今回の記事は、投資をする人と投資をしない人で、どれくらいの老後資産の違いが出てくるのかを見ていきます。
まず、投資をしない人の資産運用方法は、銀行の定期預金などで運用を行う方が多くいます。
銀行の金利を考えると、普通預金:0.001%、定期預金:0.01%~0.2%などとても低い金利です。
その為、銀行の定期預金で資産運用を行う方は、増やすと言うよりも減らさず積立てると言うスタンスです。
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続いて、投資は、投機と異なり中長期での資産運用となる為、比較的リスクは高くはありません。
投資は、中長期での資産運用となる為、株式や債券、投資信託などがあげられます。
特に投資は、元本保証される資産運用ではありませんが、中長期で資産運用を行うことで資産を増やすことができます。
なぜ、資産を増やすことが可能かを考えると、我々が住む先進国では、資本主義での仕組みが成り立っており、自由な経済活動が行われます。
自由な経済競争が発生し、社会全体の経済が発展する為、株式会社が発行する株の価格は、時間がたつごとに上昇することになります。
その為、投資を行う人は、中長期で資産運用を行うことで、資産を増やすことが可能です。
それでは、以降に資産運用を行うにあたり、投資をする人と投資をしない人では老後の資産がどのように違ってくるのかを見ていきます。
また、投資は、中長期で行うことで資産を増やすことになります。
要するに、とにかく若いうちから資産運用を行えと言うことになり、投資を始めるにあたり若いうちから実施する上でのメリットを以降に見ていきます。
詳細は、以下に記載します。
以降は目次です。
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目 次
前回の記事
投資をしない人と投資をした人の資産の違い
投資をしない人と投資を行った人の老後の資産がどのように違うのかを見ていきます。
まず、毎月2万円を銀行預金(年利:0.01%)に預けた方とインデックスファンド(年利4%)で資産運用した場合、65歳時点での資産運用額がどのようになるかを見ていきます。
掛金:1,080万円(45年×24万円)
■銀行預金(年利:0.01%)での資産額
約1,082万円
■インデックスファンド(年利4%)での資産額
約2,904万円
投資にて、毎年4%の利益をコンスタントに得ることはできませんが、平均し4%の利益を出し続けた場合、銀行とインデックスファンドでは、
■約1,822万円
の差が出ることが分かります。
上記の例だけで見れば、投資での運用を行うほうが良いように感じますが、インデックスファンドでの資産運用では、必ず黒字になる保証はありません。
要するに元本割れを起こす可能性がありますので、
■1円でも損失を被りたくない
■含み損などありえない
と言う方には、インデックスファンドなどでの投資には向いていません。
その為、銀行以外で資産運用を考えているのであれば、
■個人向け国債(10年)
で運用することをおすすめしますが、お金が増えると言うことは期待しない方が良いです。
また、インフレ(物価上昇)が加速した場合、円の価値が目減りすることになり、銀行や国債での運用では、保有資産の価値が下がります。
その為、投資でのリスクや銀行や国債での資産運用でのリスクを考慮した上での資産運用を行う必要があります。
今すぐに、目に見える物価上昇はないかもしれませんが、10年後、20年後にはどのような物価になっているかは分かりません。(うまい棒が100円にならない保証はありません)
投資はギャンブルではない
まず、投資はギャンブルと言う考えは間違えです。
ギャンブルは、競馬のように掛けたお金が当たれば増え、ハズレれば無くなるものを指します。
その為、株式の売買では、企業が倒産してしまった場合は、株券が紙くずになってしまいますが、それ以外は、購入した現金が無くなってしまうと言うことは、ほぼありません。
よく、投資はギャンブルと言う方の話を聞くと、信用取引、FX、仮想通貨などの話が出てきており、これらの取引は、中長期の資産運用ではなく短期での取引の為、投資ではなく
■投機
となります。
投機の代表例として、FXや仮想通貨がありますが、この取引は、基本的にゼロサムゲームです。
■ゼロサムゲームとは
参加者全員の得点と失点の総和が常にゼロである得点方式のゲームとなり、得をする人がいれば、損をする人がいることになります。
その為、初心者が手を出す玄人(お金持ち)の養分になるだけなので中長期の投資には向いていません。
また、FXや仮想通貨の取引は、証拠金取引となり、預け入れた証拠金(担保)を元に資金の数倍の取引(レバレッジ)を行うことができます。
その為、少ない金額で大きなリターンを得ることが可能ですが、レバレッジを使用した取引では、損失が発生すると預けている証拠金に対して大きな損失(ロスカット)が発生することになります。
さらに信用取引は、資産の3倍の取引が可能です。
要するに人(証券会社)からお金を借りて取引をすることになります。
儲かっているときは良いのですが、損失を出すと借金取りから資産を回収(追証)されることになり、運用していた資産が無くなることになります。
「投資はギャンブルだ」と言う方は、投資と投機が混同してしまい
と考える方が多く、投資と投機の区別をつけ、投資を行う上でのリスクを認識したうえで投資を行ってもらいたいものです。
リスクを抑えた資産運用
相場の格言に「卵を一つのかごに盛るな」と言うものがあります。
一つのカゴに卵を全て入れていた場合、カゴを床に落とすと全ての卵が割れますが、複数のカゴに分けた場合、一つのカゴを落としても損失が少なく済むと言う格言です。
その為、資産運用を行うのであれば、分散投資が行なえるインデックスファンドでの資産運用をお勧めします。
インデックスファンドでの分散投資は、
■米国株式を中心とした商品
■米国の代表的な株価指数S&P500指数の商品
■オールカントリーを中心にした商品
で運用することが可能で、株の投資でも分散投資を簡単に行うことができます。
米国株に分散投資するのか、米国の代表500社に投資をするのか、それとも全世界の株に分散投資を行うことが可能です。
その為、今から投資を始めたいと考えているのであれば、手数料の少ないインデックスファンドで運用を行うことを心がけて下さい。
投資を始めるのであれば
■購入、解約手数料が無い
■信託報酬が安い
■配当金が出ない
■償還日の設定が無い
つみたてNISAやiDeCo(イデコ)で資産運用を行うのであれば金融庁お墨付きの取引となりますのであまり難しいことを考えず運用を行ってみてはどうでしょうか。
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お金は寝かせて増やしなさい
将来受給できる年金額が少ないと感じているのであれば投資信託のインデックス投資を検討してみては!
本のタイトル通りですが、「お金は寝かせて増やす」素晴らしい言葉です。
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しかし、分散投資では、資産が目減りするリスクは減りますが、資産が極端に上昇することはありません。
その為、短期で資産を増やしたいと言う方には、分散投資は向いていません。
松井証券で取り扱う投資信託は、ノーロード(購入時手数料無料)と低コストを意識した商品でラインナップされています。投資信託を始めたいと言うのであれば、松井証券で口座開設を行ってみてはどうでしょうか?
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全ての方が分散投資を進めているのかと言うとそうでもなく、鋼鉄王であるアンドリュー・カーネギー氏は下記のような発言をしています。
The way to become rich is to put all your eggs in one basket and then watch that basket.
富を得る方法は、すべての卵をひとつのカゴにつめて見守ることだ
要するに金持ちになりたければ、全ての卵を一つのカゴにつめてカゴを落とさないように見守り続けると言う運用です。
言葉にすれば、簡単に見えますが、とても大変な運用方法と言うことだけは理解が必要です。
投資は早いうちに実施するべき
それでは、最後に、投資を行うのであれば、早ければ早いうちに実施したほうが良い例を以下に見てみます。
まずは、20歳からインデックスファンド(年利4%)に月額2万円の積立てを行った場合、65歳時点での資産運用額は、
■約2,904万円
■掛け金:1,080万円
45年×24万円(年間)
となります。
しかし、30歳から同じ条件で資産運用を行った場合、65歳時点での資産運用額は、
■約1,767万円
■掛け金:840万円
45年×24万円(年間)
となり、総資産額は、1,000万円以上の違いが出てきます。
それでは、次に条件を変えてみますが、30歳からインデックスファンド(年利4%)に3万円を積み立てた場合、65歳時点での資産運用額は、
■約2,651万円
■掛け金:1,260万円
45年×24万円(年間)
となります。
資産運用の額を見てみると、30歳時点で運用を始めた場合でも20歳から運用を始めた場合以上の金額で運用を行ったとしても、20歳から運用をした場合の資産には勝てません。
その為、投資を行うのであれば、早いうちから投資を行うことが良いことが分かります。
投資をなかなか始められない方がよく言う発言で「安くなるまで待つ」と言う発言をききますが、正直、どこが高値でどこが安値かなど誰にもわかりません。
さらに景気が悪くなり、株価が暴落したら投資を始めることができるのかと言うと、そうでもなく、どこまで下落するのか分からないので、始めるに始められません。
その為、投資を始めると言うのであれば、「思い立ったら吉日」と言うことわざの通り、すぐに実施することをおすすめします。
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老後は100年時代を迎えてくる
一時期騒がれた老後2,000万円問題になりますが、1ヵ月の不足分が5.5万円となり、30年(95歳)まで長生きした場合、約2,000万円不足すると言われています。
しかし、厚生労働省によれば、「2007年生まれの日本人の子供のうち50%の方が107歳より長生きする」と言われています。
その為、老後に2,000万円を銀行に預けていたとしても約50%の方が528万円(8年間の不足金)以上の金額が不足することになります。
老後の生活に2,000万円が不足するのかは疑問ですが、不足する金額(2,000万円)を運用もせずに貯蓄したとしても、長生きすればするほど不足する金額が肥大化するリスクとなります。
その為、銀行に現金を預けていても増えることはありませんので、老後のことを考えるのであれば、お金を増やすことを前提の投資で資産を運用することが望ましいです。
しかし、投資に向いていない方もいるのは事実です。
自分の投資スタイル(許容できるリスク)をよく考えて、行動をしてください。
「含み損をしたくない」「1円でも損をしたくない」と考えているのであれば、投資を諦め、収入源と生活費を考えながら
■月額の収入>月額の支出
になるように生活を行うことで、いくら長生きしたとしても老後破綻をすることが無い生活を送ることが可能となります。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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