今回の記事は
債券投資信託購入は不要か?メリットとデメリットは。
に関して記載します。
今回の記事は、老後の資産運用に債券の投資信託で運用することは必要なのかと言う記事を記載します。
ネットの記事やYouTubeなどでは、債券の投資信託は不要と言う記事などを見ますが老後の資産運用として必要かと言うことに関して記載します。
債券の投資信託が不要と言う方の大半は、長期的に見て株式の方が期待されるリターンは大きく長期で見ても債券より株式での投資信託で運用する方が良いと言う方が大半です。
確かに、債券の投資信託に関しては、株の投資信託とは異なり、基準価額が下がるリスクも少ないのですが、上がるリスクも少ないという特徴があります。
その為、長期的なリターンを考えると株と債券では、債券の魅力は薄くなってきます。
若い方ならば、元本割れのリスクを考慮し、株の投資信託で長期的な運用を行うほうが最終的なリターンは大きいのではないかと考えます。
なので、債券の投資信託は、購入などしなくても良いのではないのかと思われますが、そうでもありません。
よく言われている話になりますが、株価と債券(金利)に関しては表裏一体の関係にあると言われています。
なので、
株式市場が上昇すれば、債券市場は価格が下落
株式市場が下落すれば、債券市場の価格が上昇
と言う関係性もあり、安易に、債券を購入しないという手もないことになります。
それでは、老後の資産運用に債券は必要なのかに関して記載していきたいと思います。
詳細は以降に記載します
以降目次です。
前回までの記事は、
2019年度の国民年金納付率:69.3%。納付率が低いと何が問題なのか?
に関して記載します。
今回の記事は、年金の納付率が68.3%と改善されたと言う話になるのですが、そもそも、国民年金の納付率が悪いと何が問題なのかと言う記事になります。
国民年金の社会保険の話になるので、国民年金を支払っていなければ、ただ単純に将来年金が受給できないだけで納付率が低くても問題ないような気がします。
要するに払わなければ、もらえないだけと言うことなのかと言うと、税金の特性上そのようにはなりません。
しかし、国民年金は、賦課方式と言う方式を採用している為、国民年金を納付している人が少なくなると年金制度自体が成り立たなくなると言う問題があります。
それでは、なぜ、国民年金は積立方式などで運用せずに賦課方式で運用しているのかを記載していきます。
また、国民年金の納付率は69.3%と3割も払っていないのかと思われますが、実はそのようなことはないと言うことも記載しています。
記事の内容に興味を持たれましたら下記の記事を確認してみて下さい。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
債券投資信託は購入する必要があるのか
老後の資産運営だけを考えるのであれば、債券の投資信託は購入しなくても良いのかもしれません。
しかし、上記でも記載しましたが、
株式市場が上昇すれば、債券市場は価格が下落
株式市場が下落すれば、債券市場の価格が上昇
と言う現象が起きます。
今回の新型コロナウイルス感染拡大時は、株式市場は、日経、NYダウなどものすごい下落を示していました。
そのような時に、ここがチャンスと思い、株や投資信託の追加購入しようと思っても、現金が無いという現象になります。
その時に、下落リスクの少ない債券の投資信託を売却し現金を確保することができます。
なので、将来の貯蓄で債券の投資信託を購入するのではなく、株式の大暴落などを考慮に入れ、債券の投資信託を購入することをお勧めします。
過去に、債券の投資信託に関しての記事を記載していますので興味があれば確認してみて下さい。
◆◆◆ 過去の記事 ◆◆◆
また、後述していきますが、債券の投資信託は、基準価額の値動きが緩やかなため、老後の資産運用にはもってこいなのかもしれません。
株式や外株などでは、老後の資産を運用するには、値動きが激しく元本が割れしてしまう可能性が高くなります。(債券でも同様ですが)
なので、若いうちは
株式、外株、国債債券で運用を行い
老後は、
国内債券や個人国債10年物などで運用するのが良いのかもしれません。
債券投資信託のメリットは?
それでは、債券投資信託に関しては以下のメリットがあげられます。
・分散投資の為、債務不履行などのリスクが軽減される
・値動きが安定している
・売却時の元本割れのリスクが少ない
分散投資の為、債務不履行などのリスクが軽減される
投資信託は、分散投資になります。
要するに色々な債券がセット販売されている商品になります。
A債券、B債券、C債券・・・Z債券がセットになっている商品です。
その為、B債券が債務不履行で倒産してしまっても、他のA債券、C債券などの債券は存続していますので、当該ファンドの商品が債務不履行などになることはありません。
値動きが安定している
債券を簡単に説明すると、国や地方自治体、企業などの借金を有価証券として取引を行っています。
なので、債務不履行などのリスクが無ければ、債券の価格自体が暴落することはありません。
その為、債券の投資信託は、株式とは違い値動きが緩やかになる傾向になります。
売却時の元本割れのリスクが少ない
上記にも記載しましたが値動きが安定しています。
その為、安定的な利益が出ますので、売却時の元本割れがするリスクは少ない商品になります。
これは、少ないと言っているだけで、元本割れしないと言っているわけではないので注意が必要です。
債券投資信託のデメリットは?
それでは、債券投資信託に関しては以下のデメリットがあげられます。
・投資額に比べ利益が少ない
・国際債券では為替リスクが生じる
・信託報酬が高いと元本割れを起こすリスクがある
投資額に比べ利益が少ない
メリットにも記載しましたが、値動きは安定し、売却時に元本割れするリスクは少なく商品ではありますが、投資金額に比べると利益を少なく感じます。
株の投資信託と比べると非常に利益が少なく感じてしまう商品は否めません。
ローリスクローリターンと言うことは理解して購入すべき商品です。
外国債券では為替リスクが生じる
外国債を購入する時には、為替リスクが生じます。
要するに円安、円高などが該当します。
簡単に記載しますが、
1ドル100円の時に、10万円分の外国債券を購入
売却時に
1ドル80円の場合、8万円
1ドル120円の場合、12万円
になりますので、為替リスクには注意が必要です。
為替リスクを背負いこみたくなければ
為替ヘッジあり
の商品を購入することをお勧めします。
しかし、ヘッジ手数料が掛かりますので注意して下さい。
余計な手数料を払いたくない、為替リスクも容認するのであれば、
為替ヘッジなし
の商品を購入することをお勧めします。
信託報酬が高いと元本割れを起こすリスクがある
投資信託には、購入時の手数料、売却手数料、運用手数料(信託報酬)がかかります。
とにかく、信託報酬は、年間で引かれる手数料なので、この手数料が高いと利益の少ない債券の投資信託では元本割れを起こす可能性があります。
なので、債券の投資信託を購入するのであれば、信託報酬が安いものを購入することをお勧めします。
お勧めの債券投資信託は?
それでは、どのような投資信託がおすすめなのかと言うことになりますが、これは、過去の記事でも記載していますが、とにかく
手数料が安いもの
を選んでください。
中でも、
手数料無料(ノーロード)
※購入手数料、売却手数料0円
信託報酬がとにかく安いもの
を選んで購入して下さい。
上記にも記載しましたが、外国債券を購入する場合は、為替リスクを考慮する必要があります。
外国債券などは、為替相場の影響(円安、円高など)を受け基準価額が影響を受けます。
その為、為替の影響を受けたくないのであれば、
為替ヘッジあり
の商品を購入することをお勧めします。
為替ヘッジありの商品を購入すれば、為替相場の影響は受けませんが、ヘッジ手数料がかかりますが、純粋に当該商品の利益を得られるということになります。
為替ヘッジなしを選べば、ヘッジ手数料はかかりませんが、為替相場の影響を受けることになります。
円安になれば、為替差異を得ることができます
円高になれば、為替差異を得ることができません
その為、当該ファンドの利益が出ていたとしても、円安が進行すれば、利益は出なくなることになります。
私としては、手数料が好きではないので、為替ヘッジなしで購入しています。
為替差異で元本が割れると言うことは今までありません。
為替のリスクを取りたくないのであれば、「為替ヘッジあり」を選ぶ方が良いかもしれません。
私の私見にはなりますが、国内債券よりも外国債券の方が良い(利益)と考えますので、外国債券を好んで購入しています。
なので、債券の投資信託を購入するのであれば、
手数料無料(ノーロード)
信託報酬がとにかく安い
為替ヘッジなし
で購入すれば良いのではないでしょうか。
最後に:債券投資信託の購入は必要か?
どうでしょうか?
債券投資信託購入は不要か?メリットとデメリット
に関して記載しました。
老後の為の貯蓄を若いうちから実施するのであれば、株の投資信託だけでよいのかもしれません。
しかし、上記でも記載しましたが、債券は、株の値動きと表裏一体です。
その為、2020.3月に発生した新型コロナウイルスの感染拡大が要因で発生した株価暴落のようなときでも債券の投資信託の値動きは大した下落もしませんでした。
なので、現金確保のために債券の投資信託購入は非常に有効と考えます。
正直、債券の投資信託は利益があまり出ません。
銀行の金利や個人向け国債に比べれば、利益は出ますが、株と比べると話にならないのは確実です。
特に国内債券の利益は、薄いです。
なので、購入するのであれば、外国債券で運用をしたほうが良いですが為替リスクを考慮するとどちらが良いのかは考えものですが、今までの傾向から外国債券の方が、利益が出ます。
このことを考慮し、将来の為の貯蓄であるのであれば
投資信託(株式、外国債券)
をベースに購入し、
株式市場の暴落時に、外国債券を売却し、投資信託(株式)を購入する運用をするのもどうでしょうか。
また、老後の貯蓄は、元本割れのリスクを極力減らす方向を考え
国内債券の投資信託や個人向け国債10年物
で運用するのが良いのかもしれません。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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