今回の記事は、
夫婦で受給できる年金はいくらもらえる?
に関しての記載になります。
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日本年金機構で公開されている令和3年4月から受給できる年金額は、
年金 |
年金額 |
国民年金 老齢基礎年金(満額) |
65,075円 |
厚生年金 老齢厚生年金 |
220,496円 |
となっており、上記の老齢厚生年金で記載している標準的な年金を受給する為には、下記の条件で受け取れます。
条件
■ 旦那さん:会社員
■ 奥さん :専業主婦で老齢基礎年金を満額受領
受給条件
■ 平均標準報酬※:43.9万円を40年
■ 老齢基礎年金を満額受領
※賞与含む月額換算で算出
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正直、2020年度の平均年収が436万円(月額36.3万円)と言うことを考えると、
平均的な収入が43.9万円と言われると現実とのギャップが感じられます。
しかし、2020年度の男性の平均年収が540万円(月額:45万円)と言う金額を考えれば、あながち間違った金額ではないのかもしれませんが、
■ 正社員:503万円
■ 非正規:175万円
と言うデータもでており、単純に平均年収での年金額を調べても自分が受給する金額と当てはまるのかは疑問です。
その為、正確な年金受給額を調べたいというのであれば、日本年金機構 「
年金見込額の試算」で算出してみてはどうでしょうか。
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それでは、実際に
■ 65歳から受給できる年金額(令和元年)は?
■ 夫婦でどれくらい受給できるのか
を以降に記載しています。
詳細は以降に記載します。
以降は目次です。
それでは、年金の追納期間が時効を迎えてしまった場合は、未納期間の年金を減額されて受給しなければいけないのかと言うとそうでもありません。
年金の追納期間の時効が迎えてしまった場合、60歳から「任意加入制度」を利用することで追納することが可能です。
それでは、以降に「任意加入制度」とはどのような制度かを記載します。
詳細は以降に記載します。
以降は目次です。
目 次
前回の記事
令和元年で受給できる年金額
それでは、令和元年で受給できる老齢基礎年金と老齢厚生年金の受給額を以下に記載します。
老齢基礎年金
■ 男性:58,866円
■ 女性:53,699円
老齢厚生年金
■ 男性:164,770円
■ 女性:103,159円
令和元年に受給できる年金額には過去にも記事を記載していますので興味がある方は確認してみて下さい。
上記の年金受給額は、あくまでも平均で受給できる年金額ですので注意して下さい。
夫婦で受給できる年金額は?
それでは、下記の夫婦別の年金受給額を以下に記載します。
①自営業やフリーランスの方:第1号被保険者
②夫婦(旦那さん:会社員、奥さん:専業主婦)
③共働きの夫婦
区分 |
① |
② |
③ |
旦那さん |
58,866円 |
164,770円 |
164,770円 |
奥さん |
53,699円 |
53,699円 |
103,159円 |
合計 |
112,565円 |
218,469円 |
267,929円 |
上記でも記載しましたが2020年度での平均年収は、430万円となっており、男女別の内訳は、
■ 男性:540万円
■ 女性:296万円
の金額となっており、正社員や非正規社員では
■ 正社員:503万円
■ 非正規:175万円
の金額となっていますので、正直、2020年度の年金受給額の金額に意味があるかは疑問です。
年齢別でみる年金額
それでは、年齢別の年金受給額を以下に記載します。
男女別の数値が無かったので、男女合算の数値になります。
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まずは、厚生年金に関しての記載になります。
年齢別にみて、60歳~64歳までの受給額は、年金の繰上げ受給などの金額なので一旦おいておいてください。
実際に老齢厚生年金に関して言えば、年齢が上がるごとに受給する年金額が上がっていることが分かります。
年齢 |
老齢厚生年金 |
65歳 |
144,064円 |
70歳 |
147,292円 |
75歳 |
147,957円 |
80歳 |
158,309円 |
85歳 |
162,964円 |
89歳 |
166,406円 |
上記の事を考えると、高齢の方は年金を多く受給しており、比較的年金の受給を開始した方の年金受給額が少ないことが分かります。
なので、年金の受給額に関しては、高齢の方の年金受給額が平均を押し上げていることが分かります。
なので、我々が65歳になる時は、さらに受給できる年金額は、減っているのかもしれません。
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続いて国民年金の受給額に関して記載します。
国民年金は、厚生年金と異なり受給する金額は、ほぼ決まっているような年金の為、年齢で大きく受給金額が変わることはありません。
逆に年齢が高齢になるに近づいて受給する年金額が減少していることが分かります。
このことを考えると国民年金は、20歳~60歳まで未納なく収めることで、65歳から老齢基礎年金を満額で受給することをおすすめします。
令和元年の平均が55,496円ですが、未納なく国民年金を納めていれば、65,075円を受給することが出来ます。
受給できる年金額が「月額約1万円」も異なるので。。。
最後に:夫婦で受給できる年金はいくらもらえる?
どうでしょうか?
夫婦で受給できる年金はいくらもらえる?
に関して記載しました。
今回は、日本年金機構で公開されている年金額と厚生労働局が公開している令和元年での平均年金受給額を参考に記載しました。
夫婦での金額を見ると
国民年金の夫婦は、受給できる金額が非常に少ないので、何ら頭の対処が必要ですが、
■ 会社員と専業主婦:218,469円
■ 共働き夫婦 :267,929円
を考えると、65歳以降に受給できる年金額はそれなりの金額が受給できるのかもしれません。
しかし、上記金額は、あくまでも平均の金額ですので、自分が実際にいくら受給できるかはちゃんと確認したほうが良いと考えられます。
以下に、簡易的ではありますが、自分の年金額を算出する式を記載しています。
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老齢基礎年金
65,075円※×(国民年金を納めた月÷480ヶ月)
※令和3年4月からの老齢基礎年金受給額
で算出できます。
未納期間が無ければ、月額:65,075円を受給でき、未納期間が1年(12ヵ月)あった場合は、
67,075×(468÷480)
となり、月額65,398円(-1,676円)となります。
老齢厚生年金に関しては、非常に計算が複雑ではありますが、概算で下記で算出は可能です(あくまでも概算ですので正式な金額ではありません)。
老齢厚生年金
(平均年収÷12)×0.005481
上記で算出すると、老齢厚生年金が算出されるので、算出された金額に老齢基礎年金額を算出した金額が65歳から受給できる金額になります。
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上記で算出した金額は、あくまでも正式な年金額ではありません。
あくまでも参考金額くらいと考えて下さい。
正式に金額を調べたいのであれば、上記にも記載しましたが、日本年金機構 「
年金見込額の試算」で算出してみて下さい。
正直、老後に受給する年金額は、今受給されている方の年金額よりも減額されることはわかっています。
このまま、
■ 少子高齢化社会
■ デフレが続き景気が良くならない
場合は、我々が受給できる年金額は、確実に減額されて行きます。
今後の未来は、正直どのようになるか分かりませんが、今後確実に年金受給額が減額されて行くということが分かっているのであれば、前もって準備はしたいものです。
今では
■ つみたてNISA
■ iDeCo(イデコ)
などの制度もありますので、是非とも老後の資産をどのように運用するかは考えていきたいものです。
これは、私の私見になりますが、銀行にお金を預けることは正直馬鹿らしいです。
正直、増えもしない金利の定期預金や普通預金に預けていることでお金を運用しているなどと考えること自体が間違えと私は考えます。
元本割れを起こすリスクはありますが、銀行に預けるくらいであれば、投資信託などでお金を運用してみるのはどうでしょうか。
気が付けば、銀行の金利の倍以上で運用が出来ているかもしれません。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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