芸人の方が投資トラブルに遭い芸能事務所を退社すると言うニュースがありました。
どのような投資トラブルなのか詳細は不明ですが、総額7億円の被害があったのではないかと言われています。
どうしてこのような投資トラブルに会うのかと言うところはありますが、大体の投資詐欺の謳い文句は、
■元本が保証される
■信じられない高配当が得られる
■知人を紹介すると報酬を得られる
と言うのが常套手段ではないでしょうか。
この低金利の時代に少しでもお金を増やしたいと言う人の欲望を焚きつけてお金を搾取すると言う最低な詐欺になります。
この投資詐欺ですが、代表的な詐欺は、ポンジスキームと言う詐欺になります。
この投資詐欺は、高配当の投資を謳い、実際に出資者から募ったお金は投資に回さずに、配当金を配りあたかも運用で配当が出たように装う(自電車操業)詐欺になります。
被害にあった方の報道を見てみると、「なぜ、こんな話に騙されたの?」と思ってしまいますが、そこは、人間の心理を良くついた投資詐欺となります。
その為、私は大丈夫などと高を括るのではなく、どのようにすれば、投資詐欺に遭わないでいられるかを考えたいものです。
それでは、以降に、投資詐欺(ポンジスキーム)に会わない為に気を付ける点や投資の手口について見ていきます。
詳細は、以下に記載します。
以降は目次です。
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目 次
前回の記事
ポンジスキームとは?
それでは、投資詐欺の一つでもあるポンジスキームとはどのような詐欺なのかを見ていきます。
■ポンジスキームとは
ポンジは、約100年前に投資詐欺を行ったアメリカのチャールズ・ポンジが由来となり、スキームは、「体系的な計画」と言う単語のスキームが付いたものになります。
その為、このポンジスキームは昔からある古典的な詐欺となり、
■元本保証
■高配当・高利回り
を謳い出資者からお金を巻き上げる投資詐欺の一種になります。
この投資詐欺の内容は、とにかく
■出資者から現金を巻き上げ
■一切運用をせず
■巻き上げた現金から配当金を支払う
ことを行い、ある程度、現金を巻き上げると姿をくらますと言う詐欺の手法となります。
出資者の人が良ければ、知人にもこの詐欺商品を紹介してしまい、被害が拡大し気が付いたときには、多額の金額と知人の信用を同時に失うことになります。
投資詐欺の手口
このポンジスキームの詐欺の例になりますが、
①詐欺師は、月に5%利回りが出る商品があると出資者を募る
②出資者は胡散臭いがこの商品で10万円の運用をお願いすると、次の1ヵ月後に5,000円を手に入れることが出来る
③気を良くした出資者は、さらに、出資額を+100万円追加し、次の1ヵ月後に55,000円を手に入れる
④さらに気を良くした出資者は知人を紹介し、さらに、掛金を増やす
⑤詐欺師が現金を持ち逃げする
を行う詐欺になります。
そもそも、月に5%の利回りが出る商品を普通に考えれば、年で考えれば、利回り60%の商品です。
よく考えれば、そのように怪しい商品はありませんし、投資の神様と言われるウォーレンバフェット氏でも年利20%の運用益です。
世の中では、投資の利回りにて10%でも出ていれば超優良商品となります。
それにもかかわらず、どのような商品かもわからないもので利回り60%など有るわけがありません。
とくに、低リスク、高リターンの商品などはない事だけは理解して下さい。
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失敗学のすすめ (講談社文庫)
失敗を恐れ、失敗を恥じ、失敗を隠すのではなく失敗からどのように学び成長をするかを考える本です。「失敗は成功の母」と言われ日本人の失敗に対する考えを大きく変えたと言われています。
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ポンジスキームに逢わないためには
このポンジスキームに逢わないためには、まず、理解してほしいことは
■低リスクで高リターン
の商品は、まず無いと言うことです。
また、高配当を謳い、元本保証の商品などは、まずありません。
上記にも記載しましたが、米国のウォーレンバフェット氏でも年間20%の利益となります。
これ以上の利益をそうやすやすと出せるわけがありません。
また、このような投資が「なぜ、自分のところに来たのか」などを今一度考えるべきです。
その投資を持ち掛けている人には、自分がその商品で儲かっても何おいいことはないはずです。
そのことをよくよく考え、この投資は問題ないのかを考えて下さい。
投資を始める場合は、この投資はどのような投資なのかを理解して始めるべきです。
以下は、ウォーレンバフェット氏の名言になります。
Risk comes from not knowing what you're doing
リスクは自分が何をしているのかわからないことから生じます
この低金利の時代にお金を増やすために投資で運用を行うと言うのであれば、その投資先は
■どのような運用で利益を出しているのか
■リスクはないのか
を考え投資を行うべきです。
特に、投資を行う上で、人を紹介したら紹介料を払うなどの謳い文句も注意が必要です。
紹介した人が損失を出した場合、その人との仲も悪くなる可能性があります。
その為、投資で痛い思いをするのであれば自分だけと言う考えを持つべきなのかもしれません。
本当に投資で儲けたいと思っているのであれば、あまりリターンはないかもしれませんが、つみたてNISAで地道にお金を貯蓄したほうが良いと私は考えます。
松井証券で取り扱う投資信託は、ノーロード(購入時手数料無料)と低コストを意識した商品でラインナップされています。投資信託を始めたいと言うのであれば、松井証券で口座開設を行ってみてはどうでしょうか?
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皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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