今回の記事は、
学資保険の加入は必要?メリット・デメリット?
に関しての記載になります。
記事の内容は、子供の
学資保険の加入は本当に必要なのか?加入するにあたってのメリット、デメリットはないのかに関しての記載です。
まず、
学資保険の最大のメリットは何かと言われると、私は、「
保険料払込免除」ではないかと考えます。
詳細は以降に記載しますが、
契約者が保険料を払えなくなった場合、保険料が免除され契約が満期になった場合でも保険料が支払われると言う特約になります。
学資保険には、「保険料払込免除」のようなメリットがあるのですが、
途中解約などをした場合に元本割れを起こすなどのデメリットがあります。
その為、学資保険に加入するにあたっては、
学資保険のメリット・デメリットを理解したうえで加入を検討する必要があります。
これは、私の話になりますが、実際、私も学資保険は加入していました。
加入していたメリットはあったのかと、
今から考えると、正直意味があったかは疑問を感じています。
それは、なぜかと言えば、今、私は生きていますので「保険料払込免除」のメリットは生かせませんでした。
また、子供が高校生の時に一時金を受給され、18歳の時に保険料を受取り、ある程度まとまった金額が銀行に振り込まれ、保険料は、子供の入学金に使用したと思います。
しかし、今から考えれば、今まで支払ってきた保険料を「
つみたてNISA」などで運用をしていれば、もっと多額の金額になったのではないかと考えます。
それでは、以降に学資保険の必要性とメリット、デメリットに関して記載していきます。
詳細は以降に記載します
以降目次です。
目 次
前回までの記事は、
定年退職後の保険加入は必要?加入前に社会保険を理解しましょう!
に関する記事になります。
記事の内容は、
定年退職後の保険加入は必要なのかと言う記事になります。
会社員を限定に記載しますが、会社員の方は定年退職を迎え退職金を受取ると、
投資の加入や保険の加入などの勧誘の話がものすごく舞い込んでくるとのことです。
また、現役に加入していた保険に関してもこのままでよいのか
見直しをする必要が出てきます。
なぜ、見直しが必要かと言うと、確実に言えることは、
老後の収入の柱は、公的年金と言うことになります。
その為、
限りある公的年金を余計な保険(過剰な保険も)に支払う必要があるのかと言うことを考える必要があります。
もともと、我々は、高い社会保険料を毎月支払っていますが毎月支払っている社会保険がどのような制度かご存知でしょうか。
簡単に記載すると、我々には、下記の保障が用意されていることになります。
「死亡」「疾病」「老齢」「障害」「介護」
それでは、上記の5つの保障がどのような保障なのかを簡単に記載しています。
その為、どのような保障なのかを理解したうえで、民間の保険は本当に必要なのかを考えて下さい。
正直私の考えでは、民間の保険が本当に必要なのかは考え物です。
記事の内容に興味を持たれましたら下記の記事を確認してみて下さい。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
学資保険の加入は必要か
学資保険が必要か必要でないかに関しては、契約する方によります。
私の意見としては、正直、あまり学資保険の加入はあまり意味を感じていません。
理由は、自分で資産運用ができるような方は、学資保険などに加入せずに「つみたてNISA」などで運用すれば良いのではないのかと思います。
しかし、自分で資産運用をするのは、「ちょっと」と思う方は、学資保険の加入をすることをお勧めします。
正直なにも考えずに貯蓄されて行きますので楽と言えば楽で、気が付けば満期になっておりお金がやってくると言うことになります。
また、学資保険に関しては、メリット・デメリットが色々ありますが、学資保険の加入を考える中で最も一番のメリットはなにかと言われれば、
保険料払込免除
であると考えられます。
学資保険加入中に契約者が「死亡」、「高度障害状態」の状態になり支払いが不能になった場合、月々の支払が免除となる特約が付いてきます。
さらに、支払いが免除になったとしても、満期時の保険金は契約時に満額保障される為、お子さんの進学をあきらめることが無いようになっています。
この点が、学資保険の必要性が高いところと考えられます。
また、学資保険の保険料になりますが、加入するお子さんの年齢にもよりますが
月額:10,000円~15,000円
受取り金額は、200万円~250万円
くらいが相場と考えられます。
また、月額の保険料は、児童手当の金額で賄うことも可能です。
児童手当に関しては、下記の金額を受給できますので、学資保険の加入の検討に考えてみてはどうでしょうか。
0歳~3歳までは、15,000円
3歳~小学校修了までは、10,000円
※第3子以降は、15,000円
中学生は、10,000円
を受給できます。
以降に、学資保険で一番の検討をしなければいけない、大学時の入学金の費用などに関して記載します。
大学入学時の費用はどれくらい
それでは、学資保険で使用される大学の入学費用(初年度)に関して以下にまとめてみました。
費用 |
国立 |
公立 |
私立 |
授業料 |
535,800 |
538,294 |
904,146 |
入学料 |
282,000 |
394,225 |
249,985 |
施設設備費 |
- |
- |
181,902 |
合計 |
817,800 |
932,519 |
1,336,033 |
【国立・公立】
【私立】
国立・公立大学
国立・公立大学に関しては、授業料、入学料に関しては、あまりどこの大学だからと言って違いがありません。
また、「施設設備費」に関しては、それぞれの大学で費用が掛かったりしますので全くかからないというわけではないことを注意して下さい。
私立大学
上記のデータはあくまでも私立大学の平均値です。
文系も理系も合わせての平均額になります。
なので、実際に有名どころの私立大学の金額を調べてみると上記の平均額の金額では全く足りません。
その為、初年度の金額は、150万~200万円の間を考えたほうが良いです。
全体的に
大学の費用は、上記以外にも「定期代」、「パソコン」、入学に使用する「入学にスーツ代」「鞄」「靴」などの費用が掛かります。
また、一人暮らしなどを始める場合は、さらに費用が掛かると言うことを理解して下さい。
なので、上記を考慮した金額が子供が18歳の時に必要になるかもしれないということを理解して下さい。
学資保険のメリット・デメリット
それでは以降に、学資保険に関するメリットとデメリットに関する記載を行います。
学資保険のメリット
まずは、学資保険のメリットに関して記載します。
保険料払込免除
上記にも記載しましたが、学資保険の中には、保険料払込免除と言うものがあります。
これは何を言っているかと言うと、保険料払い込み期間中にご契約者が亡くなってしまった場合、契約内容はそのまま維持され、以降の保険料は一切不要になります。
ここで注意が必要なのですが、契約者を誰にするのかは検討して下さい。
基本的には、収入が多い方が契約者となるようにすることをお勧めします。
旦那さんの収入が多いのに奥さんが契約してしまった場合は、旦那さんが亡くなったとしても保険料は免除されない為です。
また、逆(奥さんの収入が多い場合)もしかりです。
税制面での優遇がある
会社員の方は、年末調整で税金の控除を行うことができます。
学資保険は、名前からわかる通り「保険」の文言が入っていますので、「生命保険料控除」が適用されます。
簡単に、生命保険料控除はどのようなものがあるのかと言うと
一般生命保険
介護医療保険
個人年金保険
の控除があり、年末調整では、それぞれ4万円の控除を行うことができ、合計で12万円の控除の生命保険料控除が行われることが可能です。
今回の学資保険は、一般生命保険の控除が対象となります。
なので、年末調整を行う場合は、一般生命保険で控除を受けることができます。
その為、契約者になる方は、収入のある方が契約して下さい。
ただし例外もあります。
奥さんが専業主婦である場合は、ご主人が保険料負担者であることが明らかなため、ご主人が生命保険料控除を受けることはできます。
強制的にお金を貯蓄することができる
これは、人にもよりますが計画的に貯蓄を行えない方には、学資保険は向いています。
保険料は銀行振り込みなどで強制的に回収されて行きますので、お金さえ銀行口座にあれば、なにもせずに貯蓄が行われるということが可能です。
その為、自分で貯蓄を行うなどのことが向いていない方には、学資保険は向いているのかもしれません。
また、自分で運用を行うことが苦にならないような方は、学資保険より「つみたてNISA」などで運用したほうが良いのかもしれません。
受取り金額が元本以上の金額になる
学資保険には、返戻率が100%以上の商品は、満期で受け取れる金額が元本以上の金額を受給することができます。
返戻率に関しては、保険会社やプラン内容によって異なります。
正直、銀行の金利よりかは高いプランが多くあり、学資保険を契約するのであれば「返戻率」も気にして加入してみてはどうでしょうか。
学資保険のデメリット
続いて学資保険でのデメリットを以降に記載します。
加入には年齢制限あり
学資保険の加入に関しては、加入する時期が早ければ早いほど保険料などが変わってきます。
なので、学資保険の加入を検討しているのであれば早ければ早いだけ良いと考えられます。
会社によっては、妊娠中から加入できるプランもあります。
また、加入する年齢にも各社のプランで年齢制限がありますので、入りたいと思っても加入できないものがあります。
商品によっては元本割れする商品がある
返戻率が100%以上でない商品は、元本割れを起こす商品になります。
元本割れが起こす商品は、「育英年金」や「こどもの医療保障」などがある商品は返戻率が100%以下になる商品がありますので注意して下さい。
学資保険をどのような用途で加入するするのかと言う話もありますが、大学資金のお金と言うことであれば、「育英年金」や「こどもの医療保障」などは必要が無いと思われます。
よく保険で言うことですが、貯蓄と保障は分けて契約するべきと考えます。
「こどもの保険」を掛けるのであれば、掛け捨てで加入するべきです。
しかし、子供に対しての死亡保険が必要なのかどうかには疑問を感じてしまいます。
保険は、あくまでも何かあった場合のリスク回避です。
旦那さんが亡くなった場合の当面の生活費や子供の育児費用などを保障するためのものです。
その為、お子様が亡くなった場合のリスク回避が必要なのかどうかには疑問を感じます。
途中解約時元本割れの恐れあり
途中解約をした場合ですが、プランの内容、加入期間にもよりますが、多くの場合は元本割れする場合が多いと考えられます。
なので、学資保険に加入する場合は、無理のない期間、保険料で契約をすることをお勧めします。
正直、無理をしてまで契約する必要はありません。
受取り開始時期の注意
18歳受取りの場合は、注意が必要で特に早生まれのお子さんの場合は、必要な時にお金が受取れない場合があります。
3月生まれの場合は、注意が必要です。
大学の受験の場合は、試験を受ける場合にもお金は必要です。
何校受けるかにもよりますが、私立ですと1校3万円以上かかります。
これを何校も受験すれば、かなりの金額がかかりますし、合格発表後、入学一時金を払わなければいけない大学も多くあります。
その為、必要な時にお金が受け取れないということが発生する場合があるので注意して下さい。
折角、今まで払ってきた保険なのにいざと言う時に18歳でない為、お金が出ないということもあります。
その為、出産日が早生まれになりそうな方は、出産前(妊娠中)などに加入することで回避することができますので加入時期の検討は注意して下さい。
契約者を意識
学資保険の加入する場合は、契約者を意識して下さい。
上記でも記載しましたが、契約者は年収の高い旦那さんか奥さんのどちらかにして下さい。
理由は、上記で記載しましたが、一番のメリットは「保険料払込免除」になります。
その為、奥さん名義で契約してしまった場合は、旦那さんが亡くなったとしても保険料は免除されません。
また、一般生命保険の控除も行われますので、どちらで契約するかはちゃんと検討してから契約して下さい。
最後に:学資保険の加入は必要?メリットとデメリット?
どうでしょうか?
学資保険の加入は必要?メリット・デメリット?
に関して記載しました。
私としては、学資保険の加入はあまり必要性を感じません。
実際にうちの子供の時に学資保険は加入していましたが、正直、そこまで助かったというような感覚はありませんでした。
上記のメリットで記載しましたが、一番のメリットは「保険料払込免除」です。
このメリットが特に必要と考えないのであれば、必要ないのかもしれません。
理由としては、他に死亡保険などの加入をしているのであれば、「保険料払込免除」のメリットを感じられません。
また、デメリットで記載した通り、途中解約した場合などは、元本割れを起こす可能性が高く損をする可能性があります。
子供が大学に行くまでの18年と言う時期は、期間は非常に長く何があるか分かりません。
その為、学資保険で資産運営をするのであれば、途中解約がいつでも可能案「つみたてNISA」で運用を行うことを私はお勧めします。
「つみたてNISA」の上限金である年間40万円を18年間、4%の運用利回りで運用した場合、積立額は、7,200,000円となります。
18年後の資産はどうなるかと言うと
10,258,165円
となることになります。
年間40万円なので、月額にすると3.3万円となります。
子供が小さなうちは、月額3.3万円を貯蓄に回すことは非常に厳しいかもしれません。
しかし、児童手当と同じ月額1万円で年間12万円を18年間、4%の運用利回りで運用した場合、積立額は、2,160,000円となります。
18年後の資産はどうなるかと言うと
3,077,450円
となることになります。
正直、1万円を運用し18年後に300万円の金額になるのであれば、学資保険に加入するよりもはるかに多い金額を手にすることができます。
しかし、「つみたてNISA」などはあくまでも自己責任の投資です。
そもそも4%の運用利回りが出るのかもわかりませんし、下手な商品を購入していれば元本割れも起こしてしまいます。
そのことを考慮しるとどちらが良いかは、非常に疑問を感じますが、私としては、「つみたてNISA」で運用を行い、資産を増やすことをお勧めします。
購入する商品さえ間違えなければ、長期投資で元本割れを行ことは非常に少ないリスクなのかもしれません。
2023年で廃止になってしまいますが、「ジュニアNISA」で運用するという手もまだ残っています。
こちらは、年間の上限が80万円です。
18歳まで引き落としはできませんが、子供の為の資産運用と言う話であれば、お得な運用方法なのかもしれません。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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