専業主婦:老後資金はどれくらいが必要?|老後に向けたリスクと対策は?【年金】 - Happy old age(幸せな老後)
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専業主婦:老後資金はどれくらいが必要?|老後に向けたリスクと対策は?【年金】

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記事を読んでいただきありがとうございます。はっぴー@happyoldage0です。

専業主婦が65歳からどれくらいの年金を受給できるのかを見ていきます。

実際に、専業主婦の方が厚生年金にどれくらい加入していたかで受給できる年金が変わってきてしまいます。

その為、今回のデータは1度も会社勤めをせずに厚生年金に加入していない方の年金額で記載しています。

それでは、国民年金の未納が無い場合は、どれくらい受給できるのかと言うと以下の金額を受給できます。


■令和4年での国民年金を満額で納めた方の受給額
64,816円


また、厚生労働省が公表している「令和2年度の厚生年金保険・国民年金事業の概況」から受給額を引用すると女性の国民年金受給額は下記の通りとなります。


■令和2年:国民年金平均受給額
女性:54,112円


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上記データを確認すると意外と国民年金を満額で納めている方が少ないことが分かります。

特に、専業主婦の場合は、受給できる年金は国民年金のみであり、受給金額が少ない為、65歳から受給できる年金額は満額を受給したいものです。


私は、厚生年金に加入していたと言う方は、

■誕生月に送付される「年金定期便」
■「ねんきんネット」にアクセスし確認

にて、受給できる厚生年金額が確認できますので今一度どれくらい受給できるのかは確認してみてはどうでしょうか。


専業主婦に関して言えば、20代の独身女性には、人気(41.7%)がありますが、女性全体的に見ると専業主婦になりたいと言う方は、29.8%と年々少ない割合となっています。



今の時代は、昭和とは違い、専業主婦と言う生活スタイルが維持できないのも事実ですが、パートで生活を維持する専業主婦も多くいると言うのも事実です。


■専業主婦(無職)と共働き夫婦の推移
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■専業主婦(無職・パート主婦)と共働き夫婦の推移
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上記までに専業主婦が受給できる年金額を記載してきましたが、何も対策していなければ受給できる年金額は非常に少ないことが分かります。


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是非、老後の資産運用の役に立ててみてはどうでしょうか。


それでは、今後老後に向けた専業主婦のリスク対策はどのようなものがあるのかを以下に見ていきます。

詳細は、以下に記載します。
以降は目次です。

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 目 次 


前回の記事

専業主婦はリスクがいっぱい


専業主婦は、まず、旦那さんの収入により生活が成り立っている方が多くいると考えられます。

その為、旦那さんともしものことがあった場合のリスクを考えていく必要があることは考えて下さい。


■専業主婦のリスク
老後の年金受給額が少ない
旦那さんが働けなくなった場合のリスク
専業主婦の方がいざ働こうと思っても働けないリスク
旦那さんにもしものことがあった場合のリスク
熟年離婚を考えた場合のリスク


その為、専業主婦と言う道を選んだのであれば上記で上げたリスクは考えられるため、リスク対策は必要です。



老後の年金受給額が少ないリスク


専業主婦が65歳から受給できる年金額は、厚生年金に加入した期間が無ければ、老齢基礎年金のみであり、満額受給できたとしても

■64,816円

となります。

令和2年での女性が受給できる老齢基礎年金の平均受給額は、54,112円となっていますので、自分が受給できる年金額が満額受給できるのかは確認して下さい。


国民年金の未納があった方や学生納付特例制度を利用していて、その後、国民年金保険料を納めていない方は、老齢基礎年金を満額受給できません

その為、60歳~65歳になるまでの期間の間に、任意加入制度を利用し、国民年金の未納期間をなくすことに務めて下さい。


また、国民年金を満額受給できたとしても受給できる年金額は、非常に少ないので、老後の為だけとは言いませんが、

■つみたてNISA

で資産運用を心がけることもお勧めします。

専業主婦に対しては、iDeCo(イデコ)はあまりお勧めしませんが、つみたてNISAでも余剰金が余るようであればiDeCoと言う選択肢もありますので検討してみて下さい。


バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか

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専業主婦にiDeCoをお勧めしない理由は、過去に記事を記載していますので確認してみて下さい。






夫婦での収入(老後)がいくらなのかを理解する


しかし、専業主婦の場合は、65歳からの生活は、奥さんの年金だけで生活をするわけでもありません。

専業主婦の世帯は、夫婦で年金を受給し生活を行います。

その為、旦那さんが受給できる年金受給額は一体どれくらいなのかは


■旦那さんの誕生月に来る年金定期便
■ねんきんネット(旦那さん分)


で確認することをおすすめします。


夫婦で老後に受給できる年金額は確認し、夫婦で受給できる年金額が少ないのであれば、年金を受給する65歳までには、夫婦で老後のお金の話は、必ずしておくべきことと考えます。


■65歳までに夫婦で明確にしておくべき事柄
退職金は出るのか?
退職金はどれくらい受給できるのか?
企業年金などは受給できるのか?
年金以外の収入はあるのか?


正直、老後の生活を行うにあたり、「お金に困らない生活をしたい」と言うのであれば、最低限、上記の内容は夫婦間で認識を合わせるべきです。



旦那さんが働けなくなった場合のリスク


これは、年金生活を送る上でのリスクではありませんが、夫婦で生活をする中で、旦那さんがケガや病気で働けなくなるリスクがあります。

そうなった場合、奥さんが専業主婦で無職であった場合は、夫婦での収入が無くなります

また、奥さんが年収130万円以内で働いていたとしても、夫婦での収入は非常に少なくなります。

しかし、そうなった場合でもあまり心配する必要はありません。


我々がいやいや納めている社会保険や雇用保険には、下記を補償してくれますのであまり悲観的になる必要はありません。


■リストラなどで失業した場合
雇用保険
■ケガや病気の場合
雇用保険、傷病手当、労災、障害厚生年金や障害基礎年金など


しかし、上記の補償がある為、ある程度の期間(失業保険や傷病手当など)は、全盛期の収入の6~7割は保証されます。

上記で生活が賄えない場合は、個人の保険に加入するなどを検討は必要です。

特に、子供が小さいなどの場合を除き、そこまで、物凄い保険に加入する必要はありません

この低金利の時代では、貯蓄型の保険には加入する必要はありません



いざ働こうとしても正社員は難しい


これは何とも言えませんが、専業主婦がいざ働こうとした場合、正社員で働くことは非常に難しいです。

その為、単純労働であるパートの低賃金の作業にしかつけない可能性が高いです。


今の世の中では、専業主婦でも分け隔てなく勤められる企業も多くなってきているのも事実ではありますが、そこまで、世の中は甘くはないです。

ある程度の職に就こうと考えているのであれば、自分への投資は怠ってはいけなく、資格を取るなどの自分磨きは大切です。


専業主婦の方でも、急に正社員になるのは難しいですが、YouTubeやブログなどで収益を得ることも可能です。

最初は、収益化を目指すことは非常に厳しいのですがある程度行えれば、自分のお小遣い程度には稼ぐことは可能です。


何時、旦那さんに何かが起きてもいいように、手に職を付ける活動をしたり、資格取得の自分への投資は行っていく必要があると考えます。

子育てをしながらそのようなことは「大変」と言うことは理解しますが、自分自身を磨きかけるのは自分でしかできませんので、自分への投資は忘れないようにしてください。


自分への投資は、決して、資格取得を目的にしているわけではありません。

本を読むことで自分自身への理解を務めることも重要です。

人は、探求心を忘れてしまうと、何事にも成長はしませんので、どうしたら、自分への投資が行なえるのかは考えて生活を送るべきではないかと考えます。



旦那さんにもしものことがあった場合のリスク


これは、旦那さんが亡くなってしまった場合のリスクになります。

厚生年金に加入していた旦那さんの場合は、遺族厚生年金や18歳以下の子供がいる場合は、老齢基礎年金を受給できます。

その為、旦那さんが亡くなったからと言って、すぐに収入が無くなってしまうわけではありませんが、全盛期の収入が得られるわけでもありません。

遺族厚生年金や遺族基礎年金では生活がままならないのであれば個人の生命保険の加入は必要です。

特に、子供がいる場合は、非常に大変な生活が強いられると考えられます。

夢をかなえるゾウ4 ガネーシャと死神

家族を愛する会社員。彼は夢は「このままの日常がずっと続くこと」。しかし彼は余命3か月を宣告されてしまう。残り3か月で家族のために一体何ができるのか。


遺族年金に関しては、過去に色々と記事を記載していますので是非興味がある方は確認してみて下さい。

とにかく遺族年金の男女差別専業主婦への優遇が目には着きますが、今後、このまま制度が続くのかは疑問です。

その為、年金制度がどのように変わっていくのかはよくよく確認をするべきではないでしょうか。






熟年離婚した場合のリスク


まず、離婚をした場合の受給できる年金は、どうなるのかと言うと「年金分割制度」と言う制度があります。

単純に制度の文言を見ると旦那さんが受給する年金が分割されるように見受けられますが、旦那さんが受給対象となる全ての年金額が分割されるわけではありません

分割される対象の年金は、旦那さんの厚生年金部分が対象となる為、いざ、年金が分割となった時は、意外と少ないと感じてしまうのかもしれません。

要するに、旦那さんの年金額が20万円の時(老齢基礎年金:6.5万円、老齢厚生年金:13.5万円)の場合、分割対象は、13.5万円の厚生年金が対象となります。

また、厚生年金部分が素直に分割されるのかと言うとそうではなく、分割の対象となる期間は、結婚生活をしていた期間が対象となります。

その為、思っていた金額よりかは少ないと感じる方は多いのではないでしょうか。


■受給額はどれくらい
自分が受給する年金額+分割分


さらに、国民年金を未納している方は、老齢基礎年金額が少なくなるのでさらに受給できる年金額は少なくなります

年金分割や子供の養育費に関しては、過去に記事を記載していますので興味がある方は確認してみてはどうでしょうか。






老後資金に対する対策は?


老後の年金生活を考えた場合、年金だけでは、2,000万円が不足すると言う話は聞いたと思います。

しかし、実際に老後に贅沢をしなければ年金だけで生活することは可能です。



要するに、

■都心に住まない
■車は乗らない
■極力外食はしない
■旅行もいかない

と言う贅沢をしなければ、年金だけで生活をすることは可能です。

今の生活スタイルを崩したくない老後は好きなことをして過ごすなどを考えているのであれば、とてもではないですが、年金だけで生活をすることは不可能です。


そもそも年金受給額は、現役時代に稼いだ額の半分を賄ってくれます。

その為、現役時代の生活スタイルを変えないと言う考えであれば、老後に年金だけでは生活はできません。

老後にどのような生活を送りたいのかで対策は変わるということは理解して下さい。



どれくらいの老後資金が必要


上記でも記載しましたがどのような生活スタイルを行うかで貯蓄する資金も変わってきます。

どのような生活スタイルか分かりませんが、「老後は心配だ」と言うのであれば、まずは、どのように貯蓄をしていくべきかを考えて下さい。

あまり難しく考えず、まずは、目標を100万円とし貯蓄を始め、100万円の貯蓄が出来たら、次の目標は500万円を目指してください。


上記の目標を徐々にクリアすることが出来れば、貯蓄を行うと言うことが見につくと考えらえます。

貯蓄100万円までは、生活スタイルを変えることで貯蓄は可能です。

しかし、それ以上の資産を貯蓄しようとした場合は、ある程度の資産運用を行う必要があります。

投資と言うと毛嫌いする方は多くいるかもしれません。

短期では、損失を出してしまうことがありますが、投資信託で長期に資産運用を行うことで複利の効果で資産が雪だるま式に増えることになります。


投資を行うのであれば、手数料の少ないインデックスファンドで、且つ、分配金を支払わない商品を選ぶことを心がけて下さい。

代表的なインデックスファンドとしては、

■eMAXIS Slim全世界株式オール・カントリー
■eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
■SBI・V・S&P500インデックスファンド

を選ぶことがおすすめです。

とにかく、インデックスファンドで投資を行うのであれば、購入手数料、売却手数料が掛からず、信託報酬が安い商品を選んでください。

■人気ランキングで1位だった
■銀行の行員さんに勧められた
■毎月配当金がもらえる

などの商品はお勧めできません。

とにかく、手数料は安く済ませて下さい。

手数料が高かったとしても購入者にはメリットはありません

メリットがあるのは、販売者側だけです。


松井証券で取り扱う投資信託は、ノーロード(購入時手数料無料)と低コストを意識した商品でラインナップされています。投資信託を始めたいと言うのであれば、松井証券で口座開設を行ってみてはどうでしょうか?



また、専業主婦の場合は、年金を増やそうと思ってもあまり方法はありません

とにかく、未納期間をなくし老齢基礎年金を満額受給できるようにしてください。

さらに、奥さんの年金を繰下げることで受給できる年金額を増やし、年金を受給できない期間は、つみたてNISAなどで貯蓄した資産を使用するなど検討して下さい。


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つみたてNISAと年金の繰下げを併用することで、将来受給できる年金は増えることになります。

要するに、年金を受給できない期間の収入をどうするかを考えることで専業主婦でも受給できる年金を増やすことが出来ます。

その為、今一度、どのような老後のスタイルを考え老後に向けての資産運用を考えてみてはどうでしょうか。

お金は寝かせて増やしなさい

将来受給できる年金額が少ないと感じているのであれば投資信託のインデックス投資を検討してみては!
本のタイトル通りですが、「お金は寝かせて増やす」素晴らしい言葉です。


皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。






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記事:はっぴー@happyoldage
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記事の内容に関しては、うそを記述しているつもりはありませんがこれはなどの話があれば、コメントをください。
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管理者:はっぴー@happyoldage0

老後をどう楽しく過ごせるのか?を考えていた時にFPの資格を目指し、現在は、2級FP技能士を取得しています。

取得した資格を生かせないかと考え始めたのが当ブログになります。記事を書くほど、このまま老後を迎えて問題ないのかと心配してしまいます。老後の資産運用は、若いうちからコツコツと複利効果で資産運用をしていくことがお勧めです。老後はまだ先と考えず、準備を始めませんか?

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