
今回の記事は、
会社員の旦那が倒れた場合、障害年金の金額は、いくらもらえる?
に関しての記載になります。
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■ 障害基礎年金: 72,042円
■ 障害厚生年金:102,711円
と言う金額の様です。
上記の金額が多いのか少ないのかと言う話はありますが、この金額はあくまでも平均の金額になるので実際に自分が受給できる年金額は異なります。
その為、単純に上記金額を受給できると言う考えではないので注意して下さい。
障害年金の制度になりますが、
■ 自営業やフリーランス、専業主婦などの方が対象になる「障害基礎年金」
■ 会社員や公務員の方が対象になる「障害厚生年金」
の2種類に分かれます。
障害基礎年金には、障害等級が1級、2級に分かれ、障害厚生年金には、障害等級が1級から3級と障害手当金に分かれます。
それでは、以降に会社員の旦那さんに障害が発生した場合の障害年金額に関しての記載を以降に記載します。
詳細は以降に記載します。
以降は目次です。
目 次
前回の記事
障害年金の受給条件は?
上記にも記載しましたが、障害年金の制度は、下記の2種類に分かれます。
■ 障害基礎年金:自営業やフリーランス、専業主婦などの方が対象
■ 障害厚生年金:会社員や公務員の方が対象
また、障害基礎年金には、障害等級が1級、2級、障害厚生年金は、1級から3級と障害手当金に分かれます。
具体的にどのような金額を受給できるのかは、以下の図にまとめてみましたので確認してみて下さい。
一部、注意になりますが、上記の図にある報酬比例部ですが、加入月数が300ヶ月(25年)に満たない場合は、300ヶ月で計算が行われますので注意して下さい。
実際の算出方法は、以下に詳しい内容を記載していきます。
ねんきん定期便から受給額を計算する
それでは、実際に受給できる障害年金の算出方法に関しては、記載します。
正直、報酬比例部の計算は、個人で算出するのは非常に難しい為、報酬比例部の計算をせずに「ねんきん定期便」から障害年金をどう算出するかを以降に記載します。
まず、障害年金額を算出する前に自分には、障害年金を受取れる「受給条件」、「保険料納付要件」を満たしているかを以降に記載します。
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まずは、障害年金の受給条件は下記の通り。
■ 国民年金・初診日に国民年金の被保険者であること
・障害認定日※に障害等級1級、2級に該当すること
■ 厚生年金
・初診日に厚生年金の被保険者であること
・障害認定日※に障害等級1級、2級、3級、障害手当金に該当すること
※障害認定日:初診日から1年6ヵ月を経過した日
続いて、保険料納付要件としては、国民年金、厚生年金に区別はなく下記の通り。
現在は、特例として一つ目の「■」があるので2/3以上加入期間が無くても、直近1年間に未納が無ければ問題ありません。
しかし、いつ、特例がなくなってしまうのかと言うこともあるので、保険料納付要件は、日本年金機構のHPから確認して下さい。
■ 初診日の前々月における直近1年間に未納期間がない
■ 保険料納付期間と保険料免除期間が全被保険者期間の2/3以上
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それでは、以降に誕生月に届く「ねんきん定期便」の「どの部分」を確認すると受給条件や受給額が計算できるのかを記載していきます。
まず、直近1年間の納付状況に関しては、会社員の方は、給与から厚生年金は引かれておりますので会社勤めが1年以上あれば問題はありません。
しかし、「ねんきん定期便」でどうしても確認すると言うのであれば下記の図に記載のある「①最近の月別状況です」で確認することは可能です。
最新の納付状況は、日本年金機構にログインすれば納付状況を確認することが出来ます。
また、未納期間などに関しては、「年金記録を確認する」から未納期間が分かりますので確認してみてはどうでしょうか。
上記で記載した「報酬比例部」ですが、金額は「③一般厚生年金期間」で問題ありません。
なので、障害基礎年金:1級で算出をする場合は、
③一般厚生年金期間 × 1.25 + 配偶者加給年金額
で、算出することが出来ますが、一点、注意が必要です。
②厚生年金保険 計が「300ヶ月未満」の場合は、加入期間を300ヶ月で算出しますので、実際には、
③一般厚生年金期間 ÷ ②厚生年金保険 計 × 300ヶ月
で、報酬比例部を算出し、障害基礎年金 第1級であれば、
上記で算出した「報酬比例部」× 1.25 + 配偶者加給年金額
障害基礎年金:2級であれば、
上記で算出した「報酬比例部」+ 配偶者加給年金額
で算出することになりますので注意して下さい。
それでは、実際にどれくらいの障害年金を受給できるのかを以降に記載します。
実際受給できる障害年金額は?
それでは、実際に受給できる障害年金がどれくらいかに関して記載していきます。
障害年金を受取れる条件としては以下の通り。
■ 下記図の赤枠③が「900,000円」
■ 加入期間は300ヶ月以上
■ 配偶者のみ
条件から受け取れる障害年金額(障害等級1級から3級)を記載します。
上記で算出した障害年金額の合計を月額で算出すると、
■ 1級:約19.3万円
■ 2級:約15.8万円
■ 3級:約7.5万円
を受給することが出来ます。
上記で算出した障害年金額は、あくまでも誕生月に受け取った「ねんきん定期便」の厚生年金額で算出しています。
その為、算出した障害年金額が非常に少なくても、厚生年金に加入する期間が長ければ年金額も上がって行きますので落胆はしないで下さい。
仮に算出した障害年金額では生活費が心もとないと言うのであれば、保険(個人)に加入し受け取れる金額を増やすと言うリスク転移を行うべきかもしれません。
障害年金のデメリット
障害年金は、老齢年金とは異なり、非課税と扱いの為、年末調整の申告は不要になります。
しかし、障害年金自体は、非課税扱いではありますが、扶養と言う考えで言うと収入が130万円(障害年金の場合は180万円)を超える場合は、扶養から外れることになります。
その為、障害年金と他の所得の合計が180万円を超えた場合は、扶養から外れることになり
■ 健康保険料
■ 年金保険料
を負担することになります。
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障害年金の受給ですが生活もあるので、でできる限り早い段階で受給をしたいと考えますが
これが、なかなか時間が掛かります。
日数がかかる理由は、障害等級の審査にもありますが、障害年金の受給要件である障害認定日に時間が掛かります。
障害認定日は、初診日~1年6ヵ月が経過している必要になります。
その為、障害認定がされたからと言ってすぐに障害年金は受給できないと言うことは理解しておいてください。
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また、旦那さんが亡くなってしまった場合、第1号被保険者の独自給付として「寡婦年金」、「死亡一時金」のどちらかを受給することが出来ます。
しかし、障害年金を受給していた場合は、「寡婦年金」や「死亡一時金」が受給できなくなりますので注意が必要です。
「寡婦年金」や「死亡一時金」とはどのようなものかに関しては過去に記事を記載していますので確認してみて下さい。
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纏めになりますが、軽度の障害であった場合は、障害年金を受給しながら働いた場合は、扶養の条件からは廃除される場合があるので注意が必要です。
また、障害年金は、受給されるまでに時間が掛かると言うことは理解をしておいた方が良いです。
こんなに時間が掛かるとは思わなかったと言うことが無いようにしたいものです。
最後に:障害年金の金額はいくらもらえる?
どうでしょうか?
会社員の旦那が倒れた場合、障害年金の金額はいくらもらえる?
に関して記載しました。
今回、障害年金をテーマにした理由ですが、うちの奥さんの友達である旦那さんがリモートワーク中(在宅勤務)に倒れたと言うことで障害年金に関して扱いました。
状況は、詳しくわかりませんが、リモートワーク(在宅勤務)で仕事をしているときに家で倒れたので、労災扱いになると考えていましたが労災ではないとのことでした。
PCの上で倒れていたと言うことなので労災なのかと考えていましたが、倒れた原因が脳梗塞と言うことで仕事に原因が無いと判断されたようです。
脳梗塞で倒れた場合は、長時間残業や過度な負荷が原因でないと労災とはならないようです。
しかし、倒れた原因が脳内出血で奥の血管と言うことで手術も出来ず、正直、助かったとしても重い障害が残ると言われているようです。
正直、私としては、何もできないので、何か聞かれた時の為に、
障害年金とは
が答えられるように記事を記載しました。
実際、重い障害が残ってしまった場合、今まで通りの生活はできません。
今後は、介護の話も出てくるので、非常に大変な生活が待っています。
その時に、お金が全てを解決してくれるわけでもないのですが、お金はあるに越したことはありません。
日本の年金制度は、申告制度ですので、自分で申告しないとお金は貰えません。
また、周りのみんなが制度を知っているわけでもないので誰かが教えてくれると言うこともありません。
その為、制度を知らないだけで、本来受け取れるお金が受け取れないと言うことが無いようにしたいです。
また、自分の為に何かあった場合、家族に迷惑をかけるのも嫌なものですので今一度、自分が受け取れる障害年金はいくらか計算してみてはどうでしょうか。
あまりにも金額が少ない場合は、保険(個人)などを検討する必要があるのかもしれません。
皆さんは、どのように思いましたか?
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はっぴー@happyoldage
趣味で始めたFPの資格取得からブログを書き始めました。
記事の内容に関しては、うそを記述しているつもりはありませんがこれはなどの話があれば、コメントをください。
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一部記事を修正しました。
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