今回の記事は、
老後の生活|少ない年金をどのように増額させていくべきか
に関しての記載になります。
今回の記事に関しては、老後に受給できる年金額が少なすぎて老後は死ぬまで働かなければいけないと思っている方に対しての記事になります。
基本的に会社員の方は、将来受給できる年金額は、働いた年数で年金額が決められるので厚生年金に加入する年数が増えれば増えるだけ将来受給できる老齢厚生年金は増えます。
なので、若い方は、今から将来受給できる年金額が少ないからと落胆しなくても良いかもしれません。
しかし、日本の未来を考えれば今後は、少子高齢化が進むことが分かっているので今後受給できる年金額はさらに減額されて行くものと考えられます。
あまり、減額されるかもしれない年金額に関して考えてもしょうがないので、今の制度でどうすれば年金を増やすことが出来るのかを考えていきたいと思います。
それでは、どうすれば、受給する年金額を増加させることが出来るのかと言えば、年金の繰下げ受給をすることで将来受給できる年金額を増額させることが可能です。
増額率に関して言えば、受給できる年金開始年齢を65歳から70歳に繰下げた場合、65歳から受給できる年金額が42%増額することが出来ます。
また、2022.4からは年金の繰下げ受給が75歳まで繰下げることが可能となっています。
それでは、将来受給できる年金額は、どれくらいの増加が可能になるのかを記載していきます。
詳細は以降に記載します。
以降は目次です。
目 次
前回の記事
年金増額:年金繰下げ受給した場合
まず、年金の繰下げ受給に関しては、老齢基礎年金、老齢厚生年金をそれぞれ繰下げることが出来ます。
簡単に年金の説明をすると老齢基礎年金が日本国民が収める義務のある年金(国民年金)を指し、老齢厚生年金は、会社員や公務員の方が加入している年金(厚生年金)になります。
その為、会社員の方は、65歳から老齢基礎年金、老齢厚生年金の両方を繰下げることもできますし、老齢基礎年金のみを繰下げることもできます。
後で、記載しますが、会社員の方と専業主婦の方ですと、年金の家族手当と言われる加給年金を受給できます。
受給する条件などは、色々ありますが、旦那さんが老齢厚生年金を受給開始した場合、奥さんが65歳になるまでに加給年金を受取ることが出来ます。
なので、年金の繰下げ受給を行う場合は、制度の内容を理解してから実施することをお勧めします。
それでは、年金の繰下げ受給をした場合の年金がどれくらい増加されるかに関して記載します。
上記にも記載しましたが、本来65歳から受給できる年金額を70歳まで繰下げた場合は、本来受給できる年金が42%増額することになります。
どれくらいの増額になるのかを65歳から老齢基礎年金を6.5万円受給できる方を例にして記載します。
70歳まで年金の繰下げ受給を行った場合、受給できる老齢基礎年金は、約9.2万円を受給することになります。
なので、5年間繰下げた場合は、月額2.7万円の増額となり、この増額分は亡くなるまで一生続くことになります。
また、2022.4からは、年金の繰下げ支給が75歳まで可能となり、本来受給できる年金の84%増額することになります。
これも、上記の例の金額にあらわすと、受給できる老齢基礎年金が約11.9万円を受給することができます。
なので、65歳からの受給を考えると10年間年金の繰下げ受給を行うことで月額5.4万円が一生増加することになります。
年金の繰下げ受給に関しては、繰下げる条件などが色々ありますので詳細は、日本年金機構「
年金の繰下げ受給」を参照してみて下さい。
それでは、以降に夫婦別での年金の繰下げ受給を行う場合の増額方法に関して記載していきます。
男女別の年金受給額
それでは、老後の夫婦に関しての年金受給額に関しての記載を行います。
まずは、令和元年のデータになりますが、老後に受給できる年金額の平均受給額は下記の通りです。
本データに関しては、厚生労働省 「厚生年金保険・国民年金事業の概況」から参照しています。
■ 老齢基礎年金:55,946円
■ 老齢厚生年金:144,268円
老齢基礎年金の男女差はそれほどありませんが、老齢厚生年金に関しては、男女別で下記の受給額となっています。
■ 男性:164,770円
■ 女性:103,159円
女性は、出産や育児などもあり男性と女性では、受給する年金額に関しても金額の差が出ていることになります。
令和元年での年金受給額に関しての記事は、過去に記載していますので興味がある方は下記のリンク先から参照してみて下さい。
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上記の平均受給額を見て将来受給できる年金額が多いと思われたか少ないと思われたかは色々考えがあると思います。
しかし、上記にも記載しましたが将来受給できる年金額は増額させることも可能ですのでどうすれば夫婦での年金額が増加できるのか記載します。
夫婦別での増額方法
会社員の方と専業主婦の方を例に記載します。
単純に年金の繰下げ受給を行うということは、65歳から年金を受給できなくなりますので65歳からの収入がなくなると言うことをまず理解して下さい。
その為、なくなった収入をどのようにしていくのかを考える必要があります。
例として、旦那さんが65歳、奥さんが60歳の夫婦で考えます。
まず、旦那さんが65歳になったら
老齢基礎年金を繰下げ受給(70歳まで)し、老齢厚生年金に関しては、65歳から受給することにします。
また、奥さんが65歳になるまでの間、旦那さんは、加給年金を年間390,500円受け取ることが出来ます。
これが、年金の家族手当と言われている加給年金になります。
その為、老齢厚生年金は繰下げ受給をせずに年金を受取ってください。
繰下げ受給をした場合は、加給年金をもらうことが出来ませんので非常にもったいないです。
でも注意が必要で奥さんが年上の場合、加給年金は受給できません。
その為、加給年金など対象外の方は、70歳までの生活に支障が無ければ、老齢基礎年金、老齢厚生年金共に繰下げ受給を行えばよいかもしれません。
旦那さんは、老後の生活を送る中で、老齢厚生年金だけでは夫婦での収入が心配な場合は、パートなどの労働で収入を得る必要があると考えます。
なので、旦那さんの老齢年金(老齢年金の額は、男性の平均の16万円を例)が以下の場合
■ 老齢基礎年金:6.5万円
■ 老齢厚生年金:9.5万円
旦那さんが65歳※、奥さんが60歳の時の収入は下記の通りです。
※65歳から70歳まで老齢基礎年金を繰下げ受給
旦那さん
■ 老齢厚生年金:9.5万円
■ 加給年金が年間:390,500円※
※奥さんが65歳になるまで支給されます。
奥さん
■ 年金の収入なし
上記以外の収入で、旦那さんや奥さんが仮にそれぞれパートで8万円稼いできた場合は、夫婦で25万円の収入になります(加給年金は加算していません)。
また、奥さんも老齢基礎年金(月額:6.5万円支給)を65歳から70歳まで繰下げることが出来れば、老齢基礎年金が9.2万円になります。
その為、夫婦で70歳を迎える時は、夫婦で27.9万円となります。
旦那さん
■ 老齢厚生年金:9.5万円
■ 老齢基礎年金:9.2万円
奥さん
■ 老齢基礎年金:9.2万円
年金の繰下げ受給を75歳までした場合は、老齢基礎年金が約11.9万円になりますので、夫婦で33.3万円となります。
旦那さん
■ 老齢厚生年金:9.5万円
■ 老齢基礎年金:11.9万円
奥さん
■ 老齢基礎年金:11.9万円
しかし、10年間も収入が老齢厚生年金のみと言うことでは、正直、現実味がありません。
また、上記は専業主婦の方を例にしていましたが、会社員(女性)の平均受給額は10万円を考えると、70歳まで年金を繰下げると14.2万円を受給することが出来ます。
夫婦で考えると65歳から70歳まで年金を繰下げると36.9万円を受給することが可能になります。
正直、厚生年金に関しても、70歳まで加入していれば、男性16万円、女性10万円の年金額に関しては、もう少し増額するものと考えられます。
しかし、体のことを考えると年金の繰下げ受給は70歳までは繰下げることが出来ても、75歳まで繰下げることが可能かは疑問です。
日本人の平均寿命が年々上昇しています。
今の若い方が老後を迎える時には、平均寿命も100歳となっているかもしれませんので何とも言えません。
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老後になる前までの準備
上記までに記載しましたが年金の繰下げ受給を行い、本来受給できる年金受給開始年齢を5年間、10年間、繰下げることで受給できる年金額は増額することはできます。
しかし、この年金繰下げ受給の制度もいつまであるのか分かったものではありません。
我々が年金を受給する時には、現在は受給開始年齢が65歳ですが今後70歳にならないとは保障はありません。
また、定年後はもう働きたくないと思っても受給できる年金額が少ない為、働きに出なければいけないとなっては湯鬱になります。
その為には、今のうちから若い方には、給料が少ないから貯蓄もできないとは言わず、少しの金額でも良いので
■ つみたてNISA
■ iDeCo(イデコ)
などで資産運用を行ってみるのはどうでしょうか。
過去にも老後の資産運用に関しての記事がありますので興味がある方は参照してみて下さい。
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最後に:少ない年金をどう増額させるか
どうでしょうか?
老後の生活|少ない年金をどのように増額させていくべきか
に関しての記載になります。
少ない年金をどのように増額させるべきかを記載しました。
一番手っ取り早く年金を増額させる方法になると、年金の繰下げ受給を行うことが一番良いのではないかと考えます。
要するに65歳以降も仕事を行うことで収入を得ることで、本来受給できる年金を繰下げると言うことで受給できる年金を増やすという方法です。
増額率は、5年間年金の受給を我慢するだけで、42%の増額が行なわれ、10年間では、84%の増額されることになります。
単純に考えれば、本来受給できる年金額が10万円の場合、5年間我慢すれば、5年後からは、14.2万円の年金を受給できます。
さらに10年では、18.4万円を受給できることになります。
この上顎した年金額は、一生受給することが出来ます。
この増額率を考えれば、非常にお得感がいっぱいな年金の繰下げ受給であります。
しかし、お金は一杯あったとしても、お墓には持っていけません。
なので、無理に年金繰下げを行い、年金をもらう時に体が言うことを聞かないのであればお金があっても何も楽しめません。
そのことを考慮しながら年金の繰下げ受給は行うべきなのかもしれません。
私の体は健康体と言うのであれば、5年でも10年でも年金の繰下げを行えばよいのかもしれません。
しかし、いつ、この制度も変更になるかもしれないので、若い方は、年金の繰下げ受給ありきではなく若いうちから投資などで資産運用を行うべきと私は考えます。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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