専業主婦が老後に後悔すること|後悔しない為の対策は?【年金】 - Happy old age(幸せな老後)
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専業主婦が老後に後悔すること|後悔しない為の対策は?【年金】

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記事を読んでいただきありがとうございます。はっぴー@happyoldage0です。

今回の記事は、

専業主婦が老後に後悔すること|後悔しない為の対策は?

に関しての記載になります。

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専業主婦が65歳から受給できる年金額を見てあまりの少なさに驚き、専業主婦であったことを後悔する方もいるのかもしれません。

専業主婦が65歳から受給できる年金額は、専業主婦になる前に会社員であった場合などを除くと、受給できる年金

■老齢基礎年金

のみとなり、老齢基礎年金(令和3年)の受給額(未納期間が無い方)は、

■65,075円

を受給することになります

しかし、老齢基礎年金だけでは、老後生活を行うためには、非常に厳しい金額になるのではないでしょうか。

また、専業主婦と会社員の夫婦では、どれくらい年金額が受給できるのかと言えば、日本年金機構が公開している「夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額」は

■220,496円

と言う金額のようです。


夫婦で年金を受給しているときはいいのですが、

■旦那さんにもしものことがあった時
■仮に熟年離婚してしまった時

などでは、上記の金額で老後生活が可能かは非常に悩んでしまいます。

それでは、どうすれば専業主婦が老後に後悔しないで生活を送れるようになるのかを以降に記載していきます。

以降は目次です。

 目 次 


前回の記事

専業主婦の少ない年金をどう増やす


それでは、専業主婦が年金を増やすために何をするべきかを記載します。

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上記の「年金の種類と階層図」を見ると専業主婦は、第3号被保険者と言う区分となり、65歳からの年金を増やす方法としては

■iDeCo(イデコ)

のみと言うことになります。

他の第1号被保険者や第2号被保険者には色々な手段で年金を増やすことはできますが、専業主婦である第3号被保険者では年金を増額させることは非常に難しいです。

しかし、専業主婦がiDeCoに加入すべきなのかと言うとそうでもなく、年金としての資産運用ではありませんが、私としては

■つみたてNISA

で運用を行い、それでも余剰金が残るのであれば、「iDeCo」で運用すれば良いと考えます。

理由としては、「iDeCo」の一番のメリットである

■掛金の全額所得控除

があげられますが、収入のない・少ない専業主婦にはメリットがありません

また、「購入時」や「年金受け取り時」に手数料が取られることを考えると、専業主婦に「iDeCo」は向いていないと考えます。

向いていない理由は、「掛金の全額所得控除」のメリットもない為、手数料を上回る運用成績を残さないといけないためです。

正直この手数料は馬鹿らしいです。

専業主婦のiDeCo加入に対して、過去に記事を記載していますので興味がある方は確認してみて下さい。



夫婦で年金を増やすには


専業主婦の年金を増やす行為としては、上記で記載した通り「iDeCo」での運用があります。

しかし、専業主婦には「掛金の全額所得控除」のメリットもなく、運用を行うだけで掛かる手数料を考えるとiDeCoのメリットがありません。

それでは、専業主婦の年金を増額させる方法が無いかと言うとそうでもありません。

どのようなことを行えばよいかと言えば

■年金繰下げ支給

を行うことで年金額を増やすことが可能です。

年金の繰下げは、年金の受給時期を繰下げることで受取る年金額を増額できる方法であり、1ヵ月、年金を繰下げると65歳から受給できる年金額が0.7%増額されます。

その為、年金の受取れる年齢を65歳から70歳に変更した場合、受給できる年金額が42%増額(0.7×60ヶ月)することになります。

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65歳から6.5万円の年金を受取れる専業主婦が70歳まで年金繰下げ支給を行った場合、70歳から受け取れる年金額は、

■約9.2万円

を受給することが出来ます。

また、2022年4月からは年金の繰下げが70歳→75歳まで繰下げることが可能となり、75歳まで繰下げた場合

■約11.9万円

を受給することが出来ます。

しかし、年金の繰下げ支給は、本来受給できる年金を今は受給せずに、ただ単純に受給時期を繰下げているだけです。

その為、65歳から70歳まで年金を繰下げた場合は、5年間年金が受け取れなくなる空白の期間が出てきますので注意が必要です。


●年金受給の空白の期間をどう乗り切る

上記で記載した通り、年金の繰下げ支給を行うのであれば、年金を受給できない空白の期間の収入源をどうするかを考える必要があります。

働くことで収入を得ると言うこともできますが、65歳を過ぎてからでは体力面でも心配です。

では、どうすれば良いのかと言えば、上記までに記載した

■つみたてNISA
■iDeCo(イデコ)

で若いうちから資産運用をした資金でやり繰りする方法ベストと考えます。

簡単に言えば、年金の空白期間(65歳~70歳までの間)を、つみたてNISAなどで資産運用した金額で乗り切り、70歳から年金を受取ると言うことです。

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どれくらい貯蓄が必要なのかは、人それぞれですが、仮に65歳から受給できる年金額が月額6.5万円をベースに考えると

■6.5万円×12ヵ月

年間78万円が必要と言う金額になります。

仮に、年金の受取りを70歳からにした場合は、空白の期間が5年間になりますので

■78万円×5年間

の金額である390万円を貯蓄しておけばよいことになります。

その為、65歳までに390万円を貯蓄し、約5年間の間に390を取崩し、70歳からは繰下げた年金を受給すると言う方法で将来受給できる年金額を増やすことが可能になります。


●旦那さんにもしものことがあった場合

上記も記載しましたが65歳からの老後生活に関して、夫婦で生活が行なえる場合は、夫婦で受給できる年金額で生活は可能です。

しかし、長い人生ですので夫婦がいつまでも健康で生活できるわけでもありません。

その為、仮に旦那さんにもしものことが起きた時に受給できる年金額がどうなるのかは心配になると考えられます。

その場合は、どれくらいの年金が受給を出来るのかに関しては、過去に記事を記載していますので確認してみて下さい。



最後に:老後に後悔しない為には


どうでしょうか?

専業主婦が老後に後悔すること|後悔しない為の対策は?

に関して記載しました。

老後に心配することがお金だけなのかと言うとそうではありませんが、お金はあるに越したことはないです。

特に、専業主婦の方が受給できる老齢基礎年金額は、満額で受給できたとしても月額約6.5万円の金額です。

専業主婦になられる前に会社勤めをしていた場合は、

■老齢基礎年金+老齢厚生年金

を受給することになりますが、それほど多く老齢厚生年金を受給することはないのではないでしょうか。

実際に65歳から受給できる年金額に関しては、

■誕生月に来る年金定期便
■日本年金機構から年金見込額算出

で調べることで判明しますがこの金額はあくまでも見込額です。

我々が老後に受給できる年金額は、今以上に年金額は減額されていると言う話もあります。

そのような状況にもかかわらず、何も準備しなければ老後はお金で後悔することになります。

そうならない為にも早いうちから準備をしたいものです。

特に専業主婦の方は、老後に受給できる年金額を増やそうとしてもあまり方法がありませんので早いうちから「つみたてNISA」などで準備をしてみてはどうでしょうか。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。





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記事:はっぴー@happyoldage
趣味で始めたFPの資格取得からブログを書き始めました。
記事の内容に関しては、うそを記述しているつもりはありませんがこれはなどの話があれば、コメントをください。
皆さんの幸せのお手伝いができれば幸いです。

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管理者:はっぴー@happyoldage0

老後をどう楽しく過ごせるのか?を考えていた時にFPの資格を目指し、現在は、2級FP技能士を取得しています。

取得した資格を生かせないかと考え始めたのが当ブログになります。記事を書くほど、このまま老後を迎えて問題ないのかと心配してしまいます。老後の資産運用は、若いうちからコツコツと複利効果で資産運用をしていくことがお勧めです。老後はまだ先と考えず、準備を始めませんか?

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