今回の記事は、
少ない年金の増やし方|つみたてNISAと年金繰下げの併用
に関しての記載になります。
今回の記事は、65歳から受給できる少ない年金の話になります。
皆さんの年金の印象はどうでしょうか?
令和元年のデータになりますが受給できる年金額の平均額は、
■ 国民年金:55,946円
■ 厚生年金:144,268円
と言う金額です。
男女別での年金額は、受給できる平均額は異なりますので、過去の記事を見ていただけると幸いです。
上記の年金受給額(平均)を見てどう思うかと言えば、国民年金だけの方を除き、将来受給できる年金額だけでは、優雅な生活は送れません。
また、国民年金だけの方は、上記の金額だけを見ると非常に厳しい生活が待っていると思われますが、厚生年金受給者に関してだけ言えば、衣食住はどうにかなるのかもしれません。
しかし、国民年金の方は、「国民年金基金」「付加年金」に任意加入ができ、将来受給できる年金を増額することが可能です。
ですが、会社員や専業主婦の方は、「国民年金基金」「付加年金」に加入できません。
それでは、会社員の方や専業主婦の方の少ない年金額をどのように増額するべきかに関しての記載を行います。
どのような方法で年金を増額させるのかと言えば、年金の繰下げ受給を行うことで年金を増額することが出来ます。
受給年齢を65歳→70歳に変更すると受給できる年金額が42%増額します。
さらに2022.4月からの制度変更になりますが、65歳→75歳に変更することで、受給できる年金額が84%増額することが出来ます。
年金の受給年齢を繰下げることで年金は増額することが出来ますが、ここで最大の問題があります。
最大の問題は、年金を受給できない期間の収入をどうするかと言うことです。
体が健康の場合は、働くことで収入を得ることが出来ますがさすがに70歳以上は、厳しいのかもしれません。
それでは、年金を受給できない期間の収入源をどうするかを以降に記載します。
詳細は以降に記載します。
以降は目次です。
目 次
前回の記事
年金が受給できない期間の収入源
それでは、年金の受給年齢を繰下げた場合の収入源をどうするかに関しての記載になります。
これは、前もって準備が必要なのですが、
■ つみたてNISA
■ iDeCo(イデコ)
を行っておくことで年金を受給できない期間の収入源にすることにしてください。
年金を増やす名目で実施する「iDeCo(イデコ)」は、国民年金や厚生年金と違い終身で年金を受給できる制度ではありません。
なので、「つみたてNISA」「iDeCo(イデコ)」に関しては、年金の繰下げ受給を実施した時の「つなぎ」と考えることがベストなのかもしれません。
その為、会社退職時までの貯蓄と「つみたてNISA」「iDeCo(イデコ)」で投資した金額で年金の繰下げを行った期間の収入としてください。
「つみたてNISA」「iDeCo(イデコ)」に関しては、年金の繰下げを何年行うかで貯蓄する金額を決めるべきと考えます。
それでは、次に年金の繰下げ受給とはどのようなものかを記載してみます。
年金の繰下げ受給を行う
それでは、年金の繰下げ受給に関して簡単に記載します。
年金の繰下げは、上記までに記載した通り、年金受給年齢を引き下げることで将来受給できる年金額を増額させることが可能です。
増額分は、1ヵ月繰下げるごとに0.4%増額が行なわれます。
なので、5年間(65歳→70歳)まで繰下げると、将来受給できる年金が42%増額されることになります。
厚生年金の平均受給額:144,268円を例で考えると、70歳以降に受給できる年金額は、204,860円になります。
また、10年間(65歳→75歳)まで繰下げると、将来受給できる年金が82%増額されることになり、将来受給できる年金は、265,453円となります。
年齢的にどこまで年金を繰下げることが可能かなどは、今までの貯蓄額などに影響しますので、よく考えて行ってください。
年金が減額されていないかの確認
将来の年金を増やすことばかりに目が行き、自分の年金の状態がどうなっているかは、誕生月にくる年金定期便で確認して下さい。
要するに、学生時代に払っていなかった年金(未納)があるか確認して下さい。
未納期間があると老齢基礎年金が減額されることになります。
少ない年金が減額されるということです。
老齢基礎年金は、未納が無ければ月額約6.5万円、年間にすると約78万円の金額になりますのでこの少ない年金が減額されないように気を付けることをおすすめします。
また、学生時代に「学生納付特例制度」を利用していたとしても、年金支払い期間には加算されますが、収めたことになっていません。
なので、私は「学生納付制度特例制度」を使用したから65歳から老齢基礎年金は満額受給できるという考えは間違えです。
その為、未納と同じ状態になりますので、払える期間(10年間)であれば国民年金を納めて下さい。
納める期間が過ぎてしまった場合は、60歳~65歳の期間である任意加入期間を利用して未納部分の年金を支払うことをおすすめします。
その期間(未納)が長ければ、付加年金を利用することをお勧めします。
付加年金は月額400円支払うことで、将来受給できる年金額(年額)が200円×加入月の金額を受給することが出来ます。
付加年金は、2年間受給できれば、元が取れる素晴らしい年金なのですが、掛金も少ないことから受給できる金額も少ないところがデメリットになります。
最後に:少ない年金の増やし方
どうでしょうか?
少ない年金の増やし方|つみたてNISAと年金繰下げの併用
に関して記載しました。
我々が将来受給できる年金額は、あまり期待はできないのかもしれません。
大企業や公務員の方ですと、企業年金、共済年金などの制度もあるので心配はないのかもしれません。
しかし、全ての方が、大企業に勤めているわけでもなく、尚且つ、公務員に勤められているわけでもありません。
なので、自分が将来受給できる年金額では、生活できるかは心配になるのかもしれません。
今回の記事は、そんな少ないと感じている方の年金額をどのように増額させることが出来るのかを記載しました。
正直、将来受給できる年金に関して、あまり若いうちから考えてもしょうがないのですが、歳を取って方、
● ああすれば良かった
● こうすれば良かった
などと後悔はしたくないものです。
なので、目的はどうあれ、若いうちから貯蓄を行うべきではないかと考えます。
元本保証とは言え銀行の安い金利では、お金は増えませんし、そうかと言って投資は怖いと考えている方は多いのではないでしょうか。
しかし、私としては、若い方には投資で資産運用を行ってもらいたいと考えています。
投資の為、元本は保証されません。
しかし、投資は長期に運用することで確実に資産は増えていきます。
良い例でよく紹介していますが、我々の年金を運用しているGPIFが投資の良い例ではないでしょう。
なので、少ない年金で落胆するのではなく、どうすれば少ない年金を増やせるか。
どうすれば、資産運用がうまくいくのかを考えたいものです。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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はっぴー@happyoldage
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