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今回は、投資信託の中で、毎月分配型ファンドと言う商品が人気です。今回は毎月分配型ファンドが老後の資産運用に適しているか記載します。
最初に記載しますが、
ズバリ、向いていないと思われます。
毎月お小遣いが貰えるなんて、虫のいい話はありません。
まず、購入するまえに、どのようなものか確認して下さい。
毎月分配型ファンドとは
毎月分配型ファンドの特徴は、簡単に言うと毎月分配金が支払われる(お小遣いが貰える)投資ファンドです。
また、投資ファンドの中でも人気があり、高利回りをうたう商品が多いいです。
配当利回りなどを見るとものすごく魅力的な商品なのです。
まず、毎月分配型を含むファンドの分配金には、「普通分配金」「特別分配金」の2種類に分かれます。
2種類の分配金とは?
普通分配金
普通分配金は、あなたが買った時よりも基準価額が上昇していればあなたの利益として税金を差し引かれる分配金です。
要するに、純粋な、あなたの儲けです。
特別分配金
特別分配金ですが、特別と言う名前があるので、何か特別なことがあるのかと思われますが、特別なことはありません。
あなたが購入した時よりも基準価額が下がってしまった場合にあなたの手持ち金融資産を取り崩して支払われるものです。
なので、利益にはなりませんので、税金の対象にはなりません。
なぜか、あなたが、損をしているからです。
特別でもお金が貰えるなら問題ないと思いがちですが、このお金は、あなたが預けたお金が、ただ単純に配当金として、貰っているだけです。
単純に言えば、自転車操業と同じ行為です。
どれだけ無駄なコストがかかるのか?
仮に投資信託を100万円購入。
「購入手数料が3%」「信託報酬が1%」の場合、実質、最初の年は、4万円をコストとして、支払っています。つまり、知らないところで4万円損をしています。
購入手数料:購入時にかかる手数料
信託報酬 :運用維持する為の手数料
要するに、4万円のコストを払い、配当金を貰っています。
購入した時よりも基準価額が右肩上がりに上昇していればよいですが、上がっていなければ、何も得をしていません。
また、信託報酬が1%、さらに、投資信託を購入した人に配当金を支払っていれば、当該投資信託の純資産は、確実に目減りしていき、基準価額が下がっていきます。
その為、基準価額が買った時よりも上回らなければ、信託報酬を引かれ続けながら自分のお金を貰うことになるだけです。
特別分配金は、言い換えれば「目減りして戻ってくる自分のお金」です。まったく得はしていませんので誤解してはいけません。
さらに悲しいことに、毎月のコストは、バカ高いのが特徴です。
中には、分配金の利回りが高く設定しすぎているファンドもあり、特別分配金でしのいでいるファンドも多数あります。
そのような、投資信託は、必ず、分配金は、下がります。
下がれば、人気もなくなり、投資家が逃げ初め、純資産も減り、基準価額も下がります。
上記のようなファンドは、言い方を悪くすると、高配当でお客をおびき寄せ、購入時手数料と信託報酬で運用会社などは、儲けています。
なので、運用会社が儲かるファンドなので、どんどん毎月分配型の投資ファンドは、数が増えていきます。
このような、ファンドで、資産を減らしていく責任は、すべて、当該ファンドを購入した自分自身です。
また、悲しいことに「普通分配金」と「特別分配金」を理解している投資家が37%くらいしかいないとのことです。
なのでくれぐれも、おいしい話はないものと言う考えで投資をしていきたいです。
老後の資産運用に向いているか?
上記にも記載しましたが、あまり向いていないと思われます。
毎月分配型の投資ファンドがすべてダメなのかと言うと、断言はできません。
特別分配金でも、分配金をNISAで、積立買付分で再購入していれば、銀行の金利よりかは良い成果は出ると思います。
しかし老後の資産運用を確実に成果を上げていくのであれば、コストを低いものを選ぶと良いと思われます。老後資産の運用ですので、長期運用を目指していきます。
その為、コストはなるべく、掛けたくないものです。
・購入時の手数料がかからない
・信託報酬ができる限り安いもの
また、配当報酬ですが、できる限りないものを選びたいです。
それは、なぜかと言うと、老後のお金を貯蓄しているので、今、配当報酬などで、当該ファンドの純資産を減らさず、純資産を増やしてもらう。
その為には、配当報酬などはできる限り出さない投資ファンドが良いです。
純資産が溜まって行くということは、基準価額が上がって行くことだと思ってください。
記事:
はっぴー@happyoldage
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