し下落するかは分かりませんが、2020年度のコロナ感染拡大のような下落からの短期での反発が起きるとは考えられません。
その為、今後も徐々に下落・横這いになるのではないかと考えられます。
昨年から投資を始めた方は、元本割れを起こし目も当てられない状況ではないでしょうか。
その為、投資信託の損失をこれ以上拡大させないために折角購入してきた投資信託を損切(売却)しようか考えている方も多いのかもしれません。
しかし、現在、損切を考えている方は、今一度、積立投資のメリットであるドルコスト平均法の本当の効果を考えてみるのはどうでしょうか。
投資の基本的な考えは、商品を安く買い、高く売るのが基本ですので、市場が暴落しているときは、買い時と考えるのも良いのかもしれません。
前にも記載しましたが、投資で失敗しない為には、まずは「やめない」と言うことが重要ですので興味がある方は下記の記事を確認してみて下さい。
それでは以降に、下落相場に効果を発揮するドルコスト平均法について以下に記載します。
詳細は以下の通りです。
以降は目次です。
au PAYで貯めたポイントは、au PAYマーケットにて1ポイント=1円で使用できますのでau PAYポイント運用で貯めたポイントを使用してみては。
|
目 次
前回の記事
ドルコスト平均法とは
まずは、ドルコスト平均法に関しての記載を行います。
■ドルコスト平均法とは
投資信託などの基準価額が変動する商品に対して、「定期的な期間(月・日)」「一定の金額」で購入する運用方法となります。
その為、ドルコスト平均法では、右片上がりの相場では一括投資にはかなわないが、購入時期を複数に分けることで、運用する商品の「高値掴みをせず」に
■基準価額が高い場合は、購入口数が少なく
■基準価額が低い場合は、購入口数が多く
購入できるメリットがあります。
基本的に株式相場では、商品の基準価格が上下を繰り返しながら推移しますので、購入タイミングを複数に分けることで購入価格を平準化することで利益を出す運用方法です。
特に相場が下落傾向にあった場合は、購入する商品をたくさん購入することが出来、相場が上昇した場合、大きなリターンを得ることが出来ます。
特にドルコスト平均法に関しては、何も考えずに投資を行うこと利益が出る為、初心者には向いた運用方法です
■誰にでも簡単にでき
■少額の掛け金で運用が可能
それでは、以降に、相場下落時にどのような効果を生み出すのかを記載していきます。
相場下落時に発揮するドルコスト平均法
それでは、ざっくりした例になりますが、基準値段が1万円の商品Aを例にして記載します。
●商品Aの基準価額の流れ
毎月500円ずつ下落し半値まで下落
その後、徐々に右肩上がり(+200円)に上昇
下落から基準価額が元の10,000円まで戻った時
●毎月10,000円を購入した場合
商品Aが毎月下落し続ける為、基準価額が半値になった時(11カ月目)には、元本が
■-33,123円
となってしまいます。
しかし、徐々に基準価額が上昇していき19ヶ月目に基準価額が6,600円の時には、元本がプラス(1,515円)になることが分かります。
その後、基準価額が10,000円まで戻った場合(36ヶ月目)は、元本は
■+135,378円
となることになります。
上記の例は、あくまでもざっくりした例になるので、ここまで運用が上手く行くとは限りません。
今までの市場の流れを考えると下落し続ける相場はありませんし、どこかで上昇相場へと反転することになります。
その為、どのような商品で運用を行うかで変わってきますが、基本的に基準価額が戻ってこないことはありません。
今後も世界市場は右肩上がりの成長をしていくことを考えれば、
■ショック安こそ、最大の買い場
との相場格言もありますので、相場が下落傾向の場合には、逆に
■購入金額を増額
をすることでさらなるリターンを狙うと言う方法もあります。
しかし、下落していく商品に対して、購入口数を増やすのは非常に勇気のいる行為ですのでよく考えてから行動をしてください。
また、「落ちるナイフはつかむな」と言う相場の格言もあります。
これは、株価が下落している最中に何の根拠もなく株を購入すれば大けがをすると言う格言にもなりますので注意は必要です。
どちらを取るかはその時の相場や自分の自己責任でお願いします。
これは、長期投資家であるウォーレン・バフェット氏の発言になりますが
■今日や明日、来月に株価が上がろうが下がろうが、私にはどうでもよい
と発言をしています。
この発言の内容は、バフェット氏は、長期の投資を目指しての運用を行っていますので目先の利益よりも10年後にどうなるかが大事と言う発言から生まれています。
下落相場時にやめておくこと
上記までに市場が下落した時が購入のチャンスととらえ運用を行うことが利益を生むチャンスかもしれませんが、しかし、これは、非常にメンタルが強くなければいけません。
積立口数を増額させ購入口数を増やして運用を行っても、日々下落していく商品の基準価額を見ていては、とても正気ではいられません。
このようなことを毎日のように考えるのであれば、一層の事、
■運用した商品を損切
を行うことを考えてしまう日々を過ごしてしまうかもしれません。
そのようなときは、一旦、相場のことを忘れてしまうと言うことも良いと考えます。
相場の格言に
■休むも相場
と言う格言もあり、四六時中チャートを見ていてもつかれるだけですので、一度すべてを忘れてみてはどうでしょうか。
これは、特に言われる話ですが、
■投資をしていたことを忘れていた
と言う方の方が長期投資家で一番儲けを出せていたと言う話もありますので損切などを考えるのであれば、一旦、チャートなどの確認はしないと言うことを行うことも重要です。
最後に:下落相場だからこそ始める積立て投資
どうでしょうか?
【投資信託】下落相場だからこそ始める積立て投資|ドル・コスト平均法の効果とは?
に関して記載しました。
2022年度に入り株式相場は下落傾向となっています。
その為、2021年度や2022年度から「つみたてNISA」などで投資を行った方は、もしかしたらいい年になるのかもしれません。
最初のうちは、積立を行っても日々元本割れを起こし、損失が肥大化していき、メンタルが弱くなっていきますが、
■下落する相場はない
と言うことを肝に置き運用を行ってみるのも重要です。
上記の発言は、全ての投資信託に当てはまるものではありませんので購入する商品には、注意が必要です。
また、長期投資を行う人には知っておくべき相場の格言になりますが
■辛抱する木に金がなる
と言う格言もあります。
|
お金は寝かせて増やしなさい
将来受給できる年金額が少ないと感じているのであれば投資信託のインデックス投資を検討してみては!
本のタイトル通りですが、「お金は寝かせて増やす」素晴らしい言葉です。
|
これは、長い目で投資を行うのであれば、目の前の基準価額の上昇などで一喜一憂するのではなく、辛い時でも辛抱することで利益が生まれると言うものです。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
コメント