なぜ、老後不安を煽る情報が多いのか?|老後に2,000万円は必要なし【年金問題】 - Happy old age(幸せな老後)
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なぜ、老後不安を煽る情報が多いのか?|老後に2,000万円は必要なし【年金問題】

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記事を読んでいただきありがとうございます。はっぴー@happyoldage0です。

老後は年金だけでは生活が出来ない為、若いうちから老後の為の貯蓄を行わないと老後破綻するなど老後不安を煽るニュースをよく見ます。

実際に、老後を年金だけで生活する場合は、2,000万円以上の貯蓄が必要と言われ2,000万円問題が取り出されます。


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この2,000万円問題の根拠を簡単に説明すると、老後に年金だけで生活(夫婦)をした場合、毎月5万円の赤字が発生します。

この赤字を65歳から30年間(95歳)続けた場合、約2,000万円のお金が不足すると言うことから65歳までに2,000万円の貯蓄が必要と言われています。

このような老後不安を煽るような報道があふれかえっている為、老後は不安と考える方が多いのも事実です。

また、現在の政府では、老後不安を煽るような、

■国民年金保険料を5年間延長させ60歳→65歳に延長
■国民年金支給額5万円代を維持するために、会社員の年金額を減額

などの増税案が次々に提案され国民の不安を煽るような政策しか打ち出しません。

さらに、少子高齢化対策はほぼ何も対策が行なわれず、日本の年金制度はこのままでは破綻してしまうのではないかと考えさせられます。

そのため、年金保険料を納めるくらいであれば、自分で運用をしたほうが良いと考え

■つみたてNISA
■iDeCo(イデコ)

の口座開設が増加しており、老後のための資産運用を行う方も増えてきています。

しかし、老後に年金生活を行った場合、2,000万円が本当に必要なのかと言えば、必要ではありません。

■自分が受け取れる年金がいくらなのか
■夫婦での生活費はどれくらいなのか

と言う老後の生活スタイルで不足する生活費は変わってきます。

また、生活費は、年齢にもよって変わってくるため、月額に不足する金額が一律で同じであるわけがありません(高齢になればなるほど食費や趣味にお金はかかりません)。

このようなことは、よく考えれば、分かることなのですが、不安を煽る報道が多くあるのも事実であり、なぜ、ここまで不安を煽るような報道が多いのかを以降に見ていきます。

詳細は、以下に記載します。
以降は目次です。


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 目 次 


前回の記事

なぜ老後不安を煽る情報が多いのか


老後不安を煽る情報が多い理由は、いろいろあります。

テレビや新聞などを考えれば、楽しい記事よりも不安を煽るような記事を出すことで記事事態の注目を浴びることができるので老後不安などを煽る記事が多くなります。

不安を煽ることでお金を儲けている保険なども同様です(本当にその保険必要かなどは今一度考えるべきです)。

また、老後のことなどあまりにも先のことで、どうなるかもわからず、さらに、自分が受給できる年金額がいくらなのか分からないため、不安を感じてしまいます。

そんな時に老後破綻などのニュース記事などを見たらやる気が失せます。

さらに、今の政府は、追い打ちをかけるように、少子高齢化で年金の財源が減るため、増税を行い、将来の年金額を減額させる法案を検討しているのも事実です。

そのため、不安を煽るような報道がどんどんと増えてきています。



老後は本当に不安だらけ?


老後に不安を考えている人は、まず、「自分(夫婦)で受給できる年金額はどれくらいなのか」、「老後の生活費がどれくらいなのか」を調べてみて下さい。

自分(夫婦)の年金額は、年金定期便や「ねんきんネット」にログインすることで年金見込額を算出することが可能です。

上記の洗い出しを行ったら、老後は年金だけで生活が可能なのかを考えてみて下さい。


■収入>支出

老後の生活を行うのに上記の式が成り立つのであれば老後破綻はしませんので安心して下さい。

そのため、自分(夫婦)で受給できる年金額がいくらなのか、今の生活費はどれくらいなのかを理解することが重要であり、理解することで老後の不安は解消されて行きます。

たとえ、「収入>支出」の式が成り立たなくても、年金生活になる前までに自分(夫婦)で受給できる年金額に見合った生活にすることで「収入>支出」で生活が可能となります。

仮に、年金だけでは生活費が足りないと言うのであれば、

■週2、3でも良いので働く
■若いうちから資産運用を行う

ことで、老後の収入(貯蓄額)を増やすことが可能となります。

そのため、年金が少なかったとしても別収入を増やすことで、老後もある程度は幸せに生活することが可能となります。

しかし、困ったことに、将来受給できる年金額は、確定しておらず、今後はさらに受給する年金額が減額されると言う報道もあるため、老後不安が消えることはありません。

日本の年金制度が破綻するとは思えませんが、将来受給できる年金額は、確実に今受給できている年金額の2割から3割は減額されると言われています。

そのため、老後不安は今後増加するだけで、不安が解消されると言うことはないのかもしれません。

本来であれば、日本政府が「年金制度は問題ない」と言う明確なビジョンを見せてくれればよいのですが、将来のビジョンが不鮮明なため、老後不安が解消されることはありません



老後に2,000万円は必要がない


2019年に老後2,000万円問題が大きくクローズアップされたことで年金を受給するまでに2,000万円を貯蓄しないといけないと言う風潮になっています。

しかし、上記でも記載した通り老後の生活は、2,000万円の貯蓄がなかったとしても

■収入>支出

の生活が成り立てば、老後資産は必要ありません(リフォーム、出産祝いなど、ある程度のお金必要です)。

また、2,000万円と言う金額が独り歩きしている状態ですが、現状の2,000万円問題がどのような状態のかを見てみると

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2017年度から2021年度での赤字額は年々減少しており2021年度で見れば、30年後の不足額は、約6.6百万円と言う金額になります。

そのため、2021年度では、老後に2,000万円の貯蓄は必要ではなく、不足金額については全く当てにならないと言うことが分かります。

この当てにならない不足金額だけで老後の生活を不安視することは非常に無駄なことと言うことが分かります。

所詮、「家計調査報告 家計収支編」で記載のある収入、支出額は、あくまでも高齢夫婦の平均額であり、その平均が自分(夫婦)に当てはめる必要はありません。



ポイント
■老後に2,000万円が不足すると言うデータは2017年度のこと
■2021年度では約6.6百万円が不足
■高齢者の平均額と比較しても意味がない



贅沢をしなければ老後破綻はしません


何度も言いますが、老後の生活をするにあたり

■収入>支出

で生活をすることができれば老後破綻はしませんし、貯蓄もほとんど必要ありません。

そのため、どのような老後生活を送るのかで老後破綻するかどうかが決まります。

仮に65歳以降は、仕事もせずに夫婦水入らずで旅行などを楽しみたいと言う考えであれば、とても年金だけでは生活が出来ません

老後に対して不安を感じるのであれば、どのような生活を送りたいのかを考え不足する資金をどのように貯蓄していくかを考えるべきです。

年金以外の老後の資産に関しては、

■貯蓄を取り崩す
■パートなどで収入を得る

と言う方法があります。

仮に24時間365日贅沢三昧をするわけでもないのであれば、体に支障が出ないくらいに働く(週2、3日)ことで、贅沢な生活を贈ることができます。

結局、老後の生活を送るにあたり、

■どのような生活を送るつもりなのか
■収入源は年金だけなのか
■いつまで働くことを許容できるのか

を考えることで老後の生活スタイルが変わってきます。

そのため、ただ単純に老後は不安だなどと考えるのではなく、どのような生活を送るのかを考えたライフプランを考慮すれば良いだけです。


本当の自由を手に入れる お金の大学

是非、老後の資産運用の役に立ててみてはどうでしょうか。


単純に「老後は不安だ」と考えるのではなく何が不安なのかを洗い出すことで不安は解消されて行きますので何が不安なのかはよく確認してみて下さい。



老後に贅沢をしたければ貯蓄は必要


老後に働きたくないと考えている方で、ある程度、贅沢をしたいと考えているのであれば貯蓄は必要です。

生命保険文化センターが行なった生活保障に関する調査(2022年度)にて老後にゆとりのある生活を行いたいのであれば

■37.9万円(月額)

が必要と言われています。
※老後の最低日常生活費:平均23.2万円(月額)に最低日常生活費以外に必要と考える金額:平均14.8万円を合計した金額


しかし、上記のゆとりのある生活を行う場合、夫婦で受け取れる年金だけで37.9万円を受取ることはまず無理な話です。

夫婦共働きで相当な年収をもらっている夫婦でないと37.9万円を年金だけで受け取ることはできません。

令和2年:年金平均受給額
■国民年金(老齢基礎年金)
男性:59,040円
女性:54,112円
■厚生年金(老齢厚生年金)
男性:164,742円
女性:103,808円

そのため、老後は年金だけで裕福な生活を送りたいと考えていても無理な話であるため、何ら頭の対策を取る必要があります。

これは何度も言わせていただきますが、現在の岸田政権では、増税のことしか考えていませんが、唯一、税金の免除が行なわれるNISA制度やiDeCoを使用しない手はありません。

しかし、iDeCoに関して言えば、60歳まで資産が引き出せない、また、不要な手数料が掛かることを考えると、単純に積立てを行うと言う話であれば

■つみたてNISA

資産運用を行うことをおすすめします。

つみたてNISAの限度額で運用を行っても余剰金が残るのであれば、iDeCoで資産運用をすると言う資産運用スタイルにすればよいと考えます。

そのため、まずは、資産運用を行うのであれば、つみたてNISAで行うことをおすすめします。


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つみたてNISAでは長期運用を前提にしている為、初期のうちは元本割れが起きるかもしれませんが、10年、20年と資産運用を行うことで資産が増加することになります。

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また、つみたてNISAでは、長期運用での運用となるため、短期では儲けが出にくい運用となりますので気長に資産運用を行ってください。

つみたてNISAはあくまでも少額での資産運用ですので、お金持ちになれるような資産運用でないことは理解して下さい。


老後に不安なく生活を送りたいのであれば、今のうちから

■eMAXIS Slim全世界株式
■eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

資産運用を始めることをおすすめします。

お金は寝かせて増やしなさい

将来受給できる年金額が少ないと感じているのであれば投資信託のインデックス投資を検討してみては!
本のタイトル通りですが、「お金は寝かせて増やす」素晴らしい言葉です。
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記事:はっぴー@happyoldage
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記事の内容に関しては、うそを記述しているつもりはありませんがこれはなどの話があれば、コメントをください。
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管理者:はっぴー@happyoldage0

老後をどう楽しく過ごせるのか?を考えていた時にFPの資格を目指し、現在は、2級FP技能士を取得しています。

取得した資格を生かせないかと考え始めたのが当ブログになります。記事を書くほど、このまま老後を迎えて問題ないのかと心配してしまいます。老後の資産運用は、若いうちからコツコツと複利効果で資産運用をしていくことがお勧めです。老後はまだ先と考えず、準備を始めませんか?

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