今回の記事は、
安定した資産運用:カウチポテトポートフォリオとは
に関しての記載になります。
今回の記事は、安定した資産運用を行うための運用方法としてカウチポテトポートフォリオに関しての記載になります。
まずは、カウチポテトポートフォリオとは
米国のコラムニストであるスコット・バーンズ氏が提唱している資産運用方法で「ソファ(カウチ)に寝転んで(ジャガイモのように)長時間を過ごす人」と言うことの様です。
何を言われているかは、疑問を感じるかもしれませんが、要するに
怠け者
でも簡単に資産運用ができる方法と言うことになります。
具体的な運用方法は以降に記載しますが、一度、資産運用を始めてしまえば、ソファで寝転んでゴロゴロしていても資産運用は問題なく運用できていると言う素晴らしいものです。
如何にもアメリカ人の発想だと考えさせられます。
それにしても、「そんなに儲かるの?」と疑問を持つかもしれません。
しかし、この分散方法で運用を行っているのが我々の年金を運用しているGPIFがまさしくカウチポテトポートフォリオで運用を行っています。
それでは、以降に
■ カウチポテトポートフォリオとは?
■ カウチポテトポートフォリオとは、どのような運用なのか?
■ 我々の年金を運用しているGPIFの成績は?
に関して以降に記載していきます。
カウチポテトポートフォリオは、運用方法を決め実施すれば、安定した運用が行なえるようになります。
その為、これから投資を行おうと考えている方は、この運用方法を検討してみる価値はあると考えます。
それでは以降に詳細を記載します。
以降は目次です。
目 次
前回の記事
カウチポテトポートフォリオとは
カウチポテトポートフォリオ(Couch Potato Portfolio)とは、米国のコラムニストであるスコット・バーンズ氏が提唱している資産運用方法です。
上記にも記載しましたが、「ソファ(カウチ)に寝転んで(ジャガイモのように)長時間を過ごす人」のことを指します。
要するに「怠け者」でも、資産運用ができる方法となります。
それでは、実際にどのような運用方法で行うのかと言うと
資産運用方法:
■ 50%を株式で運用
■ 50%を債券で運用
のように半分ずつ株と債券を購入すると言う運用です。
凄く単純な運用方法となります。
株式や債券を購入するときは「国内」、「外国」に分けて購入を行うとさらに分散されることになりますのでお勧めです。
正直、私としては、国内比率を高めるよりも外国関連の比率を上げたほうが効率よく利益が出る気がしますが、これは、皆さんの判断にお任せします。
■ 株 (国内):25%
■ 株 (外国):25%
■ 債券(国内):25%
■ 債券(外国):25%
また、外国株や外国債券に関しては、先進国や新興国などを分けて購入するとさらに分散されるので利益も得やすい状態になると考えます。
特に日本や米国などに偏った投資をするのではなく、アジア、EUなど幅広く購入することを心がけて下さい。
それでは、以降にどのような資産運用を行っていくべきなのかを記載していきます。
どのような運用をするのか
以降は、私の私見になりますが、カウチポテトポートフォリオでどのような運用を行うと良いかと言えば
■ 運用は手数料の安いネット証券を使用
■ つみたてNISA/一般NISA
■ 投資信託での運用
■ 株、債券を半々で購入
■ 株や債券の比率も国内、外国を半々で購入
■ 投資信託は、信託報酬が安いもの
■ 投資信託は、購入・売却手数料はないもの
で運用が行なえれば問題がないのではないかと考えます。
上記の内容にて、一定の金額で積立購入(ドルコスト平均法)を行うと長期的な資産運用が行なえることとなり、長期的には運用利益が出てくるものと考えます。
過去に長期積立に係る「ドルコスト平均法」に関しての記事を記載していますので興味がある方は確認してみて下さい。
上記のように株式、債券で分散投資を行うことで、市場が暴落しても損出額が極力少なく済むことになります。
要するに、「一つのカゴに卵を載せるな」と言う相場の格言があるように、一つ物に資産を集中投資させると、その資産が下落した場合は目も当てられません。
その為、一つに物に資産を集中させるのではなく、複数に資産を分ける(分散投資)ことで、資産の減少リスクを極力抑える運用が好ましいです。
しかし、この「カウチポテトポートフォーリオ」ですが、怠け者でも資産運用は可能なのですが、いくら怠けていても問題ないかと言うとそうでもありません。
当初計画した通り株や債券を均等に購入したとしても、時間が経過するとともに株や債券の価格が上下する為、購入してきたポートフォリオに偏りが発生していきます。
その為、半年に1回か1年に1回かは、自分の目でポートフォリオの中身を確認して下さい。
よほど制御をしなければ、当初考えた比率で資産運用を行っていくことは非常に難しいです。
その為、購入する比率が偏った場合は、購入する金額の割合を変更することで当初の計画通りの割合に戻すことをしてください。
下手に、比率が偏っている資産を売却などするのではなく、購入する金額を変更しながら全体の比率を均等にするようにしてください。
要するに株式と債券の比率が6:4であった場合は、月々の購入金額を「株式は、減額させ」「債券は、株式の減額分+今までの購入分」で運用をするようにしてください。
また、半年か1年で様子を見るようにし、購入比率の検討をしてもらえれば問題ないと考えます。
特に投資を行い慣れが出始めると、米国のS&P500が儲かりそうだからS&P500の投資信託に対する購入比率を上げてしまう場合があります。
自分の判断なので、問題はないのかもしれません。
しかし、集中投資を行うことで、米国市場が暴落した時に自分の資産が大幅な損失を被るリスクが出てきます。
なので、資産が目減りするリスクを極力減少させるため、決めた割合で購入(株・債券で50%)することをお勧めします。
これは、私の経験ですが、欲を見ると、ろくなことが起きないと言うことだけは言っておきます。
GPIFの運用成績
それでは、我々の年金を運用してくれる「GPIF」に関する運用成績を記載していきます。
なぜ、GPIFの資産運用を記載するのかと言うと、ポートフォリオの中身がきれいに、
■ 国内株式:25%
■ 外国株式:25%
■ 国内債券:25%
■ 外国債券:25%
で運用されており、我々の年金で運用されている収益も右肩上がりの成績なので記載していきます。
ニュースなどの報道では、日本の年金運用は「まずい」と言うような報道しかされていませんが、実は素晴らしいくらい運用成績を出しているということは忘れてはいけません。
それでは、我々の年金を運用しているGPIFの資産運用がどうなっているのかを以降に記載します。
GPIFでは、2001年から年金の資産運用を開始し、2020年度の第3四半期での運用結果は、運用資産額は:177兆7,030億円となり収益額は85兆3,011億円と言う金額になっています。
ポートフォリオに関しては、上記でも記載した通り、綺麗な株、債券で半々での運用となっています。
現在は、株、債券で半々の運用を行っていますが、年々ポートフォリオの割合は変更されているのも事実なので、単純に半々なのかと言うとそうでもありません。
また、運用している金額が金額なので何とも言えませんが、2001年から2020までに収益額が85兆3,011億円と言うとんでもない収益となっています。
運用当初は、元本割れが起きていましたが、2020.3に発生した新型コロナウイルスの感染拡大時の市場の暴落時でも元本割れは起こしていません。
このことを考えれば、長期的に「カウチポテトポートフォリオ」で運用を行うことがどれほど安定した資産運用なのかが分かるのではないでしょうか。
我々の年金を運用しているGPIFの資産運用に関する詳しい内容に関しては、過去にブログで記事を記載しているので確認してみて下さい。
最後に:カウチポテトポートフォリオとは
どうでしょうか?
安定した資産運用:カウチポテトポートフォリオとは
に関しての記載になります。
カウチポテトポートフォリオの投資方法は、資産を株と債券で半々で運用するスタイルです。
本当に儲かるのかなど疑問に思うのかもしれませんが、我々の年金を運用しているGPIFでの運用を見る限り安定した資産運用が行なわれているのではないでしょうか。
我々が実際に運用する場合は、資産が沢山あるわけではないので、個別株で購入するのではなく投資信託で資産運用を行ってください。
特に、国内株、国内債券、外国株、外国債券の投資信託で株を50%、債券:50%の割合で積立投資を行えればよいのではないでしょうか。
とにかく、長期で資産運用を行えば安定した資産運用が行なえますのでこれから投資を始める方は、カウチポテトポートフォリオを検討してみてはどうでしょうか。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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はっぴー@happyoldage
趣味で始めたFPの資格取得からブログを書き始めました。
記事の内容に関しては、うそを記述しているつもりはありませんがこれはなどの話があれば、コメントをください。
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本記事は、2021.05.10、2021.5.20に一部記載を修正しています。
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