今回の記事は、
退職金が狙われている?|老後は貯蓄よりもどう退職金を減らさないかを考えるべき
に関しての記載になります。
ネット記事を見ていると、退職金を銀行の言いなりに運用をした結果、退職金が半分になってしまったという記事を見ます。
私もネット上で「退職金 運用」などで検索をすると大手の銀行が退職金の資産運用を行っているところにたどりつくことが出来ます。
実際内容を見ると、定期預金と投資信託かファンドラップなどを組み合わせた運用で高利回りの内容が記載されています。
実際購入する投資信託などの内容が不明なため、どのような商品か不明ですが、金融知識のない方が見るととても魅力的に見えるのかもしれません。
この情報を鵜呑みに銀行で資産運用の相談をすれば、ネット記事のような方たちの二の舞になるのかもしれません。
現在は、株高が続いていますので、投資信託でも購入すれば、利益は出ますが、それがいつまで続くかは分かりません。
その為、65歳で会社を退職してから退職金を初めて投資で運用するということは間違っています。
今回の記事は、私の私見が多くなりますが、投資は失敗をしながら学んで行くものです。
その為、老後の人生を左右する退職金を何も投資経験のない方が運用を行うことには非常に危険で、気が付けば退職金が半分、無くなってしまうリスクがあります。
なので、投資未経験の方は、投資と言うリスクを取らずに、どのよう運用をすることで退職金を減らさないかを考えるべきです。
人生を考えれば、65歳からどれくらい長生きするかを考えて下さい。
日本人の平均寿命(2020年度)を考えると
■ 男性:81.41歳
■ 女性:87.45歳
と言う年齢になっています。
我々が高齢になる時は、もう少し平均年齢は上がるかもしれませんが、65歳からの20年、30年をどのように乗り切るかを考えましょう。
それでは、どうすれば退職金が狙われず、退職金をどのように運用をしていけばいいか記載していますます。
詳細は以降に記載します。
以降は目次です。
目 次
前回の記事
退職金がどのように狙われている?
ネット記事でよく見る退職金で失敗したという話を記載します。
運用資金の半分を定期預金に預け、残りの半分を投資信託に預けるという運用が支流の様です。
定期預金は、最初の1年間が高い金利で運用できるが2年目以降は、通常の低い金利で運用となります。
また、運用する投資信託は、毎月分配金が出る商品で運用での運用となります。
過去のブログでも記載していますが、毎月分配金の出る投資信託は、以下のようなデメリットがあります。
■ 信託手数料が高い
■ 毎月分配金の金額は保証されていない
■ 基準価額が大きく上昇しない
上記のデメリットがありますので、折角、定期預金の高い金利で運用できたとしても投資信託で高い手数料(信託報酬)を取られていては、まったく意味がありません。
また、毎月の分配金も当初購入した時の分配金をもらえる保証はありません。
気が付けば、まったく分配金がもらえないないという現象になります。
また、商品の利益に関係なく、毎月分配金を出さなければいけないので基準価額が大きく上がることはありません。
投資信託で利益を得るためには、購入時よりもどれくらい基準価額が跳ね上がっているかで利益が変わります。
なので、一時の分配金で騙されてはいけません。
さらに、商品の利益が出ていなければ、物凄い勢いで基準価額が下落するということは理解しておく必要があります。
実際にネットで大手銀行の商品を確認すると、どのような投資信託を購入するのかよくわからないものが多いです。
要するに、「来店予約」をするか「資料予約」をしないと運用の全容が全くわからないと考えて下さい。
その為、退職金の運用(投資信託)を行うのであれば、
■ どのような商品で運用を行うのか
■ 信託報酬はいくらなのか
■ 信託報酬以外の手数料はいくらなのか
は、確認して下さい。
銀行の定期預金の金利がいくら良くても投資信託の手数料で持っていかれていたら何の意味もありません。
これは、あくまでも私の私見ですが、投資初心者の方は、銀行で退職金の運用などを相談するべきではないと私は考えます。
退職金の運用はどうすれば良い?
それでは、退職金をどのように運用を行うべきかと言うことを私の私見で記載します。
まず、考えるべきことは、退職金をどのように元本を減らさず運用ができるかと言うことを考えて下さい。
元本を減らさずに運用できるものとすると
■ 銀行の定期預金
■ 個人向け国債10年物
などがありますが、運用をするのであれば、「<個人向け国債10年物」をお勧めします。
理由としては、
■ 最低金利が0.05%と決まっており、この金利以下になることはありません
■ 変動金利の為、金利が上昇すれば、購入した国債の金利も上昇します
■ 購入してから1年で売却が可能になります
と言うことを上げられます。
また、多少の元本割れと言うリスクを背負っても良いというのであれば、退職金を下記の3つの分類に分け、投資をしてみて下さい。
■ 直ぐに使用する金額
■ 1年以上使わなくても良い金額
■ 長期で使用しない金額
直ぐに使用する金額は、「通預金か短期の定期預金」で運用して、1年以上使わなくても良い金額は、「v個人向け国債10年物」で運用をしてみて下さい。
さらに、多少リスクを背負っても良い金額に関しては、インデックス投資ファンドを購入してみて下さい。
購入する物は、
■ 信託報酬が安いもの
■ 購入手数料、売却手数料が掛からないもの
■ インデックス・ファンド
を購入してみてはどうでしょうか。
私としては、「SBI・バンガード・S&P500 インデックス・ファンド」をお勧めします。
この商品は、非常に信託報酬が安くて有名です。
また、購入、売却手数料もかかりません。
最後に:退職金が狙われている?えるべき
どうでしょうか?
退職金が狙われている?|老後は貯蓄よりもどう退職金を減らさないかを考えるべき
に関して記載しました。
今回は、会社退職時に受給できる退職金の運用方法に関して記載しました。
私がよく見ているSmartNewsで出てくるニュースで退職金の運用を失敗し路頭に迷う方の記事を見ます。
内容は、どうして、こんなことをしてしまうのだろうと前々から不思議に考えていました。
なので、大手の銀行では、どのような広告を出しているのかと思い確認してみました。
退職金の運用をしていただければ、高い金利(期間限定)で定期預金ができる、また、投資信託やファンドラップでも運用できる旨の記載があります。
ものすごく、儲かりそうな気がしてしまいます。
金融リテラシーが低いとものすごく魅力的なものに見えてきてしまうと思います。
実際に購入する投資信託やファンドラップの中身の記載はなくどれくらいの手数料(購入手数料、信託報酬、売却手数料)などの記載はありません。
このようなあいまいな情報だけで、銀行に「WEB申し込み」「資料請求」などしてしまえばどのようなことになるのかは目に見えています。
あっという間に、退職金がよくわからない投資信託で運用をさせられ、気が付けば資産が半減しているということになってしまうのかもしれません。
そうならない為にも、自分の退職金は自分で守る必要があります。
退職金は、老後の生活をする上での非常に優良なお金です。
増やすも減らすのも自分の腕次第です。
正直、今まで、投資をしてきていないのであれば、65歳から投資など無茶な運用をするのではなく、どのように退職金を減らさないかを考えていくべきなのかもしれません。
しかし、「個人向け国債」や「銀行の定期預金」で元本を減らさない対策をしていても、物価が上昇してしまうと少ない金利では預けても意味がないのかもしれませんが。。。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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