最近のニュースでは、「2025年にはパート主婦の扶養がなくなる」「労働組合の中央組織が専業主婦の優遇である第3号被保険者制度を廃止すべきとの考えを打ち出す」など
第3号被保険者にはあまり良いニュースがありません。
実際に第3号被保険者制度が廃止になるのかと言えば、2023.5.21現在では、
廃止・見直しになると言うことは確定していません。
そのため、第3号被保険者制度に関しては、今のところ廃止・見直しになる予定はありませんが、専業主婦に対する
第3号被保険者制度をどうするかの検討は着々と進んでいます。
それでは、どのような制度の廃止・見直し案が進められているのかを以降に見ていきます。
詳細は、以下に記載します。
以降は目次です。
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目 次
前回の記事
パート主婦の扶養が見直しされる
第3号被保険者制度は、厚生労働省の「社会保障審議会(年金部会)」にて廃止・見直しが検討されていますが時期や具体的な内容は決まっていません。
共働き世帯に関しては、年々増加しており無職の専業主婦世帯は減少しています。
増加している共働き世帯を見ると、共働き世帯(全体)は1985年から2021年にかけ
63.1%(①)の増加となり、フルタイムで働く共働き世帯は
5.7%(②)とほぼ横ばいです。
増加している共働き世帯を見ると週35時間以内のパート主婦の増加が
170.6%(③)と多く、パート主婦をどのように
第2号被保険者に移行させることができるかが検討されています。
(どうすれば、社会保険に加入するパート主婦が増えるかが検討されています)
そのため、パート主婦の労働条件(従業員)を見直すことにより、
社会保険適用拡大に向けた要件の変更を実施(2023.5月時点の要件)しています。
■2022.10月時点での要件
①従業員101人以上の企業に勤務している人
②勤務時間が週20時間以上
③1カ月の賃金が8.8万円以上(106万円以上)を除く
④雇用期間が2か月超見込みの人
⑤学生を除く
上記、社会保険の要件変更に関しては、2024.10月に「
①の企業要件が51人以上」に変更することになっています。
それでは、今後、どのような
パート主婦の扶養廃止が検討されて行くかを見ていきます。
パート主婦の扶養の廃止が検討されている
パート主婦に関しては、いくら従業員数の縮小が行なわれていても、「
勤務時間が週20時間以上」の要件がある限り、パート主婦の第3号被保険者が減少することはありません。
そのため、「
企業要件を廃止」し、「
勤務時間が週20時間以上」の要件を
■勤務時間を週20時間以下
に変更することでパート主婦を
社会保険に加入させることが検討されています。
週20時間以下の勤務をするパート主婦は、
57%(⑤)も多くこのパート主婦を第2号被保険者にすることで社会保険に加入する対象が増加することになります。
そうなった場合、無職の専業主婦は、
43%(④)と半分を割っており、どうすれば、この43%(④)の専業主婦に対して社会保険を納めることが可能かを検討しています。
そのため、2025年の年金改革時点で、パート主婦の扶養が廃止されるとささやかれています。
詳しくは、過去に記事を記載していますので確認してみて下さい。
第3号被保険者も年金保険料を納める必要がある
パート主婦が第2号被保険者となり社会保険を納めた場合、
無職の第3号被保険者に対しては以下のような社会保険の納め方が検討されています。
■配偶者が平均所得を超えている場合は保険の負担をしていただく
■免除者と同等の扱いとなり国庫負担総統の2分の1の給付※
※将来受給する年金額が半額(保険料を拠出した期間は満額)
但し、上記案が確定した場合、無職の専業主婦世帯では、
ただの増税となるため、すぐに社会保険料を納めろと言うことにはならないと考えます。
しかし、現在の政府では、
■2025年までにパート主婦を第2号被保険者に変更
することで第3号被保険者の対象者を減らし、
第3号被保険者制度の反対派を減らしていきたいようです。
これは私の意見になりますが、「2025年にパート主婦の扶養対象者を半減(第3号被保険者を減少)させ」、「第3号被保険者制度の廃止反対派を減少させる」ことを行っていくのではないかと考えます。
そのため、2025年度年金改定の次である
2030年度には第3号被保険者制度は廃止となるのではないかと考えます。(意外と2025年に廃止になるかもしれませんが。。。)
第3号被保険者が廃止されてもいいように準備が必要
上記にも記載しましたが第3号被保険者の制度が今までのように続いて行くとはさすがに思えず、いつかは、
廃止されるものと考えます。
第3号被保険者制度は、
女性の働く力を抑止するとの意見もあり徐々に
廃止・見直しが検討されています。
そのため、いつまでも、第3号被保険者が続くわけでもないので、第3号非保険者制度が廃止されてもいいように
準備をしていく必要があります。
無職の主婦やパート主婦がいざ働こうとしてもすぐに正社員として働けるわけでもありません。
そのため、ある程度、正社員として働けるように
■資格を取得する
などの準備は必要です。
現状の政府では、少子高齢化の財源確保など聞こえのいいようなことを言いますが、
税金を採取可能なところから採取を検討しています。
そのため、今のままの第3号被保険者の制度に甘えていると、いつかは痛い思いをするかもしれません。
現状の政府では、選挙前にはいいことを言うが結局は尻すぼみで何がしたいのか全く意味が分からないことをしています。
そのため、徐々に第3号被保険者が廃止されてもいいようにある程度は準備をした方が良いものと考えます。
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