今回の記事は、
専業主婦と共働きの割合は?|働く女性の3割が「専業主婦になりたい」と希望
に関しての記載になります。
まず、専業主婦世帯(男性雇用者と無業の妻からなる世帯)と共働き世帯での年次推移に関しては、下記の図に示す通り
■専業主婦世帯は年々減少
■共働き世帯は年々増加
していることが分かります。
年々、専業主婦世帯は減少し、共働き世帯が増加をしていることを考慮すると結婚し世帯を持ったとしても働くことを考える女性が多くいることが分かります。
現在の日本の平均年収:433万円、平均賞与:64.6万円と2018年度から減少していることもあり、共働きで働かなければ生活がままならないと言う話もあります。
2020年度:男女別の平均年収
男性:532万円
女性:293万円
となっており、上記の夫婦収入で考えると
■共働き世帯の場合
825万円
■専業主婦世帯の場合
532万円
となることになります。
しかし、専業主婦世帯の年収が男性平均の532万円なのかは疑問です。
専業主婦世帯の年収に関しては、下記の記事も記載しているので確認してみて下さい。
■有職女性(594名)の中で専業主婦になりたい女性は、29.8%
が「専業主婦になりたい」と希望しているようです。
それでは、年齢別での専業主婦になりたい女性の割合、専業主婦と共働き世帯で見た場合の割合を以降に記載します。
詳細は以下の通りです。
以降は目次です。
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目 次
前回の記事
専業主婦の割合はどれくらい?
国民年金の被保険者では、第3号被保険者(専業主婦)の対象がどれくらいいるのかと言えば
■第3被保険者:793万人
の方が対象となります。
第3号被保険者以外の国民年金の被保険者については、
■第1号被保険者:1,449万人
■第2号被保険者:4,513万人
となるので、「国民年金の被保険者」全体で11%が専業主婦と言う割合になります。
また10年前の平成22年と比較すると
(単位:万人)
区分 |
平成22 |
令和2 |
第1号被保険者 (自営業など) |
1,938 (28%) |
1,449 (21%) |
第2号被保険者 (会社員・公務員) |
3,883 (56%) |
4,513 (65%) |
第3号被保険者 (専業主婦) |
1,005 (14%) |
793 (11%) |
となっており自営業者や専業主婦の方が年々減少していますが、会社員の方(※1)が年々増加していることが分かります。
(※1)会社員は、平成28年:3,822万人でしたが、令和2:4,047万人と増加
■国民年金の被保険者は?
第1号被保険者:11.6人
第2号被保険者:33.6人
第3号被保険者:6.5人
となっており全体の割合で考えても専業主婦の方が少ないことが分かります。
共働き世帯での専業主婦になりたい割合
ソニー生命のアンケート「女性の活躍に関する識調査2020」の結果、有職女性(594名)の中で
約3割の方が専業主婦になりたいと希望しているようです。
2019年のアンケートの結果から見ると36.7%から29.8%へ下落していることを考えると専業主婦へのあこがれと言うものは少なくなっているようです。
専業主婦になりたいと思われる女性を年齢別で確認すると
■20代:41.7%
■30代:26.6%
■40代:29.4%
■50代:27.0%
■60代:17.4%
20代の約半数が専業主婦へのあこがれがあるようです。
しかし、年齢を重ねるごとに専業主婦へのあこがれが無くなっていき、60代では、17.4%と減少しています。
これは、専業主婦のアンケートの結果になりますが、
■専業主婦は苦労が多い
と言うアンケートに対しては、56.7%の方が、苦労が多いと答えており、また、「そう思わない」と言う方が13.9%を考えると専業主婦もそう甘いものではないことが分かります。
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専業主婦は外で働きたくないと考える?
専業主婦が「本当は外で働きたい」と考えている方が28.3%と約3割の方が外で働きたいと考えており、外で働きたくないと考えている方は、44.8%と多くいるのも事実です。
さらに、「現在の生活に満足している」と答えた方が、58.4%と半数を占めており、満足はしていないと考える方は、18.1%となっています。
このことを考えると、専業主婦は、現在の生活に満足しており、外で働きたいと考える方が少ないと判断できます。(実際には、子育てなどが忙しく外で働けない方が多くいるのかもしれません)
また、「子育て後の再就職は厳しい」と考えている方が、65.1%が考えており、そう思わないと考える方が9.2%しかいません。
このことを考えると子育てが終わっても再就職ができるかどうかわからないので働かないと言う選択をする方が多くいるのかもしれません。
専業主婦は老後が心配
専業主婦のアンケートの中で「老後の生活が心配だ」と考えている方が72.7%おり、逆に老後は心配ないと考える方は7.5%と非常に少ないことが分かります。
専業主婦が受給できる年金は、
■老齢基礎年金
のみとなり、20歳~60歳になるまでの期間に年金未納が無ければ、
■約6.5万円(月額)
を受給することができます。
しかし、年金未納がある場合は、約6.5万円は受給できませんので注意して下さい。
また、専業主婦は、結婚する前に会社員であった方もいる為、老齢基礎年金以外に老齢厚生年金を受給できる方もいます。
その為、実際、自分の年金がどれくらい受給できるのかは、日本年金機構「ねんきんネット」や誕生月に届く年金定期便から確認して下さい。
実際に専業主婦が受給できる年金は、共働き世帯の女性と比較すれば、受給金額も少ない金額になりますので年金をどう増やすかは考えておく必要があるのかもしれません。
心配しない為の準備
■自分の年金額はいくらなのか
■未納がある場合の対処方法は
■受給する年金をどう増やすか
上記の内容をよく確認し、専業主婦は、老後の心配を取り除いていくのはどうでしょうか。
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過去に共働き世帯との年金の差額に関しての記事を記載していますので確認してみて下さい。
最後に:専業主婦と共働きの割合は?
どうでしょうか?
専業主婦と共働きの割合は?|働く女性の3割が「専業主婦になりたい」と希望
に関して記載しました。
専業主婦と共働きの割合になりますが、専業主婦世帯は年々減少し、共働き世帯が増加していることが分かります。
日本で働いても受給できる平均給与・平均賞与の増加は見込めず、世帯主の稼ぎだけでは生活がままならないので共働き世帯が増加しているのも事実です。
また、昔と違い、女性の社会進出が増えたことも考えられ、働き方のスタイルも変わってきています。
特に今回のアンケートの結果、若い方が専業主婦にあこがれを抱いている方が多くいるが、年齢を重ねるうちに専業主婦へのあこがれが薄れていくものと考えられます。
夫婦での収入を考えれば、共働きで収入を上げることで生活に余裕を持つことが可能です。
ただ、漠然と専業主婦にあこがれ、「専業主婦になりたい」と考えるよりも
■共働き世帯の悩み
■専業主婦の悩み
を考慮しどのようなライフスタイルで生活を送るべきかを考えるべきかもしれません。
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秘密 (文春文庫)
最後の最後に本のタイトルである「秘密」の意味が分かりますが、とても切なくて悲しい話です。
夫婦として、どのような選択が正しいか、読む人により答えは違うと思いますが東野圭吾氏に感服しました。
ハードカバーで読んだ方は、カーバーを外してみて下さい。クマのぬいぐるみが切ない。
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はっぴー@happyoldage
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