ご存知の方も多いと思いますが、年金受給額はこの2年間支給額が減額されています。
2022年度の年金受給額
■老齢基礎年金: 64,816円
(-259円)
■老齢厚生年金:219,593円
(-903円)
※減額分(月額)
特に2022年度は、物価が上昇している中での減額であり生活に困っている高齢者も多いのかもしれません。
しかし、この受給する年金額は年々減少しているにもかかわらず、国民年金の支給額5万円を維持するために、会社員が加入する厚生年金から国民年金の不足分を補うと言うふざけた年金制度改正法案の議論が始まるようです。
国民年金の不足分を補った分は、もちろん厚生年金の財源が減少するので会社員が将来受給する年金額が減額されることになります。
要するに、国民年金のみ加入している方はメリットが高く、会社員だけが馬鹿を見ることになります。
会社員からしてみれば、税金と言う名の社会保険料を納めることが非常に馬鹿らしくなります。
そのようなおかしな制度をこれから議論が始まるようです。
要するに、年金制度は、もらったもの勝ちと言う制度になります。
そんな馬鹿げた議論をする前にどうしたら少子高齢化を防止することで財源を増やし将来受給できる年金額をどうしたら増やすことができるかを考えてもらいたいものです。
昔からなのかもしれませんが、今の日本では、やるべきことは何もせず、臭いものには蓋をして、若い方たちに負の財産を残しているようでは全く意味がありません。
今の政府では何もしてくれないと指を咥えていてもしょうがないので、今後、会社員の年金額がされて行く中で我々が今後どのような対応が必要なのかを見ていきます。
詳細は、以下に記載します。
以降は目次です。
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目 次
前回の記事
会社員の年金が減額される
元々あった話ではありますが、国民年金の財源不足を補う為に会社員が加入する厚生年金から不足分を補うと言うふざけた年金制度改正の議論が始まるようです。
また、政府は、厚生年金に加入しろと専業主婦をターゲットにし130万円→106万円に年収の壁であるハードルを下げています。
政府としては、税金と言う名の社会保険の財源を取れそうなところから採取(年々、加入者が増加する厚生年金)方針だとは思いますが、国民年金の財源がないのであれば、国民年金を増額させろと言いたくなります。
もともと厚生年金は、2015年に公務員の共済年金制度の財源が破綻寸前であったため、年金の財源が豊富にある厚生年金と一元化されています。
建前では、下記のように言われていますが、今まで湯水のようにばらまいていた公務員の年金には何もせずふざけた話です。
■厚生年金と共済年金の垣根をなくし安定した財源を確保。これまで厚生年金より優遇されていた共済年金の内容を厚生年金に合わせ公平性を保つとためと言われています。
その為、今度は「国民年金ですか」と言いたくなる会社員も多くいるのではないでしょうか。
下げるならば国民年金
国民年金制度は、20歳~60歳になるまでの間に月額1.65万円(40年間:792万円)を納めることになります。
この納めた年金額は、65歳から月額6.5万円を受取ることができます。
受給額が少ないと文句を言われる国民年金(老齢基礎年金)ですが、実は、納めた額を考えれば、約10年で納めた額の元が取れることになる優秀な年金制度なのです。
それなのにも、少ないと言っている高齢者を見ると「十分元は取っただろ」と言いたくなります。
さらに、日本人の平均寿命は、
■男性:82歳
■女性:86歳
を考えると、受け取れる老齢基礎年金(国民年金)だけを考えれば、随分と儲けが出る計算になります。
その割には、会社員が加入する厚生年金は、働き続ければ70歳まで厚生年金を納めることになり、尚且つ、厚生年金は賞与からもされている為、会社員の負担は非常に大きなものになります。
会社員も国民年金のことだけを考えれば、将来受給する老齢基礎年金(国民年金)が減額されれば、会社員が受給する年金も将来的に減額されることになります。
しかし、会社員が加入する厚生年金だけが国民年金の不足分を補填しなければいけないのかは疑問です。
上記でも記載した通り、国民年金の財源が不足すると言うのであれば、まずは、国民年金の加入期間を60歳までではなく65歳※まで伸ばし、尚且つ、国民年金保険料を上げるべきです。
※10/15の共同通信にて、国民年金の納付45年へ延長と言う報道がありました。2024年に政府が結論を出し2025年に改正法案を目指すそうです。
年金未納者の救済である任意加入制度(注1)がどうなるのか分かりませんが、今後どのようになるのかは見ていきたいです。
(注1)任意加入制度は、国民年金の未納がある場合、60歳~65歳になるまでの間、国民年金を納めることが可能です。
■60歳→65歳
※年金額は増えないことが前提
■保険料を増額させる
それもせずに、会社員が加入する厚生年金のみから採取しようと言う考えには納得ができません。
今の高齢者は年金をもらいすぎている
正直、今の高齢者は年金をたくさん受給しすぎており、今のままで年金制度を維持するのであれば、高齢者が受給する年金額を減額するべきです。
会社員が受給する厚生年金に関しては、2003年4月以降は、賞与からも採取され、尚且つ、算出式も変わっています。
■A:2003年3月以前の加入期間
平均標準報酬月額×(7.125/1,000)×2003年3月までの加入期間の月数
■B:2003年4月以降の加入期間
平均標準報酬額×(5.481/1,000)×2003年4月以降の加入期間の月数
■老齢厚生年金額=A+B
その為、2003年までは、賞与からは厚生年金額は採取されず、尚且つ、算出式も異なる(前:7.125、後:5.481)為、現在年金を受給している方は、これから受給する人より多く年金を受給しています。(すべての人ではありませんが)
その為、国民年金の財源が不足していると言うのであれば、今の受給している高齢者の年金受給額を減額させこれから年金を受給する人に迷惑をかけないようにしてもらいたいです。
年金が減額される為の対処
いくら高齢者の年金額を減額し国民年金の保険料を押し上げたとしても人口が減少していく日本では将来受給できる年金額は減額される未来しかありません。
年金受給額の減少を抑止するためにGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)では年金の積立て運用を行っており、将来の年金不足分を補填できるようにしています。
しかし、いくらGPIFが運用を行っている積立金から年金が補填されるとはいえ財源が無くなってしまえば補填も出来ません。
その為にも、老後は年金だけではなくある程度の貯蓄は必要です。
若いうちに老後の生活を考え節約しろと言ったとしても限度がありますので、とにかく、貯蓄(余剰金)を生み出すことを意識して下さい。
余剰金の生み出し方は、「バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか」に記載がありますが、まずは、
■収入の10分の1を貯蓄する
こと進めております。
その後は、貯蓄したお金は、遊ばせるのではなく
■お金でお金を生み出す(投資する)
運用を行うことで「お金がお金を生み出す」と言うことで資産を増やすことをおすすめします。
その為、収入の10分の1を貯蓄する習慣を体にしみこませることができれば特に苦労もせずにお金を増やすことが可能です。
手取りで300万円であれば、年間30万円の余剰金を生み出し、投資に回すことを考えて下さい。
また、米国の大富豪でもあるウォーレンバフェット氏も若いうちからの貯蓄を進めております。
■投資の神様:ウォーレンバフェット氏
早いうちから貯蓄することを学ばないのは、大きな間違いだ。
なぜなら、貯蓄は習慣だからだ。
ゆっくりお金持ちになるのはたやすいが、手っ取り早くお金持ちになるのは極めて難しい。
若いうちから投資を習慣づけることが重要であり、金持ちになりたければ、時間をかけお金持ちになることを進めております。
一括千金のように急にお金を手に入れた場合、お金の使い方もわからず、浪費をしてしまい、最後には路頭に迷う生活を送ることになります。
その為、ゆっくりとお金を得ることで、お金と生活習慣のあり方をみにつけることも重要なのかもしれません。
投資で金からお金を生み出す
正直、今の米国株が下落している中で「投資を行うの?」と言う意見もあるかもしれません。
しかし、投資は未来の為の貯蓄です。
要するにお金を引き出すときに株価が上向いていればいいだけであり、運用を行っているときに景気が悪く株安の状態でも問題ありません。
景気が悪ければ、株安の状態の為、安値(底値)で投資が行なえると考えれば何も問題はありません。
投資を行っているときに資産がどんどんと減少している姿を見るのは耐えられないかもしれません。
しかし、お金が必要となった時に株価が上昇していれば問題ありませんので、現状の株価の状況など考えずに投資を行えばいいのではないでしょうか。
正直、いくらくよくよと考えても、今後どうなるのかなど誰にもわかりません。
投資を始めるかどうか迷っているのであれば、金融庁のお墨付きの商品で運用が行なえる「つみたてNISA」を使用し投資を始めてみてはどうでしょうか。
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米国株が下落傾向にある為、途上国の株価も下落傾向になります。
我々が生活する先進国では、資本主義経済で世の中が成り立っています。
各企業は「新しいもの」や「サービス」を生み出すことで売り上げを伸ばそうとしている為、経済の基本的に右肩上がりに成長をしていきます。
皆さんの勤めている企業も売り上げを伸ばそうと躍起になっているはずです。
その為、一時の経済の低迷で株価が下落しても永遠に下落をし続けるわけでもなく、いつかは右肩上がりに上昇していきます。
そのことを考えれば、いまの、株安は投資を始める絶好のチャンスかもしれませんので、迷っているくらいならばとっとと始めるべきです。
「もう少し待てば底値になるかも」など考えていても誰にも底値など分かりません。
YouTubeでも市場の予想をしている方がたくさんいます。
しかし、その予想がすべて当たっているわけではありません。
色々な方の過去の動画を見てみて下さい。
「ぜんぜん、当たってない」と思われる動画はたくさんあると思われます。
その為、長期の市場の動向など誰にもわかりません。
しかし、我々が将来受給できる年金は減額されることが分かっているのであれば、今のうちに、減額されるだろうお金を今のうちから投資で増やすことを考えても良いのではないでしょうか。
お金はあっても問題はありません。
将来何があるか分かりませんので、老後の生活だけを考えるのではなく、未来の自分の為に投資を始めるのはとても良いことと考えています。
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