長い間デフレで悩んでいた日本ですが、ロシアのウクライナ侵攻や米国のインフレに伴う金融上昇を契機に徐々に日本でもインフレの波がやってきています。
さらに、半導体不足やエネルギー不足に伴い物価は上昇中です。
また、米国では金利の引き上げが行なわれることにより、円安が進行し輸入品が高騰し日本での物価が上昇しています。
日本のインフレは、米国と比較してもそれほどのインフレ率ではありませんが、今までのデフレを考慮すると物価上昇で生活が厳しくなってきているのも事実です。
また、円安により円の価値が下落している為、銀行にお金を預けたとしても価値が下落するだけで全く貯蓄の意味がありません。
その為、今後のインフレを視野に入れ銀行などの安全資産で運用するよりも、インフレ率よりも利回りの良い投資が非常に有効的な資産運用となります。
それでは、今後のインフレ対策に備えた投信はどのようなものを行うべきなのかを以降に見ています。
詳細は以下の通りです。
以降は目次です。
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目 次
前回の記事
インフレとは
まず、インフレ対策に備えた投資の説明をする前にインフレについての説明を簡単にします。
● インフレとは、インフレーション(Inflation)の略となり、我々が購入している普段の生活必需品(サービスも含む)の価格(物価)が上昇することを言います。
通常、インフレには、物価が上昇することで、会社の利益も上昇し社員の給与も上昇する良いインフレがあります。
しかし、現状の日本では、デフレが長く続いていたため、物価が上昇しても商品の価格に上乗せが行なえず、企業自体の業績が悪化する減少となっています。
その為、企業の業績も悪くなるため、社員の給与も上昇せず、物価が上がるだけと言う悪循環になる悪いインフレがあります。
現在の日本では、まさしく、後者の悪いインフレとなり、生活必需品の物価が上昇するが、商品の価格に上乗せもできず給与も上がらないと言う悪循環が起きています。
上記のことから日本のインフレは、非常に悪いインフレとなり経済成長の圧迫となっていることから、現在の岸田政権の手腕が試されるときとなっています。
なぜ、インフレに対応する必要があるのか
上記に記載した通り、インフレは、物価が上昇します。
さらに悪いことに今の日本では、悪いインフレとなり経済成長の足かせとなっており日本経済には良くない現象となっています。
インフレの簡単な説明ですが、1年前までは、一万円で購入できたが、物価が2%上昇した場合、1年後には一万円+200円でないと購入できなくなります。
その為、銀行の低い預貯金にお金を預けていたとしても物価の上昇と銀行の低い金利では差が生じる為、銀行に預けていたとしてもお金自体の価値が下がり損をします。
しかし、お金の価値が下がったとしてもそれに見合う運用益を上げることが出来れば問題が無いことも事実です。
要するに、物価上昇が2%の場合、銀行の定期預金(0.01%)に預けていても損をします。
しかし、2%以上の運用益をだし投資を行う場合、物価上昇以上の利益が発生する為、インフレでの価値減少にはなりません。
その為、インフレの対策の為には、銀行の安い金利で運用を行うよりも運用効率の良い(リスクは高いが)投資を行う必要がある。
インフレで物価が上昇しているのであれば
■資産運用益 > インフレ率
の式になるような運用を心がける必要があります。
インフレに備えた投資は
単純にインフレ対策に備えた投資を考えるのであれば、金や外貨、外国株に投資することが考えられます。
しかし、既に、世の中では、全世界的なインフレであることから金の価値は上昇しています。
その為、今更、金での運用を行うことがベストなのかは疑問です。
さらに為替に難して言えば、今が、1月や2月の前半であれば、ドルなどの外貨で運用を行うことも良いですが、現状では、かなりな円安となっており今かは運用を始めることが良いのかは疑問です。
誰にも、為替の流れは分かりませんので、何とも言えませんが、現状の価格を見るとこれ以上、円高になるのかは疑問です。
その為、ギャンブルのように円安を信じて、為替に手を出すことに疑問を感じえます。
特に銀行などで為替預金を行う場合、外貨の利回りに驚かされますが、外貨手数料や為替リスクを考えるとリスクだけ高くリターンが非常に少なく感じ魅力を感じえません。
その為、銀行などで、外貨預金を行おうとしているのであれば是非、自分でシミュレーションをしてから運用を行ってください。
それでは、どのようなインフレ対策が必要なのかと言えば、これは、私の私見になりますが、正直、今の時点で、半導体やエネルギー株に投資をしてもそこまで利益が出るとは思えません。
下手をすれば、購入した瞬間に下落相場となり、資産が目減りするだけかもしれません。
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現状を考えると、長期なのか、短期なのかはありますが、金や外貨などの投資を行うことはお勧めしません。
インフレ対策よりも長期投資を心がける
それでは、どのような資産運用が良いのかを考えると、投資の世界では、短期よりも長期で複利の効果を得ることで資産を増やすことをおすすめします。
上記にも言いましたが、短期で資産運用と言うのであれば、1月や2月にドルなどの外貨を購入し4月に売却するのであれば利益も出たのかもしれません。
しかし、今の状態では、円安も落ち着いてきており、これ情の円安が進行するのかは疑問です。
その他、短期でお金を増やすと言う無理なことを考えずに、長期での運用に切り替え資産運用を行ったほうが良いのではないかと考えます。
非常に不謹慎な話をしますが、
と言う相場の格言もあります。
現状のロシアのウクライナ侵攻に関しては、米国が直接手を下しているわけでもなく、米国経済にそこまで悪影響があるとは考えられません。
しかし、米国ではインフレの抑止として金利を引き上げ、株価を下げようとしているのも事実です。
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お金は寝かせて増やしなさい
将来受給できる年金額が少ないと感じているのであれば投資信託のインデックス投資を検討してみては!
本のタイトル通りですが、「お金は寝かせて増やす」素晴らしい言葉です。
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その為、長期運用を考えた場合、為替などの運用よりも株価の下落している米国投資に手を出しや株価が安いうちに購入するする運用が良いのかもしれません。
長期運用でのほったらかし投資
これを言うとどうなのかはありますが、長期で投資を行うのであれば、一時の市場の下落などにやきもきせず運用を行うべきと考えます。
私もこの考えにたどり着くまでに随分と長い時間が掛かりました。
所詮、投資での株価などを確認していても自分ではどうしようもありません。
※ずっと見ていたからと言って、価格が上昇もしませんし下がる時は下がります。
その為、一度、長期で運用を行う時股のであれば、「ほったらかし投資」を心がけ運用を行うことをしてください。
特に長期で資産運賞を行うのであれば、信託報酬(年間手数料)の安い商品で運用を心がけて下さい。
● 購入するのであれば、下記の商品で信託報酬の安いインデックスファンドを選ぶ
①全米株式
②全世界株式
③S&P500
投資を行うのであれば、信託報酬(年間手数料)の安い投資信託で長期運用を行い、年に1度くらい株価を気にするくらいで運用をしていてください。
松井証券で取り扱う投資信託は、ノーロード(購入時手数料無料)と低コストを意識した商品でラインナップされています。投資信託を始めたいと言うのであれば、松井証券で口座開設を行ってみてはどうでしょうか?
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気が付けば、驚きの資産運用となっている可能性は高いので。
● 日本人は、手数料が高いと良い商品と考えがちですが投資の世界ではどれくらい手数料が安いかでよい商品なのかが分かります。その為、投資を行うのであれば、安い手数料を寺ぶことを考慮して下さい。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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