今回の記事は、
ニュースで報道されないGPIF(年金)の運用実績(2020年度3Q)
に関しての記載になります。
記事の内容は、我々の年金を運用している
GIPFに関しての運用実績(2020年10~12月)に関しての記事になります。
それでは、我々の年金を運用している
GPIFの2020年度第3四半期の運用実績がどうだったかを記載します。
2020年度3Q実績
・収益率:6.29%
・収益額:10兆3,528億円
あまりにも金額の単位が良くわからないのでピンとしませんが、なかなかの成績で運用を行えたことが分かります。
2020年3月(2019年度第4四半期)に新型コロナウイルス感染拡大の為、株価が大暴落したため、
2019年度の運用成績は8兆2,831億円の赤字でした。
その時のニュースでの報道は、鬼の首でも取った勢いでGPIFをたたいていました。
その時の記事は過去に記載していますので興味があれば確認してみて下さい。
しかし、2020.4月以降は、株価の暴落分を取り戻し、2021.2月時点では、日経平均が30年ぶりの高値を付け相場状況は右肩上がりの上昇中です。
しかしながら、年金の運用実績に関しては、赤字の場合は、ニュースなどで報道されるのですが、
黒字になると全くと言っていいほど見なくなります。
折角の報道番組であるので、ネガティブな報道ばかりでなくGPIFの運用実績が良かったときも報道をしてもらいたいものです。
それでは、GPIFの運用実績の詳細を以降に記載していきます。
以降目次です。
目 次
前回の記事
2020年10月~12月のGPIFの運用実績
それでは、我々が収めている年金に関する運用実績に関してGPIF:年金積立金管理運用独立行政法人が2020年度の第3四半期の運用状況の速報が2/5に公表されました。
それでは、さっそく
第3四半期の運用実績ですが、
収益率:6.29%
収益額:10兆3,528億円
と言う金額であり
2020.3Qも黒字での運用実績になっています。
また、
2020.4月~12月までの運用成績に関しては、すこぶる好調の成績をたたき出せています。
収益率:18.49%
収益額:27兆7,634億円
上記の図からもわかりますが、2001年から運用を始め、
運用資産額は177兆7,030億円と好調な金額です。
また、2001年度から2020年度第3四半期までの
収益率:+3.37%と好調の成績となっています。
また下記の図からも見て取れるように、
2020年度の黒字収益額の伸びが良くコロナバブルと言われている成果が色濃く出ています。
また、運用している金額も金額なので
インカムゲイン(利子・配当金)も39兆5,730億円と言う金額をたたき出せています。
上記の図から見るとインカムゲインだけで
毎年約3億円の利益が発生していることが分かります。
何もしないで、年間約3億と言う金額には驚かされます。
GPIFのポートフォリオ
我々の年金に関して、どのような
ポートフォリオでGPIFが運用しているのかを以下に示します。
ポートフォリオに関しては、国内株式、国内債券、外国株式、外国債券をそれぞれ
25%の比率で運用が行われています。
ポートフォリオ別の運用成績を確認すると2020年度だけをみれば
国内債券の成績が良くないことが分かりますが、外国株式、国内株式に関して収益率が良いことが分かります。
今後の運用実績は
以降は、私の私見になりますが、2021.2.11時点で、
日経平均は30年ぶりの高値水準で値動きをしております。
一時期は、日経平均と連動する
一部銘柄の高騰で日経平均を押し上げていましたが、このごろは
TOPIXなどの指数も高騰してきています。
その為、
市場全体の株価が高騰してきています。
正直、何時まで、値が上がって行くか分かりませんが、新型コロナウイルス対策で政府が支援金を出している間は、このままの推移で上昇していくのではないでしょうか。
なので、日経平均が3万円を超えるのもそう長くないのかもしれません。
その為、2020年度第4四半期の成績もこのまま順調に進み、GPIFで運用を行ってからの
最高収益額をたたき出せるのかもしれません。
その時には、是非、ニュースなどで報道してほしいものです。
また、個人での投資を考えれば、コロナバブルのために株価が高騰していることを考えると、安易に株式投資は危険と言う見方もあるかもしれません。
しかし、まだまだ、新型コロナウイルスの影響で株安銘柄は存在していますので、
割安株を探し購入する手もあると考えます。
最後に:ニュースで報道されない年金の運用実績
どうでしょうか?
ニュースで報道されないGPIF(年金)の運用実績(2020年度3Q)
に関しての記載になります。
相変わらず、GPIFの運用実績が好調の時はニュースなどで
報道されない傾向が続きます。
どうしても、報道機関は、ネガティブな報道ばかりしたいようで公平な報道をしていただけない傾向にあるようです。
その為、我々も偏ったニュースの報道ばかりを
鵜呑みにしてはいけないということを実感させられます。
GPIFがこれだけの好成績をたたき出しているにもかかわらず、年金での資産運用に関して良いイメージを持たれていない方が多くいることを悲しく思います。
皆さんがどう思われるか分かりませんが、株式投資や投資信託での投資は非常にリスクがついて回ってきます。
なので、保守的な日本人にはあまり投資を行う方が少ないのかもしれません。
しかし、株式や投資信託で資産運用を長期に行うことで、
資産が増えることはあります。
短期的には、
元本を割るリスクもあるのは事実です。
しかし、この低金利の時代を考えれば、ある程度のリスクを許容することで資産を銀行の金利(0.01%)の
何倍に増額することは可能です。
投資信託などに関しては、商品さえ間違えなければ、長期運用を行うことで
資産を増額することは可能であるため、投資と言うものに目を向けてはどうでしょうか。
これは私の私見ですが、GPIFで実施している運用実績を見ても一目瞭然です。
開始当初は、
元本割れが起きていましたが、
長期投資を行うことで、新型コロナウイルス感染拡大で株価が暴落しても収益は下落しましたが
元本割れは起こしていません。
この運用実績を見れば、長期運用での資産運用と言うものありがたみが分かるのかもしれません。
是非、
若い方には、投資で資産運用を行っていただきたいものです。
しかしながら、投資はあくまでも
自己責任と言うことだけは忘れないで下さい。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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