今回の記事は、
投資信託:老後の資産運用|おすすめの運用方法は?
に関しての記載になります。
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老後の生活を送る為には、必要な貯蓄額はいくらですか?と聞かれると、大体の方が2,000万円と答えるのかもしれません。
しかし、全ての方が2,000万円不足なのかと言うと、そうでもありません。
もともと2,000万円が不足すると言うモデルは会社員の旦那さんと専業主婦の夫婦がモデルになります。
その為、自営業の夫婦の方では、2,000万円では足りませんし、共働きの夫婦の方では、2,000万円も必要ではありません。
過去に「老後の生活費に2,000万円は本当に必要か」に関しては、記載していますので興味がある方は確認してみて下さい。
実際に老後に必要な金額に関しては、
■夫婦で受給できる年金はいくらなのか
■老後の生活費はいくらかかるのか
などで必要な金額が変わってきます。
会社員の方ですと、退職金を受給できる方も多く(5人に4人は受給できる)いる思われ、実際にはそれほど貯蓄する必要が無いのかもしれません。
しかし、実際に自分の年金額と生活費を理解していても、歳を取れば医療費やマイホームの方はリフォーム代なども必要になります。
また、子供が大きくなり結婚資金、孫の誕生祝いなどにお金がかかってきます。
さらに歳を重ねると介護や自宅のバリアフリーなどに費用はかかり本当に足りない金額はいくらなのかは非常に難しい問題になります。
実際にいくら必要なのかは、夫婦の生活によるので具体的な金額は分かりませんが、老後の為の貯蓄はある程度はしないと不安になります。
老後の資産運用なので、若いうちから実施する方がよく(時間があるので)、どのように老後の資産を運用するべきなのかを以降に記載します。
私としては、老後の資産運用を名目にしているのであれば、株式投資などのリスクのある運用ではなく
■投資信託
で長期運用を行うことをおすすめします。
なぜ、投資信託なの?と言う詳細は以降に記載します。
以降は目次です。
目 次
前回の記事
どうして投資信託で運用するのか?
それでは、どうして投資信託で運用するのかに関して記載します。
まず、資産をある商品に集中的に投資を行うとその商品の値崩れが発生した場合、資産が大きく目減りすることになります。
要するに
株式:Aと言う銘柄のみに集中投資をした場合、Aと言う企業の業績が良ければ株価は上昇しますが、業績が悪ければ株価は下落します。
単純に業績悪化で一時的な株価の下落ならばよいですが、業績が悪化し上場廃止になった場合、目も当てられません。
この状況を防ぐために、複数の商品に分け投資することを「分散投資」と言い資産の目減りするリスクを減少させる効果があります。
ただし、株式などの商品を複数購入する運用では、まとまったお金が必要になります。
その為、個人で株式の分散投資を行うとまとまったお金が必要となり、投資になかなか手が出せないのも事実です。
そこで投資初心者の方には、少額で且つ分散投資が行なえる金融商品である
■投資信託
での資産運用がおすすめとなります。
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「投資信託とは」を簡単に記載すると
投資家から集めた資金を運用の専門家(ファンドマネージャ)が株式や債券などに投資します。
その運用で得た運用成績が投資家から集めた金額に応じて分配される金融商品が「投資信託(ファンド)」となります。
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それでは、老後の資産運用に投資信託が向いている理由に関して以下に記載します。
老後の資産運用に投資信託は向いている?
上記にも記載しましたが、投資信託での運用には、株式投資のようにまとまった金額が必要ではありません。
投資信託を購入する証券会社にもよりますが、数百円から投資を行うことが出来ます。
また、投資信託で運用をする場合は、下記の制度もあるので長期の運用を行うことは最適です。
■つみたてNISA
■iDeCo(イデコ)
特に老後の為に行う資産運用は、若いうちから行えれば長期にわたり運用を行うことが出来ます。
投資信託は、投資家から資金を預かり運用をしていきますので、期間が長ければ長いほど、純資産も増加していき投資家へのリターンも多くなってきます。
その為、運用に長期に時間をかけても問題ない、老後の資産運用に投資信託は大変向いていると考えます。
しかし、投資信託の運用でも、元本割れを起こす可能性はあるので、運用するのであれば余剰資金で実施して下さい。
あくまでも投資は自己責任での実施になります。
おすすめの運用方法は?
それでは、投資信託を行う上でのお勧めの運用方法になります。
上記でも記載した通りになりますが、投資信託は、長期で積立て運用を行うことをおすすめします。
証券会社によっては、毎月数千円~数万円の単位で積立を行ってください。
上記で記載した「つみたてNISA」は、年間40万円、「iDeCo(イデコ)」では、自営業や会社員、専業主婦などで購入できる金額が変わってきます。
その為、iDeCo(イデコ)で運用を行うのであれば、購入金額や購入手数料などを考慮して運用を考えて下さい。
また、投資信託で運用を始めていると、市場の下落から元本割れを起こすときもありますが、その時に売却を繰り返すような運用は控えるべきです。
市場が下落したタイミングで売却を繰り返すようでは、自分自身の資産を目減りするだけで、資産の増額は見込めません。
投資信託を長期間で積立て運用を行うことにより、購入単価を平均化することで価格変動リスクを抑える運用が行なえます。
その為、投資信託の運用を
■長期期間
■一定の金額で積立
で行うことで利益を生み出しやすい運用となります。
また、投資信託で運用を行う場合でも株、債券と商品を分けて購入することをおすすめします。
理由としては、
■株式市場が下落すると債券市場が上昇
■株式市場が上昇すると債券市場が下落
と言う相関関係が成り立ちます。
その為、投資信託で運用を行うのであれば、株式、債券を半々で購入するような運用が好ましいのかもしれません。
これは、私の話になりますが、新型コロナウイルス感染拡大で株式市場が下落した時に投資信託の中で唯一元本を割らなかったのが債券のファンドになります。
その為、債券ファンドの投資信託を売却し、株関連の投資信託を安値で購入できたことで資産が膨らんだと言う話もあります。
その為、利益はあまり出ませんが、もしもの為と言うことで債券ファンドの投資信託を購入しておくのも良いのかもしれません。
実際に運用を考えているのであれば、
■国内株式:25%
■国内債券:25%
■外国株式:25%
■外国債券:25%
の比率で購入するのも良いのかもしれません。
この比率で運用を行っているのが、我々が納めている年金を運用しているGPIFになります。
その為、老後の資産を運用するのであれば
■長期運用
■分散投資
を心がけ運用を行うべきと考えます
どのような商品を購入すべきかに関しては、前回の記事で記載していますので興味があれば確認してみて下さい。
最後に:大損しない商品の選び方
どうでしょうか?
投資信託:老後の資産運用|おすすめの運用方法は?
に関して記載しました。
会社を退職した時の退職金や老後の年金をたくさん受給できる方は、あまり、心配しないかもしれません。
しかし、老後の2,000万円問題のように、老後の資金は年金だけでは足りないと言う話や少子高齢化で今後は受給される年金が減額すると言う話を聞きます。
実際に老後に2,000万円が必要なのかと言う話になると、私は、老後の生活次第では、2,000万円で足りる方もいれば、全く足りないと言う方に分かれると考えています。
その為に、自分の年金はいくら受給できるのかなどは、
■年金定期便
■日本年金機構
で確認してみて下さい。
そこから生活費を引いた額で不足する金額を算出し、どれくらいの貯蓄を行うべきかを考える必要があります。
投資信託で運用した場合、どれくらいのリターンが出るのかなどは過去に記事にしているので確認してみて下さい。
また、投資信託で運用を行った場合の利率を考えどれくらいの運用期間を行ったら資産が倍になっていくかなども過去に記事を記載していますので興味があれば確認して下さい。
どうでしたでしょうか。
投資信託で運用を行うと思っているほど利益が出てこない場合がありますが、銀行などに預けている以上の利益は生み出してくれるのではないかと私は考えます。
実際に、私も長期で運用を行っていますが、それなりの利益が出ていることも事実です。
皆さんも「投資が怖い」「素人のやるものではない」などと考えず投資信託で運用を行ってもらいたいものです。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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