今回の記事は、
20代、30代の住宅購入に必要な資金は?|固定金利・変動金利どちらが得する?
に関しての記載になります。
まず、令和2年度のデータになりますが、住宅購入に必要な資金(平均額)がどれくらいなのかを見てみます。
■必要資金総額:3,303万円
自己資金:1,147万円
借入金 :2,156万円
しかし、上記の金額は、全国の住宅購入に必要な資金(全世帯での平均額)となっており、実際に住宅購入を考え始める20代、30代だけで見てみると
■20代:3,741万円
■30代:3,607万円
の資金が必要と言うデータがでております。
40代以降の詳細データに関しては、以降に記載していきますが、実際にデータを確認してみると40代以降の購入金額が減少していることが分かります。
それでは、住宅購入に関する年齢別・年収別・地域別での必要購入額や住宅を購入する予定を以降に見ていきます。
詳細は以下の通りです。
以降は目次です。
au PAYで貯めたポイントは、au PAYマーケットにて1ポイント=1円で使用できますのでau PAYポイント運用で貯めたポイントを使用してみては。
|
目 次
前回の記事
住宅取得に必要な資金額は?
それでは住宅購入に必要な資金額を見ていきます。
上位にも記載しましたが、全国の平均(必要資金総額)になりますが、
■総額:3,303万円
自己資金:1,407万円
借入金 :2,156万円
となっております。
上記の金額を見ると非常に自己資金(頭金)が高いように感じられますが、全年代での平均値なので高くなっています。
それでは、住宅購入時の必要資金総額を見ていきます。
まず、20代と30代では、必要資金総額の差額は、ほとんどありませんが、30代から40代以降での必要資金総額の差は、約400万円あることが分かります。
また、自己資金だけを見ると、20代が490万円と最も少なく、30代が約700万円代、40代が約900代と徐々に自己資金が増えていくことが分かります。
また、50代を過ぎると自己資金が1千万円代となり、借入金の金額も徐々に少なくなっていくことが分かります。
借入金に関しては、返済期間を考えると若い方は期間が長く、歳を取るごとに働ける期間が少なくなるので、借入金も少なくなるのも当たり前なのかもしれません。
住宅を購入しようとする20代、30代の必要資金を見ると
■20代:3,741万円
自己資金:409万円
借入金 :3,250万円
■30代:3,607万円
自己資金:708万円
借入金 :2,898万円
となっており、20代、30代で住宅を購入する必要資金(借入金も含む)は、
■約3.6千万円以上
が相場のようです。
また、自己資金や借入金に関しては、
■自己資金
400万円~700万円代
■借入金
約3,000万円前後
となっており、住宅を購入する場合には、ある程度の自己資金と借入金が必要であると言うことが分かります。
|
お金は寝かせて増やしなさい
将来受給できる年金額が少ないと感じているのであれば投資信託のインデックス投資を検討してみては!
本のタイトル通りですが、「お金は寝かせて増やす」素晴らしい言葉です。
|
それでは、次に年収別での必要な資金総額を見ていきます。
収入別での必要な資金額は?
まず、収入別のデータに関しては、「収入はない」「無回答」を除きます。
やはりと言わざるを得ないですが、収入が増加すればするほど、購入金額が増え、自己資金・借入金も増えることになります。
まずは、2020年度の平均年収である433万円で住宅購入に必要な資金を考えると、住宅の購入資金は、
■3,001万円
となるようです。
また、上記の表を確認すると、収入が750万円を超えると住宅の必要総額も500万円(500~750万円未満と比較)以上が必要となります。
その為、収入額が増えれば増えるほど購入額が上昇し、収入が1,200万円以上となると、購入額も4,600万円以上の金額となります。
また、世帯主が夫婦のみと夫婦と子供の世帯では、住宅の必要資金額は、あまり変わらないが、自己資金と借入金だけを見ると
■500万円
の差額があります。
さらに、世帯主夫婦と親のみでの世帯では、必要資金総額も少なく借入金額も367万円と少ない金額となっており、親と同居の為、必要資金が少なくなっていると考えます。
それでは、続いて、地域別での住宅購入額を記載していきます。
地域別での必要資金は?
上記までは、年齢別や収入別で住宅の購入必要額を記載していましたが以降は地域別での購入金額を見ていきます。
地域別でみてみると、関東、近畿、中部と必要資金額が高く都心などで住宅を購入しようとすると、
■約3,000万円以上
の資金が必要となるようです。
また、関東、近畿では自己資金額も1,000万円以上と言う方が多く、首都圏で住宅を購入しようとした場合、ある程度の金額が必要と言うことが分かります。
また、北海道での住宅購入額を見ると、約2,000万円代と他の地域と比べると購入額が少ないことが分かります。
しかし、関東、近畿、北海道以外で住宅の購入を考えたとしても、
■購入額:2,700~3,000万円代
が平均のようです。
また、自己資金も600万円~900万円の金額が必要になるようで、若いうちか住宅購入に向けての十分な資産運用を必要なのかもしれません。
実際に住宅購入などの資産運用などを検討しているのであれば、松井証券で投資を始めることをおすすめします。
取り扱う投資信託は、ノーロード(購入時手数料無料)と低コストを意識した商品でラインナップされており、さらに、毎月現金還元サービスもありお得です。
これから投資始める方は、松井証券で口座開設を行ってみてはどうでしょうか?
続いては、住宅を購入する時の借入金(住宅ローン)でどちらにするべきか悩む
■固定金利
■変動金利
にするべきかを見ていきます。
固定金利と変動金利の違いは?
まずは、固定金利と変動金利を簡単に説明します。
■固定金利
ローン申告時の金利が返済終了まで変わらず適用され、金利は、変動金利と比べると高い
■変動金利
市場の金利の変動に応じて金利が変動し、金利は、固定金利と比べると低い
上記の金利を選択するのに一番悩むのが、変動金利にするべきかだと考えます。
変動金利は、金利の見直しが年2回(半年ごと)行われ、返済額の見直しは5年に1度行われることになります。
金利の見直しは、5年以内であれば、金利が上昇したとしても月々の返済額は変更ありません。
これを5年ルールと言い、さらに、5年後に返済額の見直が行なわれた時、金利が大幅に上昇したとしても従来の返済額の125%を超えないようなルールとなっています。
これを125%ルールと呼ばれているので、変動金利を使用し借入を行うのであれば
■5年ルール
■125%ルール
は理解しておくべき内容です。
その為、変動金利を選択しても金利の動向をそこまで気にしなくても良く、上昇したとしても返済額は1.25倍までしか増額しないことになります。
それでは、住宅ローンを行う上で固定金利、変更金利に向いている方、向いていない方に関しての記載をします。
固定金利と変動金利に向いている方の違い
まずは、固定金利に向いている方は、
■金利の上昇に不安を感じている方
■金利のチェックをこまめに確認できない方
■返済額が増えることに不安を感じる方
となり、金利上昇での返済額の増額が心配な方は向いていません。
続いて、変動金利に向いている方は、
■金利の状況を判断して借り換えを検討したい方
■金利の見直しをこまめに実施したい方
■金利が上昇し借入金が多少増えても問題ない方
が向いており、金利の状況を的確に判断できる方が向いていると考えます。
それでは、次に固定金利と変動金利のどちらが得なのかを以降に見ていきます。
固定金利と変動金利どちらが得?
続いて住宅購入などを行う場合に銀行側から借り入れを行う場合、固定金利で借り入れを行うか変動金利で借り入れを選択されます。
実際にどちらが得なのかを考えてみます。
現在の日本では、低金利が続いており現状(2022.3月)では
■変動金利
0.310%
■全期間固定金利(フラット35)
0.69%~
となっており、金利だけを見ると変動金利が得と考えられます。
上記にも記載しましたが、固定金利と変動金利のメリットとデメリットを簡単に記載します。
■固定金利
メリット: 返済額は変わらない
デメリット:変動金利と比較すると金利が高い
■変動金利
メリット:固定金利と比較すると金利が低い
デメリット:金利が上昇すると返済額も上がる
現在の日本では、低金利が続いており、銀行から借り入れをする場合は
■変動金利
を選択し低金利の恩恵を受けるべきです。
|
夢をかなえるゾウ1
やりたいことが見つからない。自分を変えたいと思っている方は是非!
偉人たちの名言や行動が心に響きます
|
今後も日銀のマイナス金利政策の影響を受け過去最低の水準で推移する可能性が高く借り入れをするのであれば、変動金利での恩恵はまだまだ続きそうです。
しかし、米国市場では金利が上昇し、円安が進行(3/26:1ドル122.122円)しており、今後の金利がどうなるかは分かりません。
上記にも記載しましたが変動金利の場合は
■5年ルール
■125%ルール
がある為、金利が上昇したからと言って、即座に上昇分の金利が上乗せされるものではありません。
その為、金利の上昇が見込まれた場合でも、即座に金利の上昇分が借入金に反映されるわけでもないので、今後の状況を緩和みて
■変動金利→固定金利
に切り替えるなどを検討していけばよいのではないでしょうか。
また、住宅ローンの借り換えを行う時は、手数料が掛かりますので、安易な気持ちで切り替えると、手数料の取られ損にならないようにしてください。
最後に:20代、30代の住宅購入に必要な資金は?
どうでしょうか?
20代、30代の住宅購入に必要な資金は?|固定金利・変動金利どちらが得する?
に関して記載しました。
住宅購入に必要な資金に関しては、全国での平均になりますが
■総額:3,303万円
が必要となり、自己資金は「1,407万円」、銀行などからの借入金は「2,156万円」となるようです。
上記の金額は、あくまでも全国の平均であり、これから住宅を購入しようと考える20代~30代をベースに考えると
■20代:3,741万円
自己資金:409万円
借入金 :3,250万円
■30代:3,607万円
自己資金:708万円
借入金 :2,898万円
となるようです。
その為、20代、30代の方は、借入金の額が約3,000万円と言う金額になっています。
現状の日本では、日銀のマイナス金利政策の影響を受け住宅ローンの金利も過去最低の水準で推移しています。
その為、住宅購入を検討しているのであれば、この低金利を利用しない手はないのかもしれません。
今後も住宅ローンの低金利は続くものと考えますが、米国の金利上昇に伴う円安や物価上昇を考慮するとこのまま低金利の状況が続くのかは疑問が残ります。
その為、住宅ローンを組むのであれば、今後は、住宅ローンの金利にも目を向けておく必要があるのかもしれません。
また、過去の記事にも記載しましたが、不動産の2022年問題と言うものもあります。
その為、この低金利の恩恵を受けてから購入するのか、不動産の2022年問題を見極めてから購入するなど検討が必要のかもしれません。
不動産の2022年問題に関しては、過去に記事を記載していますので確認してみて下さい。
しかし、結局は、住宅を購入するにしてもお金を貯蓄しておく必要はありますので、
■つみたてNISAなど
を利用し今後の為の貯蓄は必要なのかもしれません。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
コメント