高齢夫婦は年金のみで生活は可能か?2019年:家計収支を調べてみた【老後の生活】 - Happy old age(幸せな老後)
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高齢夫婦は年金のみで生活は可能か?2019年:家計収支を調べてみた【老後の生活】

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記事を読んでいただきありがとうございます。はっぴー@happyoldage0です。

今回の記事は、高齢夫婦は年金のみで生活は可能か?と言うことで、2019年度の高齢夫婦の家計収支を調べてみました。


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 ◆◆◆ 目次 ◆◆◆ 




2019年高齢夫婦の家計の収支



総務省統計局 家計調査委(家計収支編)調査結果 「最新結果 2019年(令和元年)平均」からデータを使用しています。


高齢夫婦の収支額



以下が2019年度の収支額になります。

可処分所得(収入から非消費支出(税金)を引いた金額)


 区  分   夫  婦 
収入※1 237,659円
税金 -30,982円
可処分所得 206,678円


収入(※1)の詳細は、
年金が216,916円と多く収入の91%以上が収益の柱になっていますので、年金受給の重要性がわかります。

また、年金以外の収入ですが、勤め先からの給与(6,389円)、事業・内職収入(5,092円)、仕送り(469円)となっています。


高齢夫婦の家計収支



以下が2019年度の高齢夫婦の家計収支になります。


 区  分   夫  婦 
可処分所得 206,678円
 消 費  239,947円
 合 計  -30,982円


可処分所得(収入から税金を引いた金額):206,678円から消費の金額:239,947円を引いた金額になります。

算出した金額は、月額:-30,982円となり、年間に関しても-399,228円になります。

その為、高齢夫婦に関しては、年金受給額で老後の生活を送ることは非常に困難なことがわかります。


高齢者夫婦の消費収支



以下が高齢夫婦の消費収支の内訳になります。
 
高齢者夫婦の消費収支_2019

上記グラフを見ると、「食料」が最も多く、その次以降は、その他の消費支出、交通・通信、教養娯楽の順で多くなっていることがわかります。

特に、その他の消費支出の54,806円の内2.5万円くらいは、娯楽費の様です。

高齢の夫婦で、食料が6万円台と高そうに見えますが、外食も含むものと考えられます。

また、住居に関してが、13,625円を考えると持ち家と判断できるため、賃貸の方は住居費などが掛かるものと考えられますので考慮が必要です。

上記金額はあくまでも平均値ですので自分の生活に合わせて考えても問題ないかと思われます。

また、消費に関しては、高齢になればなるほど金額が下がっているのも事実です。さすがに娯楽などにはお金を使えなくなるのも理解できます。


 年 齢  可処分所得 消費金額
65歳~69歳 222,688円 271,374円
70歳~75歳 215,311円 256,315円
75歳以上 208,394円 222,574円


老後の夫婦は、年金のみで生活は可能か



平均年金受給額を以下に示します。

下記の金額は、実際の受給額ですので、可処分所得の金額ではありませんので、税金が引かれる前の金額です。


自営業等の夫婦



国民年金の方に関しては、税金が引かれる前の金額で112,117円になります。

税金の金額を無視し算出すると

・月額:    -127,830円
年額: -1,533,960円

となり、かなり生活が厳しいものとなります。

65歳から85歳まで生活をした場合を考えると、約3,000万円強の金額が不足するものと考えられます。

さすがに、国民年金のみで老後を送ろうとすると不可能な金額になります。 

しかし、自営の方は、定年退職と言う考えはないので、65歳以上も働きながら老後生活を送ることが可能です。

その為、それほど問題にはならないかもしれませんが、体が自由に動ける時間も限られますので、若いうちから国民年金基金や付加年金、個人の年金、iDeCoやつみたてNISAなどを検討し老後の貯蓄をしていくべきと考えます。


会社員と専業主婦の夫婦



年金受給額は、夫婦で217,182円と言うことですので、2019年高齢夫婦の家計の収支とほぼ同様と判断できます。

その為、月額、年間ともにマイナスになります。

上記の夫婦モデルで記載すると、下記のマイナスが発生します。

・月額: -  30,982円
年間: -399,228円

その為、85歳まで高齢夫婦での生活を行った場合、20年間で-7,984,560円になります。

その為、65歳までには約800万円を貯蓄していく必要があります。

また、老後100年時代と言うことで、100歳まで生活を行った場合は35年間で-13,972,980円になりますので、65歳までに最低限として約1,400万円を貯蓄していく必要があると考えられます。

前に騒がれていた2,000万円ほどではありませんが、85歳までを考えると約800万円は、年金と別に貯蓄したほうがよいと言う結果になります。

しかし、それほど心配はしないでください。

会社員の方は、退職金と言う物があります。

退職金がない場合は、老後の貯蓄を今からしていく必要がありますが、退職金がある会社員の方は、いくらくらい貰えるのかは確認したほうが良いです。

定年退職の平均退職給付額に関しては、厚生労働省「就労条件総合調査」のデータ(H30年)が発表されていますので、ご参考に記載しておきます。

管理職・事務・技術職
・大卒:1,983万円
・高卒:1,618万円

どうですか?上記の金額は、あくまでも平均ですが、上記金額を当てにすることが可能ならば、老後生活もさほど問題ないかもしれません。

なので、単純に65歳までに800万円や1,400万円を貯蓄しないとダメと言うわけでもないことを理解して下さい。


共働きの夫婦



共働きの夫婦の方は、年金収益が266,398円になります。

その為、消費金額よりも年金収益の方が上回っているので、上記モデルの生活は問題ないと判断できます。

しかし、下記の表の通り年齢によっては消費金額も違います。

なので65歳~74歳までの消費金額では、年金のみではマイナス分がでますので、注意が必要です。


 年 齢  可処分所得 消費金額
65歳~69歳 222,688円 271,374円
70歳~75歳 215,311円 256,315円
75歳以上 208,394円 222,574円


しかし、共働きの夫婦の方は、定年退職と言う制度もあり、こちらに関しては、旦那さん、奥さんが退職金を受給出来ますので、そこまで心配しなくても良いのかもしれません。


最後に:高齢夫婦の家計の収支と年金での生活



どうでしょうか?

前からわかりきっていたとは思いますが、国民年金のみの夫婦の方は、年金だけでは生活は厳しです。

体が動くまでは働くと言う考えも良いのかもしれませんが、実際に働けなくなればなんの保障もありませんので生活が困窮します。

また、どちらかが亡くなった場合でも、国民年金での遺族年金は当てになりません。

その為、今まで貰っていた年金が急に半分になります。
その為、目も当てられない状況になります。

よく言う、老後破綻と言う状況になります。

今まで働いてきたのにもかかわらず、生活保護などのお世話にもなりたくありませんので、若いうちから国民年金基金や付加年金、iDeCoやつみたてNISAなどで、老後の資金貯蓄を今からでも始めるべきと考えらます。

会社員の方は、退職金があります。

平均額だけ見れば、どうにかなりそうなことはわかります。

しかし、今回のモデルは、あくまでも平均的なデータです。

もっとゆとりのある生活を送りたい場合は、月額36.1万円と言う数値もありますので、老後に、夫婦で旅行を楽しむアクティブ老夫婦を目指していくのならば、老後の貯蓄は今のうちに実施していきたいものと考えられます。


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記事:はっぴー@happyoldage
趣味で始めたFPの資格取得からブログを書き始めました。
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管理者:はっぴー@happyoldage0

老後をどう楽しく過ごせるのか?を考えていた時にFPの資格を目指し、現在は、2級FP技能士 AFP認定を受けています。

取得した資格を生かせないかと考え始めたのが当ブログになります。記事を書くほど、このまま老後を迎えて問題ないのかと心配してしまいます。老後の資産運用は、若いうちからコツコツと複利効果で資産運用をしていくことがお勧めです。老後はまだ先と考えず、準備を始めませんか?

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