今回の記事ですが、7/5に新聞各社がニュースで記載している19年度の年金運用資金が8兆円越えの赤字と言う記事を記載してみます。
8兆円越えの赤字と聞くと我々の年金で何をしてくれるんだと思いますが、実際はどのようなものだったのか私の私見になりますが記載してみます。
以下目次です。
前回の記事は、
専業主婦の方はiDeCoで老後の資産運用をすべきか
に関して記載しました。
節税のメリットがあるiDeCoに関して、専業主婦の方が運用することによりメリットがあるのかと言う記事を記載しました。
詳細は、下記のリンクから確認してほしいのですが、iDeCoに関しては、専業主婦お方でもメリットはあります。
しかし、本来のメリットである節税と言うメリットに関しては、そこまで所得税等を納税していないので、節税効果はほとんどないと言う内容です。
気になった方は、下記のリンクから参照をお願いします。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
年金運用8兆円越えの赤字の記事に関して
そのままのコピペはできないので、内容をまとめると下記のようなことが記載されていました。
・GPIFによると2019年度の運用実績は、8兆2,831億円の赤字
・リーマン・ショックのあった08年度に続いて2番目の損出額
・運用利回りは、マイナス5.2%と過去3番目
・2014年から株式の保有率を14%から25%に引き上げた為、損失が8兆円に膨らんだ
・ストレステストの結果、損失額は60兆円に達する
・今年1~3月期は17兆7072億円の赤字
上記のようなニュースで、8兆円越えの赤字や1月~3月の赤字は17兆円越えの記事を見ると、我々の年金をどうしてくれるのかと思います。
これは、よくわからなかったのですが、ストレステストの結果、損失は60兆円に達するとの記載もあり、将来の年金受給額が減額されると囁かれている現状を考えると、なんてことをしてくれるんだと思います。
このような状況で、年金貯蓄額が運用の失敗で赤字がどんどん拡大していくようなニュースを見ると、今後、自分の年金はどうなってしまうのか心配になります。
それでは、実際の運用状況と今後のどのようになるのか、私見ではありますが記載してみたいと思います。
GPIFの2019年度の運用結果
それでは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の2019年度の運用成績を以下に示します。
金額が違いすぎるので、何とも言えないのですが、
収益率:-5.20%
収益額:-8兆2,831億円
運用資産額:150兆6,332億円
2001年度以降の累積収益
上記の数値を見ると、赤字赤字と言われていますが、57兆円もの利益がまだあるようです。
この金額を単純に鵜呑みにしていいのか分かりませんが、正直、保有株式など、ものすごいことになっているので何とも言えません。
詳細の運用結果に関しては、GPIFの
2019年度の運用状況に関しては業務概要書がありますので確認してみて下さい。
総頁数が124頁有り、かなりの読み応えがありますが確認してみてはどうでしょうか。
我々の年金に関しての運用報告ですので。
今後の状況はどうなるのか
正直、ニュースの記事でもありましたが年金の運用は、2014年から株式保有率を引き上げています。
その為、今回の新型コロナウイルスの感染拡大に影響し株価の下落影響を受け、1~3月期の損失が17兆越えの赤字をたたき出したものと思われます。
しかし、これはあくまでも1~3月期の新型コロナショックを受けたものであり、一時的な数値です。
2月の日経平均は23,000円くらいでしたが新型コロナ感染拡大の影響で、3/19に16,358円の安値を付けました。
その後は、徐々に株価が戻り、6/30の終値時点で、22,288円になっています。
日経平均は、安値から考えるとプラス5,930円になっています。
上記のことを考えれば、2020年度の4-6月期を見れば、GPIFがよほど下手をしなければ、黒字になることは明白です。
そのことを記載しているニュースがほとんどなく、莫大な赤字額を記載し年金運用は問題があるのではないかと言わんばかりの記事があふれていました。
また、GPIFの運用成績に関しては、赤字となったのは、
2001年、2002年、2007年、2008年、2010年、2015年、2019年の7年間です。
賭け事ではないので、勝率で例えるのもなんだと思いますが、7割の勝率(12勝/19)になります。
また、2001年からの通期で見れば57兆円となり、収益率でみれば、2.58%となっています。
ストレステストの結果、損失額は60兆円と記載がありました。
業務概要書を見ましたが、60兆円という数値が良くわかりませんでしたが、
確かに一時的に運用実績は、下落することになりますが、その後は、右肩上がり運用成績が上がることが予想されています。
その為、一時的なテスト結果の数値を大々的に取り上げるのもどうなのかと思います。
毎回思うのですが、年金運用の結果が赤字になると物凄いニュースになりますが、
黒字の時は、ほとんどニュースになりません。
皆さんも一時の赤字で、どうなっているのかを騒ぐのではなく、全体の運用結果で物事を考えるべきと思います。
これだけ、株式、債券を保有していれば当たり前なのかもしれませんが、インカムゲイン(利子、配当など)で、3兆2,406億円だそうです。
不労所得はやはり憧れます。
最後に:年金運用8兆円越えの赤字の記事に関して
どうでしょうか?
やはりとは思いましたは、新型コロナウイルスの感染拡大で、年金運用も大赤字の様でした。
3月からの下落相場から考えれば、7/3時点で22,306円を考えると大分株価は戻ってきています。
このまま、感染者数も落ち着き、株価も上昇してくれば良いのですが、新型コロナウイルスの感染者が徐々に増加し、7/5の東京都の感染者数は111人と4日間連続で100人越えとなっているようです。
今後も、感染者数が増加し、ロックダウンの現象が起きないことを祈るばかりです。
経済の事だけ考えれば、緊急事態宣言を出し経済を止めるようなことは、できないでしょう。
なので、新型コロナウイルスの新薬がでてとっとと、この感染症も終息することを祈るばかりです。
また、年金の運用状況に関しては、各年度ごとに業務概要書がWebで公開されていますので確認してみてはどうでしょうか。
Googleで「GPIF 運用実績」で検索すれば、運用実績が見れますので是非、確認して下さい。
我々の年金が運用されていますので。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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はっぴー@happyoldage
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