今回の記事は、
借金のある夫婦の割合は?|借金の額や目的は?
に関しての記載になります。
2020年度の「借金の状況」のアンケートにて、
■ 借金のある世帯の割合:42.9%
となっており前年(2019年):41.8%と比較すると、借金をする世帯が1.1%増加したことが分かります。
引用:「知るぽると」の「家計の金融行動に関する世帯調査」[二人以上世帯調査]
借金の額やどのようなことにお金を借りたのかに関して、以降に詳しく記載しますが、借金をする額が年々増加していることが分かります。
しかし、夫婦の方で57.1%もの方が借金をしていないという状況でもあるようです。
それでは、以降に、実際の借金の額や借金をした目的に関して記載します。
詳細は以降に記載します。
以降は目次です。
目 次
前回の記事
実際の借金額は
それでは、実際の借金額に関して記載していきます。
まずは、借金のない世帯も含む借金の平均額は、
■ 671万円
と昨年の628万円から43万円が増加していることが分かります。
借金の増加に関しては、2017年度から2020年度にかけ増加していることが分かります。
引用:「知るぽると」の「家計の金融行動に関する世帯調査」[二人以上世帯調査]
それでは、次に、借金のない世帯を除いた借金の額は
■ 1,609万円
であり、2017年の1,340万円から比べると269万円が増加したことになります。
引用:「知るぽると」の「家計の金融行動に関する世帯調査」[二人以上世帯調査]
2020年度の借金:1,609万円のうち、約9割が住宅ローンでの借金となっており、その額は、1,480万円となっています。
このことを考えると、日本人の借金のほとんどが住宅の為に借金をしているということが分かります。
正直、持ち家がいいのか賃貸がいいのかは正直疑問を感じますが、今の日本では、高齢の方には、
■ 賃貸を貸さない
■ 家賃の更新をさせない
などの問題もある為、老後の住宅問題は非常に切実な問題なのかもしれません。
借金の目的は
下記のグラフから分かるように借金の66.6%が「住宅(土地を含む)の取得または増改築などの借金」であることが分かります。
なので、住宅関連での借金がほとんどであることが分かります。
引用:「知るぽると」の「家計の金融行動に関する世帯調査」[二人以上世帯調査]
また、以降は、
■ 耐久消費財の購入資金:24.2%
■ 日常の生活資金:13%
の順で借金の割合で高いことが分かります。
借金の目的にて、2019年から2020年にかけ「日常の生活資金」が昨年10.3%から13%と2.7%増加しており、新型コロナでの借金が増加したのかもしれません。
借金の返済での注意事項
上記でも記載した通り、借金の大半が「住宅(土地を含む)の取得または増改築などの借金」であることが分かります。
また、住宅ローンの借金が1,480万円と言う金額になっていますが、この金額は、あくまでも平均の為、ここまで住宅ローンの返済額が少ないかは疑問が残ります。
しかし、過去にも記載しましたが住宅ローンの返済に関しては、現在の低金利を考慮すれば無理に返済することはありません。
興味があれば、下記の記事も確認してみて下さい。
しかし、住宅ローンの返済も「会社員や公務員の方」は、定年退職するまでには必ず返済をするようにしてください。
理由は、簡単で、65歳以降も住宅ローンが残っていた場合、老後に受給する年金から返済することを考える必要があります。
その為、年金でどうにかなるなどの考えはやめて下さい。
特に、ボーナス返済などをしている方は、注意が必要です。
上記の考えの為、定年退職を迎えた時に、住宅ローンが残っている場合は、
■ 退職金で一括返済
を行ってください。
「退職金がもらえない」、「退職金でも返済が困難」と言う心配があるのであれば、早いうちから住宅ローン返済用に資産運用を行うべきです。
住宅ローンの返済は低金利の為、利息は非常に少ないです。
その為、住宅ローンの早期返済などはあまり考えず、余剰金が余るようであれば「つみたてNISA」などで積立て貯蓄を行い将来の為の貯蓄に回してください。
正直、投資は自己責任と言うこともありますが、長期に投資信託などで運用を行えれば銀行の金利以上の利益が出る物と考えられます。
その為に若いうちから投資で運用を行うということを行ってみて下さい。
銀行の定期預金などよりも利率は良いはずです。
もし、定年退職が目の前で、退職金で一括返済ができないのであれば、ボーナス払いはやめるように手続きをしてください。
住宅ローンの残高を確認し、どれくらい働くことで返済できるのかのプランを早急に立てることが大切です。
住宅ローンですが、「年金でどうにかなる」などと言う考えは非常に危険です。
理由は、年金がいつ減額されるのかなどは誰にもわからない為。
最後に:借金のある夫婦の割合は?
どうでしょうか?
借金のある夫婦の割合は?|借金の額や目的は?
に関して記載しました。
借金のある夫婦の割合に関して記載してきました。
我々日本人の借金は、ほとんどが住宅ローンであるということが分かります。
その為、マイホームを早いうちから購入すれば、住宅ローンとの付き合いが長くなるということが分かります。
借金の額は、2017年度から徐々に増額しております。
正直、2020年度は、新型コロナウイルスの感染拡大もあったため、借金が膨らんでしまった方も多くいるのかもしれません。
2021年になっても、新型コロナウイルスの収束する気配も見られず、2021.5.1時点で緊急事態宣言が行なわれている状態です。
今後、経済は徐々に回復しているのかもしれません。
昨年も同様でしたが、今年のGWも何もできず家に居なければいけない状況ですが来年にはワクチン接種率も上がり新型コロナウイルスの脅威がなくなることを祈ります。
正直、このまま新型コロナウイルスのおかげで経済活動が停滞してしまうと、我々の給与や賞与も減額され住宅ローンの返済も出来なくなってしまうかもしれません。
そのような、最悪の状態だけは、回避されたいものです。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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