2022年度の夏もボーナスシーズンとなってきており、既に、ボーナスを受取った方も多くいるのかもしれません。
夏休み中にどこに旅行に行くかなど楽しみはたくさんあると思われますが、2022年6月に日本経団連団体連合が大手企業105社のボーナスの平均妥結額は
■929,259円
であることを公表しています。
2021年度の816,500円と比較すると2022年度では、約14%増となっていることになります。
2022年度の929,259円のボーナス額を考えると、2018年以来の4年ぶりの増額となっており、多くの企業でプラスとなっています。
しかし、この金額は、従業員が500人以上の企業の平均の為、多くの方は、
■そんなにもらってない!
と感じる方も多くいるのも事実です。
今までのコロナ禍で先行きが不透明であった状況から考えれば、ボーナスの支給額も増えたのではないでしょうか。
そんなボーナスではありますが、皆さんの使い道の第一位は、
■貯金・預金
だそうです。
コロナで自粛も大分軽減された状態にも関わらず、貯金・預金を行うと言う方が多いのも事実の様です。
しかし、この物価高騰している状況でボーナスの使い道が金利の低い「貯金・預金」と言うことを考えると、どれほど日本人の預貯金好きなのかが分かります。
銀行の預貯金は、元本割れは起きない為、安全資産と言うことになりますが、このインフレ時に自分の資産が目減りする預貯金を選択する方が多いことに驚かされます。
それでは、なぜ、インフレ時に預貯金をするべきではないのか、また、インフレ時に弱い資産運用と強い資産運用は、何かを以下に記載していきます。
詳細は、以下に記載します。
以降は目次です。
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目 次
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インフレ時に銀行の預金はメリット無
銀行の金利が非常に高ければ銀行にお金を預けるのも良いのですが、現在の日本では超低金利となっています。
メガバンクなどの金利を見てみると、0.001%などの金利であり、とてもではないですがお金を増やすことには向いていません。
通常、物価が上昇しインフレ率が上がると金利が上昇することで銀行の普通・定期預金にお金を預けていれば、預けたお金は増えていくことになります。
しかし、上記のインフレ率と金利の考え方は、
■金利>インフレ率
であれば問題ありません。
要するに、インフレ率以上の金利でお金を運用することが出来れば、現金自体の価値は下がりません。
しかし、今の日本のように物価(インフレ率)だけが上昇し、銀行の金利が低い場合、受け取れる利息がインフレ率についていけず実際の資産は目減りすることになります。
今までの日本では、いくら銀行の金利が低くても、デフレ傾向であったため
■金利>インフレ率
となっていましたが、現状の物価高を考えると銀行での資産運用では、意味がないことが分かります。
夏のボーナス:50万円を銀行に貯金(0.01%)した場合、現在のインフレ率が2%を例に考えます。
昨年までは、商品Aは50万円で購入できましたが、物価が上昇(2%)した為、今年に商品Aを購入しようとした場合、51万円が必要となります。
昨年、銀行に預けた現金:50万円は、今年、利息の50円(税金は考えていません)と合算し、500,050円しかない為、商品Aを購入することはできません。
その為、インフレ時は、インフレ率を超える運用利回りを得ることが出来なければ、資産がどんどんと目減りすることになります。
銀行の預金は、元本割れを起こさない為、安全資産と考えられがちですが、インフレ時は、安い金利で銀行にお金を預けていても、資産は価値は目減りするだけです。
その為、ボーナスをすぐに使わずに資産運用に回したいと考えているのであれば、多少のリスクはありますが、インフレに強い資産運用を心がける必要があります。
インフレ時に弱い資産運用
続いて銀行の預貯金と同様にインフレに弱い資産になりますが、
などが考えられます。
インフレに弱い理由は、主にインフレで円の資産が下がっても受け取れる金額が同じなため、結局は、資産が目減りしてしまうことになります。
保険もだめなの?と思われがちですが、貯蓄型保険でも正直、運用利回りは大したことがありません。
これは、私の意見ですが、保険は保険、貯蓄は貯蓄と考え、むやみに運用利回りの低い貯蓄型保険などに加入する必要はありません。
貯蓄型保険など銀行の利回りよりかは良いのかもしれませんが、インフレとなった場合、とてもインフレに太刀打ちできません。
いざと言う時の為の保険であれば、掛け捨ての保険に加入し、貯蓄型など無意味な商品を購入しないことをおすすめします。
インフレに強い資産運用
インフレに強い商品になりますが、株式や投資信託などがあげられます。
現状、米ドルの金利が上昇している状況を考えると、米ドルでの預金も良いとは考えます。
しかし、米ドルでの預金を考えた場合、
■為替手数料
を考慮する必要があります。
大手のメガバンクでは、信じられないくらいの為替手数料が取られます(1ドル50銭など)。
その為、実際に、為替預金を行うのであれば、ネット銀行を利用し、為替手数料が安いネット銀行を選ぶことをおすすめします。
しかし、為替手数料の安いネット銀行を選んだとしても、以降に記載する株式や投資信託の方がリターンは高い為、外貨預金を行うくらいであれば、株式や投資信託での運用を行うべきと考えます。
株式や投資信託での運用を考えた場合、株式での運用は、リスクは高く初心者にはあまり向いていません。
この会社の株主優待が欲しいなどの考えがあれば、株式投資でも良いとは考えますが、あまり、考えがないのであれば、私としては、投資信託での運用を行うべきと考えます。
特にインデックスファンドは、各種指数などに連動した商品であり手数料が安いことが特徴です。
これは私の私見になりますが、投資信託で運用を行うのであれば、手数料(購入手数料、売却手数料、信託報酬)は安ければ安いほど良いです。
投資信託の世界では、手数料をたくさん払ったからと言って購入者には何もメリットもありません。
また、投資信託は、長期運用を行うことでプロ並みの運用成績を収めることが出来ますが、投資信託の運用では、リターンもある程度は限られており、投資信託だけで
■大金持ちになる
と言う考えはやめたほうが良いです。
よほどの現金で資産運用を行うのであればよいですが、利回り4%の投資信託を1,000万円分購入しても
■年間40万円
の利益となります。
この利益がコンスタントに発生するわけでもなく4%の利益が出る時もあれば、運用益がマイナスの時もあることを忘れてはいけません。
複利効果で長期運用を行うことが出来れば、ある程度の資産は確保することはできます。
その為、老後の年金不足分を補う為の資産運用には非常に適していると考えます。
余剰金がある時の資産運用
ボーナスの使い道がいまだに決まっていないと言う方で、銀行の普通預金や定期預金などに寝かしているのであれば、株式や投資信託での運用をお勧めします。
株式では、リスクが高いと考えるのであれば、初心者にもやさしく、少額から始められる
■投資信託
がおすすめです。
特に、投資信託では、商品さえ間違えなければ、長期運用を行うことで確実に資産を増やすことが出来ます。
投資信託で資産運用を始めると、はじめのうちは、元本割れを起こす可能性がありますが、元本割れにも負けずに、資産運用をドルコスト平均法で黙々と行ってください。
気が付けば、10年も続けていくと資産が複利効果で雪だるま式に増えていくことが分かります。
現状は、米国株の勢いが弱いのも事実ですが
などで運用を行うことをおすすめします。
松井証券で取り扱う投資信託は、ノーロード(購入時手数料無料)と低コストを意識した商品でラインナップされています。投資信託を始めたいと言うのであれば、松井証券で口座開設を行ってみてはどうでしょうか?
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とにかく、今は、給与が横ばいにもかかわらず、物価が高騰している状況です。
その為、投資は難しいそうだからなどと考えず、銀行に預けるだけの余剰金があるのであれば、投資で資産運用を行うことをおすすめします。
しかし、投資信託だけの資産運用では、楽しみが無いのも事実です。
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お金は寝かせて増やしなさい
将来受給できる年金額が少ないと感じているのであれば投資信託のインデックス投資を検討してみては!
本のタイトル通りですが、「お金は寝かせて増やす」素晴らしい言葉です。
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株主優待のある株を購入することで、年に1回や半期に1回、株主優待の恩恵を受けることも可能です。
また、高配当銘柄を購入し運用することで、配当金を受領し贅沢をすることも可能です。
私としては、配当金ももらえ株主優待がもらえる「KDDI」「ゆうちょ銀行」「オリックス※」「JT※」がおすすめです。
※オリックスは、2024年、JTは2022年に株主優待が廃止されます
今を楽しみたいのか、未来に投資を行いたいのかなど色々な考えがあると思われますので自分にはどのような投資が合うのかなども考えながら実施してみてはどうでしょうか。
さらに、自分の勤めている会社に持株会などがあるのであれば、持株会に加入するのも良いと考えます。
会社の景気が悪くなると給与も下がり、株価も下落してしまいますが、自分の勤め先に自信があるのであれば自分でも株主配当を貰ってみるのも良いと考えます。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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