今回の記事は、
タンス預金が100兆円越え|日本人は現金・預金好き|メリットとデメリットは
に関しての記載になります。
この公表データに関しては、銀行や家計などの預金や現金などの金融資産・負債残高に関しての金額が公表されています。
この中で驚く金額が家計の現金・預金の残高になります。
2020.12末時点での家計の現金・預金の金額は、1,056兆円となっております。
2021.3時点での日本人の人口が1億2548万人と考えると1人当たりの現金・預貯金額は、約8百万となっています。
4人家族であれば、約3千2百万の現金・預貯金があることになりますが現実的にそのようなことが無いと考えられます。
その為、現金・預貯金を持っている方、持っていない方に分かれるのかと考えられます。
また、現金・預貯金が1,056兆円のうち、現金と言われているタンス預金は、101兆円となっており、日本人の方がどれほど現金・預金好きかが分かると思われます。
また、ニュースなどでは、コロナ禍の為、働き先が無くなり給与も減額され途方に困っている国民が多くいるような報道が流れています。
しかし、2020.3末以降は、コロナ禍にも拘わらず、現金・預貯金の額が増加しているという事実もあります。
それでは、実際に、日本の家計の現金・預貯金の推移と、なぜ、ここまで現金・預金が好きなのかに関して私の私見になりますが記載を行います。
また、タンス預金などを行ってもメリットはないという話を以降に記載していきますので興味があれば以降の記載も確認してみて下さい。
詳細は以降に記載します。
以降は目次です。
目 次
前回の記事
家計の現金・預金状況
ざっと金額はいくらになるかと言うと、
1,056兆円
とのことです。
また、その内、現金での保有は、101兆円と言う金額となっており、また、流動性預金(普通預金など)は、540兆円の金額になっています。
このことを考えると日本人の現金・預金好きと言うことが分かります。
コロナ禍で現金・預金が増加
上記にも記載した現金・預金の1,056兆円に関しては、コロナ禍の為、現金の推移は減少したのかと思っていましたがそうではありません。
コロナ禍のリスクヘッジなのかもしれませんが現金・預金の前年比の増加率が2020.3末の2.1%から2020.6末の前年比から4.0%上昇していることになります。
あれほど、ニュースなどの報道では、お金に困っている方が多いと言う話を報道しているのですが、現実的な現金・預金の推移をみるとそうではないようです。
正直、一部のお金持ちの方が、現金・預金を持っていると言うほうが正しいのかもしれません。
しかし、一部の方なのかもしれませんが、手元に現金を置いておきたい方が多くいると言うことも事実の様です。
引用元:日本銀行の統計 「資金循環統計(速報)(2020年第4四半期)」から使用しています
また、以降に家計での残高の推移を示します。
引用元:日本銀行の統計 「資金循環統計(速報)(2020年第4四半期)」から使用しています
現金で保有するメリット・デメリット
上記までに現金・預金の保有がこのコロナ禍の中でも増加しているのが事実であります。
それでは、なぜ、現金や預貯金の保有が多いいのを考えると経済のリスクを考え元本割れが起きない現金・預貯金が増えているのではないかと考えます。
また、現金でお金を保有しているメリットは何かを簡単に記載すると
■ 現金があればいつでも買い物ができる
■ 銀行に預けておけば資産が守られる
■ 銀行に預ければ盗難と言うリスクが無くなる
■ 景気悪化時の為に現金などの安全資産に移行する
などのメリットがあげられますが、現金や預金などには、下記に示すデメリットがあるのも事実です。
■ 盗難や災害時などに現金が無くなるリスクがある
■ インフレ時に物価が上がる恐れがある
■ 多額の金額を銀行に預けてもペイオフ制度で1,000万円までしか保証されない
■ タンス預金や銀行での預け入れの為、資産を増加することが出来ない
などのデメリットがあるのも事実です。
また、以降に記載しますが、タンス預金や銀行にお金を預けたとしても資産運用としては何も生みださないリスクもあることを理解してほしいです。
タンス預金は何も生みだしません
正直に言えば、タンス預金は、家に現金があるだけで何も利益を生みだしません。
世の中の物価が上がれば、現金の価値も下がるのでタンス預金には何も利益を生み出さないことが分かります。
その為、タンス預金は、非常に効率の悪い預金と私は考えます。
また、現在は低金利であるので、銀行の普通預金に預けていたとしても全く意味がありません。
正直、定期預金も同じ状態です。
現在の普通預金の金利は、0.001%など、まったく利息を生み出しません。
下手をすれば、お金をATMから引き出すだけで手数料を取られることになり、お金を預ける意味がないという状態になります。
このような状態で、お金を預けることに意味があるのかは全く疑問です。
将来のことを考えてのタンス預金なのか銀行への預け入れなのかは、正直私は疑問を感じてしまいます。
タンス預金を経済に回す
上記のようにタンス預金で現金を保持していても意味はなく、また、銀行の普通預金にお金を預けたとしても現在の低金利では利息はほとんど意味がありません。
また、ATMでお金を引き出すときに手数料を取られ元本が減っていきと言うリスクもあります。
そのことを考えると、本当に銀行にお金を預けておくべきなのかは、疑問を感じえます。
コンビニなどの買い物で、キャッシュレスで買い物をする為にお財布代わりに銀行口座にお金を入れておくと言うことであれば良いのかもしれません。
何も使用する用途もなく、現金を銀行に預けると言うことは非常にもったいない事と私は考えます。
正直、私用する用途もない現金(余剰金)であるのであれば、銀行で遊ばせておくのではなく、投資などで現金を世の中で働かせるべきです。
投資は、元本割れを起こすリスクはありますが、長期で運用を心がけることが出来れば、投資した現金が何もせずに現金を生み出すことが可能になります。
賭け事のように、元本が急に2倍、3倍になったりはしませんが、銀行の低金利よりもはるかな利益を生むことになります。
正直、投資も何で資産運用をするかで将来の資産形成も変わってきます。
その為、私としては、投資の初心者である方は、投資信託などで積立て投資を行うべきではないかと考えます。
特に「つみたてNISA」「iDeCo(イデコ)」などは、金融庁お墨付きの商品でしか購入はできません。
なので、運用をする側としては、非常に投資をしやすい環境と言えます。
その為、タンス預金や銀行の普通預金などで現金が遊んでいるのであれば、元本割れを起こすリスクはありますが投資を行うのはどうでしょうか。
現在は、株高の為、投資信託などのリターンも末恐ろしいほどのリターンを出している投資信託もいますのでどのようなもので投資をするか考えてみてはどうでしょうか。
最後に:日本人は現金・預金好き
どうでしょうか?
タンス預金が100兆円越え|日本人は現金・預金好き|メリットとデメリットは
に関しての記載になります。
このコロナ禍の中でも現金・預金額が増加しているの事実の様です。
上記でも記載しましたが、タンス預金なので家にお金を寝かせるぐらいであれば、投資に回し、お金がお金を生むような資産運用を行うべきです。
正直、コロナ禍のように経済が不安定な状況になった場合は、投資などにお金を回すと元本を割るリスクもあります。
その為、現金や預金に回すということは理解できます。
しかし、新型コロナに関してみれば、感染者の増加もありますが、新型コロナのワクチンも出回ってきており、今後を考えれば経済は今後もとに戻るのではないかと考えます。
その状況が近づいている状況にもかかわらずタンス預金や低金利の銀行預金にお金を預けていくのはどうなのかと思う今日この頃です。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
コメント