投資をしないと損をするのかと言えば、必ず、損をするとも言えませんし、儲かるとも言えません。
投資は、長期に運用を行うことで運用資産がプラスになると言うデータもあり、長期で運用を行っていれば複利効果で運用益が雪だるま式に増えるとも言われています。
しかし、これは、どのような商品にどれくらい投資を行うかで利益も変わってきます。
その為、必ず、投資を行ったからと言って儲かるものではありません。
また、つみたてNISAで運用をしているからと言って必ずもうかるものではありません。
証券会社で、つみたてNISAの説明を読むと長期運用を行うことで資産がプラスになるような記載を見ますが、必ず資産がプラスにはなりません。
また、世の中では、つみたてNISAを行うことで早期リタイアであるFIRE(Financial Independence, Retire Early)を考える人もいるようです。
しかし、つみたてNISAのような少額の運用では、とてもFIREできるほどの資産を手に入れることはできません。
それでは、つみたてNISAで資産運用は無駄なのかと言えばそうでもありません。
これは私の所見ですがNISAの口座は、我々が口座を作成することが出来、減税や運用益が非課税になるメリットがあります。
その為、NISAの口座を作成し運用をしないことはその権利を行使していないことになるので非常にもったいないと考えます。
その為、投資をしないと損をするのかと言えば、そうではなく、つみたてNISAの制度を使用しないと折角のメリット※が使えなくなりもったいないことになります。
※運用益が非課税(通常では、20.315%の税金がかかります)
それでは、以降に岸田政権の掲げる資産所得倍増プランの波に乗り投資を始めるべきかに関して記載します。
詳細は以下の通りです。
以降は目次です。
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目 次
前回の記事
資産所得倍増プランとは
2022/5/5のロンドンにて、岸田首相がインベスト イン キシダ(岸田に投資を)と述べ新しい資本主義に関して講演をしましたが、5/6の東京市場は下落から始まる冷ややかな反応でした。
上記の発言でフォーカスが最も当たっているのが、「資産所得倍増プラン」ではないでしょうか。
資産所得倍増プランを簡単に説明すれば、家計の金融資産の比率を見直すと言う考えで、膨れ上がる預貯金を投資へ回すことで資産を倍増すると言うプランです。
要するに銀行のふざけた金利ではとても資産は倍増できませんが、投資に回せば資産が倍増すると言う浅はかな考えです。
確かに銀行のふざけた金利では、生きているうちに資産が倍増すること絶対にありませんが、仮に投資で5%の利回りで運用が行得た場合は、約15年で資産を倍にすることが出来ます。
その為、個人の資産を預金から投資へ促すことが出来れば、企業も個人もWin-Winの関係になることになります。
しかし、これは、あくまでも個人の預貯金が投資(日本)されることが前提条件ではありますが、日本市場にそこまで資産が流れるかは疑問です。
そもそもの話、資産所得倍増プランを掲げた岸田首相が株資産を保持してないので、本当に資産所得倍増プランを行う気があるのかは疑問です。
本気で、資産所得倍増プランを考えているのであれば、自分自身の資産も投資へ回してもらいたいものです。
投資は金持ちや高齢者に恩恵がある
投資をしている日本人は非常に少なく、割合的には、高齢者が多いと言われています。
その為、資産所得倍増プランのことを主要メディアでは、
■ 現役世代は投資を回す余裕がなく株式投資への優遇策は金持ちに恩恵が集中する
■ 貯蓄から投資に回す余裕のない世帯は恩恵が受けられず格差が生まれる
と言われているよう
確かに日本の平均年収を考えると2020年度では436万円となっておりここから税金が引かれることを考えると確かに投資へ回す余剰金は少ないのかもしれません。
しかし、年収が少ないからと言って投資が行なえないのかと言うとそうでもありません。
2021年の単身世帯のデータを見てみると
年収 |
株式 |
投資信託 |
300万円未満 |
100万円 |
80万円 |
300~500万円未満 |
310万円 |
121万円 |
実際年収が少なくても投資をしている人はしており、必ずしも金持ちだけが投資を行っている物ではありません。
それでは、今回の政策で見直しが行われるNISAの制度は、本当に金持ちに対する優遇なのかを考えていきます。
NISAは金持ち優遇ではない
まず、言いたいことは、NISAは、少額投資非課税制度です。
その為、お金持ちの制度ではありません。
あくまでも少額の投資になります。
つみたてNISAの年間最大40万円で、非課税期間20年となる為、800万円が非課税で運用できることになります。
また、一般NISAは、年間最大120万円となり、非課税期間が5年間の為、600万円が非課税で運用することになります。
この金額を、どう思うかはありますが、NISAの上限を増やすことが金持ち優遇と煽り立てる報道にうんざりです。
NISAの運用金額で格差が生まれると言われていますが、「ほんとうかよ」と考えてしまいます。
本当のお金持ちであれば、NISAで取引などは、ほとんどんしないのではないでしょうか。
このような発言は、所詮、投資をしない人の発言です。
また、日本では、株式投資の比率は少なく、さらに投資をしている若者が少なく、高齢者が多い為、高齢者が優遇されているとも言われていますが、だから何だと言いたくなります。
投資をすれば儲かると言うのであれば、皆さんも投資をすればよいだけの話です。(投資をしてもそう簡単に儲かりませんが)
投資に回すお金がない
給与が少ないから投資に回せない。
資産所得倍増プランを行うのであれば、給与を上げろと言うのはわかります。
しかし、そのようなことを言っている人は、給与が上がっても、所詮、投資をしません。
金融リテラシーが低い為、投資はギャンブルだ、投資は難しい、お金がかかるからなどと言う理由で行いません。
これは、何度もブログの記事で記載していますが、投資は数百円から始められます。
正直、その数百円も出せないのかが疑問です。
特に、お金がないと言っている人は、自販機やコンビニで缶コーヒーなどを買い、昼食、おやつ、晩御飯、夜食などを買っていればお金も無くなります。
所詮は、年収よりも貯蓄(投資)が重要です。
年収が少ないから投資が出来ないと考えるのではなく、投資で資産運用を行うためには、どのように余剰金を作り運用を行うかを考えるべきです。
そんなことを言われてもと思うかもしれませんが、そのような方には、「バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか」と言う本を手に取ることをおすすめします。
この本は、どうすれば余剰金が出来るのか、その余剰金からお金を生み出していくのかが記載されています。
正直、「こんなにうまく行くはずない」と思われますが、まずは、余剰金をどのように作って行くのかを考えるための第一歩になると考えます。
収入が増えても投資をしない人はしない
上記にも記載しましたが、例え年収が増えたとしても投資をしない人は、投資をしません。
一番良い例が資産所得倍増プランを掲げた岸田首相ではないでしょうか。
資産所得倍増プランを掲げ国民に預貯金を投資へと投げかけておきながら自分は株の資産はないと言うのですから開いた口がふさがりません。
資産所得倍増プランをやるのであれば、とっととやってほしいのですが、まずは、岸田首相から資産所得倍増プランを行ってもらいたいものです。
株式保有していないので、金融所得課税の増税を掲げ投資家から冷ややかな目で見られてしまうのだと思われます。
本当に資産所得倍増プランを考えているのであれば、金融リテラシーを上げ、投資をすると言う人を増やす方が先決なのかもしれません。
預貯金から投資に流れたとしても、今の投資信託のベスト10を見てもS&P500、米国株、全世界株が人気で日本国内にお金が流れるのかは疑問です。
しかし、米国で最も裕福な一族であるウォルトン家のファミリーファンド(投資会社)は、日本株のETF「iシェアーズMSCIジャパンETF」を2億3930万ドル(約306億円)購入しています。
米国での利上げの為、AppleやGoogleなどのGAFAMをはじめとするグローバル株が売られ、バリュー株(割安株)への見直しが始まっています。
世界の投資家の間では、日本こそが割安なバリュー株とみられているそうです。
投資は行うべき?
投資を行うと儲かるのかは、どのような商品でどれくらいの期間でも条件が変わってきます。
運用した資産を売却しようとしたときに、市場が悪化し目も当てられないような状況になる可能性もあります。
その為、儲かるのか、損をするのかと言われるとその時の運にもよるので何とも言えません。
しかし、我々には、一般NISAやつみたてNISA、iDeCo(イデコ)などの複数の制度を利用し投資を行うことが可能です。
折角、運用益が非課税になる一般NISAやつみたてNISAの口座を作成できる権利があるのにもかかわらず、権利を行使しないのでは勿体ないです。
また、iDeCoに関して言えば、手数料が気に入りませんが、掛け金の全額が所得控除の対象となります。
その為、このような制度を使えるのにもかかわらず、権利を行使しないことは非常にもったいないです。
まず、投資を行うか迷っているのであれば、とっとと、証券会社で口座を開き運用を行うべきと私は考えます。
松井証券で取り扱う投資信託は、ノーロード(購入時手数料無料)と低コストを意識した商品でラインナップされています。投資信託を始めたいと言うのであれば、松井証券で口座開設を行ってみてはどうでしょうか?
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短期では、損失は出るかもしれませんが、長期運用を行うことで運用益は出やすくなりますので初めて見るのはどうでしょうか。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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