ゆっくりお風呂
今回は、会社員の方(第2号被保険者)の年金(老齢厚生年金)は、増やすことが可能か?と言うことを記載していきます。
会社員の年金は、どのように増やすべきか
過去の記事にも同じような記載しましたが、基本的に老齢厚生年金を増やそうとすると下記のようなことで将来受給できる年金額が上がります。
・加入期間を長くする
・給与額を増やす
・賞与額が増やす
正直、「そんなこと言われなくたって!」「そんなこと聞いてね!」と言う気持ちになると思います。
そうなんです、厚生年金単体で増やそうとしても、増えないのが現実です。
しかし、給与の最大は、標準報酬:620,000円、賞与額は、150万円を超えると、納税額は同じになるので最大金額を超えても、年金は増えません。
なので、報酬額の限度額を超えているような、1,000万円プレイヤーは、これ以上稼いでも年金の増額には影響はしません。
なので、あとは、長く働くということでしょうか。
しかし1,000万円プレイヤーは、日本全体の4%くらいと言うことですので、上記の最大限度額を超えていなければ、給与や賞与を増やすことを考えましょう。
どうすれば良いかは、皆さんで考えてください。頭が痛くなりますが、資格の取得ですかね。
任意加入制度に関して
でも、まだまだあります。
会社員や公務員の方でもこんな人は、若干と思いますが増やすことも可能です。
・国民年金で未納などの期間がある
・学生時代に払っていない など
ようするに
国民年金を未納、免除、猶予期間がある場合は、追納(10年以内のもの)を行い、老齢基礎年金を満額(令和2年で、年額:780,100円)受給することを検討して下さい。
しかし、上記は、10年以内と言う縛りがあります。
なので、学生時代の未納部分なんて、時効が過ぎていて払えないという方が多くいると思いますが、60歳~65歳の間に任意加入制度を使用し、年金を収めることが可能です。
是非、満額受給ができない方は、検討してみてください。
企業年金とは
勤めている会社の会社員の方は、
企業年金と言う制度があります。
こればかりは、勤めている会社にもよりますが、是非、自分の会社の年金制度を確認してみてください。
まず、簡単に公的年金の階層構造を記載すると下記の図のようになります。
今回は、第2号被保険者についての記載ですので、年金に関しては、1階部分が「国民年金」、2階部分が「厚生年金」になります。
また、厚生年金の方は、個人型と企業型を行うことで、3階部分の加入が可能です。
企業型に関しては、勤めている会社で実施するかの有無が決まっています。
また、確定拠出には、主に、企業型と個人型(iDeCo)に分かれます。
なので、企業年金の有無、運用方法は、各会社に確認してみてください。
確定拠出型の企業年金などは、自分で運用をしているので、問題はなさそうですが。
厚生年金の加入できる期間
そもそも厚生年金の加入期間ですが、特に受給年齢は、決められていません。
最低は、中学卒業後から老齢年金の受給権者となった場合です。
なので、16歳~70歳が妥当かと思います。
自分の年金を調べてみよう!!
①TOP画面から「将来の年金額を試算する」
➁かんたん試算
③試算する
上記を行うと、自分の年金額が算出されます。
念のため、下記にH30年の厚生年金の平均受給額を載せておきます。
夫婦での受給は、男性と女性を単純に加算したものです。
日本年金機構などが標準で算出している厚生年金の旦那さんと専業主婦の方(53,342円)を合算すると、月額:217,182円、年額は、2,606,184円になります。
どうですか、自分の年金額は、上記図と比べて?
これより、多い、少ないがあるとは思いますが、少ないからと言って落胆はしないでください。
男性、女性の年金額の詳細は、過去の記事を参照願います。
確定拠出年金(個人):iDeCoとは
確定拠出年金とは、拠出された掛け金が個人ごとに明確に区分され、加入者個人が自己責任のもと掛け金を運用し、運用成果をもとに年金給付額が決定する年金制度のこと。
加入対象ですが、前までは、確定拠出(企業型)を実施している会社員の方は、加入は無理でしたが今では加入が可能です。
朗報なのかどうかもありますが、年齢は、60歳になっていますが、今後は65歳まで伸びそうです。
掛け金に関しては、勤めている会社の年金制度により異なりますので注意が必要です。
・企業年金、確定拠出年金(企業型)を実施していない会社の方は、
年額276,000円(月額23,000円)の掛け金をかけることが可能です。
・企業年金のみ実施している会社の方は、
年額240,000円(月額20,000円)
の掛け金をかけることが可能です。
・確定拠出年金(企業型)の年金を実施している会社、また、公務員の方は、
年額144,000円(月額12,000円)
の掛け金をかけることが可能です。
上記の掛け金は、基本的に、全額所得控除になります。
確定拠出年金の運用に関しては!
「個人型(iDeCo)」に関しては、各証券会社にて、実施していますので運用手数料などを確認しながら、加入することをお勧めします。
基本的に確定拠出年金は、加入者が自己責任のもと掛け金を運用するものですので、くれぐれも注意をしてください。
けして、元本保証をしてくれるものではないです。
中には、元本確保商品もありますが、運用利率は低いです。
個人年金保険
これは、一般的な個人向けの保険です。
どうしてもと言いう方は、検討してみてください。
通常の保険+年金付などの保険もあり、掛け金が安いものもありますので、検討してみてはどうでしょうか。
年金とは関係ないですが、子供が大学に行くときなどの学資保険等も検討すると良いかもしれません。
上記以外に増やしたいと考えている方へ!
皆さんは、会社の制度を一度ゆっくり確認したことがありますか?
意外とありますので、めんどくさがらずに確認して下さい。
・財形制度
・持ち株制度
・会社で行っている保険など
財形制度は、加入すると給与から天引きです。なので、一度加入してしまえば、勝手に口座へたまっていきます。また、解約やお金を引き出すのも手続きが面倒なので、ただ単純に貯蓄されていくと思います。
デメリットは、ただ一つ、金利が安すぎるということです。
横着物の私は、金利よりも、強制的に給与から天引きされるシステムが良いです。
また、会社によっては、持ち株制度を導入している会社があると思います。
将来性があると思って入社した会社ならば、持ち株会に入るのはどうでしょうか。
奨励金や株の配当金などで、かなりの確率で儲けが出ます。
私も、どこの会社か言いませんが、持ち株制度に加入しており、かなり儲かっています。掛け金から判断すると+20万円は、黒字になっています。
ちゃんと数えていませんが、まだ10年は加入していないはずです。
最後に
どうでしょうか?
厚生年金を単体で増やそうとした場合は、「加入期間を長くする」「給与、賞与を増やす。」になります。「結局長く働けと言うことか」と思いませんでしたか。
単体で増やそうと思うと、長く働くことが、良さそうです。
しかし、会社(特に大企業)によっては、企業年金、確定拠出年金(企業型)などを実施している会社は、制度の内容をよく確認して下さい。
企業年金、確定拠出年金(企業型)などがない場合は、「確定拠出年金(個人型):iDeCo」を検討することをお勧めします。
また、今後記事にしていきたいですが、会社員の方は、財形制度があったりしますので、是非加入してみてください。
株式を上場している会社などは、会社によっては、持ち株制度を実施しているところもありますので、検討してみてください。
上にも書きましたが、私もかなり設けているほうだと思います。
それでも、老後の資金が心配の時は、個人年金保険などを検討してみてはどうでしょか。
記事:
はっぴー@happyoldage
趣味で始めたFPの資格取得からブログを書き始めました。
記事の内容に関しては、うそを記述しているつもりはありませんがこれはなどの話があれば、コメントをください。
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