高齢になった場合の年金の考え方になりますが、30代~50代(下記図の青枠)では日常生活費程度もまかなうのが難しいと回答する方が約5割以上いることが分かります。
しかし、70代になると「年金でさほど不自由なく暮らせる」「ゆとりはないが、日常生活費程度はまかなえる」と言う方が世帯別でみると
■独身世帯 :67.4%
■2人以上世帯:72.3%
の方が年金のみで生活費程度はまかなえると回答(下記図の赤枠)する比率が高いことが分かります。
テレビの報道にて年金だけでは、生活がままならない、苦しいと言われている報道を見ますが実は日常の生活費程度ならばまかなえると言う方が多いことが分かります。
その為、年金だけでは老後は心配だ、老後は2,000万円が必要だと考える方が多いようですが実はそこまで心配しなくても良いのかもしれません。
それでは、老後に心配していない理由、老後を心配している理由に関して以降に見ていきます。
詳細は以下の通りです。
以降は目次です。
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目 次
前回の記事
心配していない理由
それでは、老後に心配していない理由を世帯別・年齢別でみていきます。
単身世帯
まず、老後の生活を心配していないと回答した、単身世帯での全国平均を見ると
■ 年金や保険がある(51.9%)
■ 十分な金融資産がある(36.5%)(18.6%)
■ 十分な金融資産が無いが老後に備えて着々と準備している(18.6%)
と言う順で多くなっています。
また、70歳以上で見ると年金や保険があると答えた方は、74.5%と多く老後の生活費の大半は、年金や保険で賄われている方が多いことが分かります。
十分な資産があると回答した方は、60代が52.4%と多かったが、70歳以上では35.4%と減少しています。
さらに、70歳以上では、生活の見通しが立たないほど物価が上昇するとは思えない(19.8%)と回答している方が多いようです。
50代では退職金が十分にある(24.0%)からと回答しているが、60代、70歳以上では、比率が極端に下がっており、退職金がそれほどあてにならなかったことが分かります。
二人以上の世帯
まず、老後の生活を心配していないと回答した、二人以上の世帯での全国平均を見ると
■ 年金や保険がある(72.7%)
■ 十分な金融資産が無いが老後に備えて着々と準備している(25.2%)
■ 十分な金融資産がある(24.5%)
と言う順で多くなっています。
また、70歳以上で見ると年金や保険があると答えた方は、82.6%と多く老後の生活費の大半は、年金や保険で賄われている方が多いことが分かります。
さらに、70歳以上では、生活の見通しが立たないほど物価が上昇するとは思えない(18.7%)と回答している方が多いが、20代~60代では比率が低いことが分かります。
また、40代~60代では、再就職などにより収入が得られる見込みがあると回答している方が多いが70歳以上では、5.8%と低く70歳以上で再就職を考える方は少ないようです。
20代~50代では退職金が十分にあるからと回答しているが3割強と多くいるが、60代、70歳以上では、比率が極端に下がっており、退職金がそれほどあてにならなかったことが分かります。
老後の生活を心配している理由
それでは、老後の生活が心配する理由を単身世帯、二人以上の世帯で見てみます。
全般的に老後が心配している理由を見てみると
■ 年金や保険が十分でない
■ 十分な金融資産が無い
■ 現在の生活にゆとりがなく、老後に備えて準備(貯蓄など)していないから
の比率が高いことが分かります。
また、単身世帯と二人以上の世帯では、年金や保険が十分でないの比率が単身世帯(53.2%)と二人以上の世帯(73.3%)では二人以上の世帯の方が心配している方が多いようです。
特に40代、50代の方は、現在の生活にゆとりがなく、老後に備えて準備(貯蓄など)していない比率も高く、その為、十分な金融資産もなく老後の生活費を心配している方が多いようです。
それでは、以降に老後の心配をしたくなければどうするべきかを見ていきます。
老後の心配をしたくなければ
老後の心配をしていない方と老後が心配と思われている方の共通点は、
があげられます。
まず、老後の生活を心配したくなければ、老後に受給できる年金額がいくらになるのか、年金や保険で不足する生活費はいくらになるのかを理解することが重要です。
不足する生活費がどれくらいになるのかがわかれば、貯蓄する運用金融資産をどれくらいにするのかが分かります。
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その為、やみくもに老後が心配だと考えるのではなく、老後の収入と支出を予測しライフプランを考えて行けばそれほど老後に心配する必要はありません。
本当に老後の生活を心配したくないのであれば、年金受給額や保険からの受給額を理解し、不足していると思われる金額を金融資産として保持することと考えます。
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お金は寝かせて増やしなさい
将来受給できる年金額が少ないと感じているのであれば投資信託のインデックス投資を検討してみては!
本のタイトル通りですが、「お金は寝かせて増やす」素晴らしい言葉です。
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しかし、老後に金融資産を切り崩しながら生活するのも良いのですが金融資産も有限ではありません。
その為、老後の生活費で心配をしたくないのであれば
■収入>支出
になるようにコントロールをすることで金銭面での心配は無くなります。
その為、年金生活になる前には、生活費を年金だけで賄えるようにすることが重要な為、老後の収入と支出がどうなるのかは今一度考えてみてはどうでしょうか。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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