今回の記事は、
専業主婦の年金はいくらもらえる?|老後をゆったりと過ごすための準備とは
に関しての記載になります。
今回の記事になりますが、「
専業主婦の方の年金はいくらもらえるのか」に関しての記載になります。
まず、令和元年のデータ(厚生労働省)になりますが、専業主婦の方が受給でいる年金額は、
月額53,699円を受給することになります。
この金額は、
国民年金(女性)の方が受給できる金額になります。
その為、純粋に専業主婦の年金額なのかに関しては、疑問が残る金額となります。
理由としては、専業主婦になる前は、
会社員などの方が多かったのではないかと思われます。
その為、65歳からの受給できる年金額は、「
国民年金+厚生年金」を受給できる方が多くいる為、
月額:53,699円以上を受給できる方が多いのではないでしょうか。
なので、自分の厚生年金部分が一体いくらもらえるのかを確認するのであれば、
「
誕生日月に来る「ねんきん定期便」で確認」するか「
日本年金機構にログインを行い、厚生年金額を確認」してみて下さい。
また、国民年金に関しては、未納期間が無く20歳~60歳まで国民年金に加入していた場合、令和2年での受給額(満額)は、
65,141円を受給できます。
※2021.4からは、国民年金の満額受給額が
65,075円(前年-66円)となりますので注意して下さい。
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上記までの記載の通り、専業主婦になる前の厚生年金がいくらなのか分かりませんが、老後に受給できる年金額は、
月額6.5万円(未納期間なし)の受給になります。
どうでしょうか。
旦那さんが健在であれば、
月額6.5万円の金額でも良いのかもしれませんが、何かあった場合、この金額で老後の生活が送れるかは疑問が残ります。
それでは、専業主婦の方でも
老後をゆったりと過ごすための準備はなにをすればよいのかを以降に記載してみます。
以降目次です。
目 次
前回の記事
専業主婦の年金事情
上記までに記載しましたが、厚生年金の受給額は一旦抜きにして、専業主婦の方が受給できる年金額は、
月額:53,699円になります。
この金額は、令和元年のデータになりますが、女性の国民年金の平均受給額になります。
国民年金なので、20歳から60歳までの間に未納期間が無ければ、
月額約6.5万円を受給することができます。
なので、老後に専業主婦の方がお独りで生活するのは
金銭的に厳しいのかもしれません。
旦那さんにもしものことがあれば、
遺族厚生年金を受給することができます。
しかし、この遺族厚生年金に関しては、
旦那さんの老齢基礎年金部分の3/4を受給(非課税)することになります。
注意が必要なのが、
旦那さんの年金額の3/4ではなく、
厚生年金部分の3/4になりますので思っていたほどの金額ではないかもしれません。
それでは、実際に、どれくらいの金額なのかと言うと
旦那さんの年金額が、
16万円の場合、
老齢基礎年金:6.5万円
老齢厚生年金:9.5万円
の場合、
厚生年金の3/4を受給できますので、
71,250円と自分の年金額(5.3万円)を受給することになります。
この金額が「多いか」「少ないか」は、人それぞれと思いますが、
お住まいが賃貸の場合は、非常に苦しい生活になるのかもしれません。
それでは、どのような生活を心がけるべきなのかを記載してみます。
どのような生活を心がけるべきか
上記までに記載した通り、まず、専業主婦の方の年金額は、
国民年金が大半を示すので、国民年金は、必ず、
満額で収めることをお勧めします。
その為、「
未納期間がある」学生時代に「
学生納付特例制度」を利用した方は、国民年金を満額収めたことになりませんので、
60歳になったら
任意加入制度を利用し未納部分の支払いを行ってください。
その時に、ついでに
付加年金に加入すると65歳から受給できる年金が若干増えますので実施してみてはどうでしょうか。
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未納期間があれば
・60歳から任意加入制度を利用
・ついでに付加年金に加入
また、これは、大きなお世話なのかもしれませんが、
熟年離婚をしないことをお勧めします。
離婚をするのであれば、
早めのうちにしてください。
熟年離婚をすれば、旦那さんが受給できる
年金を分割することができます。
しかし、この分割は、皆さんが思っているほど多く受給することはできません。
離婚時に分割できる年金額は、
旦那さんの厚生年金部分になりますので、
旦那さんの年金額が、
16万円の場合、
老齢基礎年金:6.5万円
老齢厚生年金:9.5万円
分割の対象になる金額は、
9.5万円が対象になりますので、この金額の半分になるので、
4.75万円が分割対象になります。
上記の4.75万円全てが分割対象なのかと言うと、全てではなく、
旦那さんとの婚姻生活期間が分割の対象になるので、さらに
年金額は少なくなります。
なので、離婚をすると旦那さんの年金が単純に分割されると思っていると、
大変痛い目に遭います。
また、旦那さんの
企業年金は、
分割対象にならないケースが多くあるようなので、熟年離婚は、金銭面を考えるとあまりお勧めできません。
なので、本当に離婚を考えているのであれば、
早めにした方が良いのかもしれません。
意外ともらえない年金
・遺族厚生年金
・離婚した時の年金分割
なので、老後に豊かな生活を考えるのであれば、どのように夫婦でゆとりのある生活が出来るのかを考えたほうが良いと私は考えます。
少ない年金をどのように増やすべきか
専業主婦の方は、やはり、将来受給できる年金額は正直
少ないです。
その為、老後の年金額をどうにかして
増額させる方法を考える必要があります。
2020年度のデータになりますが、日本人の平均寿命は、男性:81.41歳、
女性:87.45歳とのことで、
男女差は6.03歳となっています。
その為、平均寿命を考えただけでも女性は、旦那さんよりも6年は長生きしますので、
この期間の金銭面も考慮する必要があります。
年金額を簡単に増額させる方法としては、受給できる年齢を、
繰下げることで増額させることが可能です。
なので、旦那さんが受給する
年金額に余裕があるのであれば、
奥さんの年金を繰下げることで増額をすることが可能です。
増額率は、1ヵ月繰下げることで
0.7%増額させることが可能です。
なので、70歳まで繰下げることができれば、
最大42%の年金を増額させることができます。
また、2022.4月からは、繰下げ期間が70歳から
75歳まで繰下げることができ、
最大84%の増額をさせることが可能になります。
なので、旦那さんが受給する年金額に余裕があるのであれば、検討することをお勧めします。
また、年金の繰下げが現実ではないという方は、是非、若いうちから
投資をすることをお勧めします。
投資には、元本割れと言うリスクはありますが、今では、「
つみたてNISA」などを利用することで
良質な投資信託を運用することが可能です。
どのような運用を行うべきなのかに関して過去にブログで記事を記載していますので、興味があれば確認してみて下さい。
◆◆◆ 過去の記事 ◆◆◆
特に若い方は、時間があります。
資産運用に銀行の定期預金などで運用をするくらいであれば、
投資信託で運用をすることをお勧めします。
投資信託には、
悪徳商品から良質な商品まで色々とあります。
投資経験のない方には、
悪徳商品の見極めは非常に難しいと思います。
しかし、「
つみたてNISA」「
iDeCo(イデコ)」に関しては、金融庁のお墨付きの商品のみとなっているので、
初心者の方でも安心に投資が行なえると考えます。
特に過去の記事でも記載しましたが、
複利の効果は絶大です。
複利の効果は、時間をかければかけるほど、
利益が増加されますので、若い方は是非、投資を怖がらず運用をすることをお勧めします。
あくまでも投資は、自己責任ですのでその点だけは注意して下さい。
◆◆◆ 過去の記事 ◆◆◆
しかし、過去の記事にも記載しましたが専業主婦の方には「
iDeCo(イデコ)」はお勧めしません。
理由は、過去に記事を記載していますので確認してみて下さい。
◆◆◆ 過去の記事 ◆◆◆
老後の収入を増やすためには
・繰下げ支給を行う
・つみたてNISAで運用する
最後に:老後をゆったりと過ごすための準備とは
どうでしょうか?
専業主婦の年金はいくらもらえる?|老後をゆったりと過ごすための準備とは
に関しての記載になります。
専業主婦の方の年金ですが、あまり多くはもらうことはできません。
また、旦那さんにもしものことがあった場合の
遺族厚生年金も思っていたほど受給することはできません。
さらに、熟年離婚した時の
年金分割も思っているほど受給できないものと考えられます。
なので、本当に離婚したいと考えているのであれば、
早いうちに決断をしたほうが良いのではと考えます。
なので、専業主婦の方が老後にゆったりと過ごすためには、
どれだけ旦那さんとなかよく生活が送れるのかに限られると思います。
なので、言いたいことなどがあれば、とことん、夫婦で会話を行い老後も楽しく生活を行うようにしたいものです。
しかし、楽しい夫婦生活を送れたとしても、
お金が無ければ、苦労をしてしまいます。
その為に、専業主婦の方の老後の収入源を増額させるのであれば下記を心がけて下さい。
・未納期間があれば任意加入期間を使用し未納分を支払う
・未納分を支払う場合、付加年金に加入する
・旦那さんの年金に余裕があれば、繰下げ支給で年金額を増額させる
・つみたてNISAで資産運用をする
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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