今回の記事は、
投資経験のない方:退職金の上手な運用方法は?
と言う記事になります。
会社員の方が定年退職を迎え退職金を8割の方が受給できます。
受給できる金額に関しては、厚生労働省のデータになりますが、H30年の退職金の平均は下記の通りとなっています。
大卒:1,983万円
高卒:1,618万円
税金でいくらかは持っていかれますが、いきなり銀行の口座に上記の金額が振り込まれることになります。
そうなった場合、どのように退職金の運用をしようと思いますか?
銀行の定期預金に預けますか?
銀行に資産の相談をしますか?
独学で株や投資信託を購入しますか?
儲かりそうなFXで投資をするか?
など色々と運用の方法があると思いますが、まず、今まで、投資の経験が無いのであれば、株やFX、投資信託での投資はやめるべきです。
また、銀行に退職金の資産運用などの相談もやめるべきです。
カモがネギを背負った状態で相談に行けば身ぐるみをはがされます。
元本保証で安全ではあるのですが、銀行の定期預金も良いのですが、正直このご時世、低金利で利息は大して付きません。
などと問題はありますが、
投資未経験者が投資や銀行への相談がなぜいけないのかを私の私見になりますが、以降に記載していきます。
詳細は以降に記載します
以降目次です。
前回までの記事は、
au PAYポイント運用投資: 8カ月目の状況(成績:13%の黒字です!)
に関する記事になります。
現在ひっそりと実施しているau PAYポイント運用投資の8カ月目の状況を記載しています。
2020年度で2回目の挑戦中です。
前回までは、2020.6.29~2020.9.4までの状況でしたが、今回は5回目と言うことで2020.9.5~2020.11.15までの運用状況になります。
今回は、新型コロナウイルスの新薬の情報とアメリカ大統領選挙の話で株価が上昇したことにより、運用成績も利率13%と言う好成績を残せています。
このまま、上昇傾向で年を迎えられるかは疑問を感じますが、今回のau PAYポイント運用投資の状況を記載します。
記事の内容に興味を持たれましたら下記の記事を確認してみて下さい。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
日本の退職金事情と平均受給額は?
今回は、投資未経験者向けの退職金の運用方法に関して記載を行います。
なので、投資経験のある方は、思うように投資でお金に働いていただければ良いと思います。
それでは、まず、日本の会社員の方は、定年退職される場合、退職金が支給される方が8割の方が支給されます。
上記にも記載しましたが厚生労働省が発表しているH30年のデータとなりますが、
大卒:1,983万円
高卒:1,618万円
を退職金として受給をしているそうです。
退職金の支給に関しては、過去にブログの記事を記載していますので確認してみて下さい。
◆◆◆ 関連記事 ◆◆◆
退職金の運用方法のおすすめは?
上記で記載しましたが、大卒の方で「1,983万円」、高卒の方で「1,618万円」のお金を受給できます。
その為、税金である程度引かれますが、ある日突然、銀行の口座に上記の金額が振り込まれることになります。
その時に、この退職金で、資産運用を始めようと思い始める方も多くいることと思います。
また、資産運用を始めようかな?
と考えているときに、銀行からも退職金に対する運用の勧誘の連絡がたくさん来るようです。
その時に、安易に、投資や銀行の言いなりで資産運用を始めないことをお勧めします。
まず、どうしたら、退職金と言う元本を減らさないと言うことを考えるかと言うことが大切です。
銀行の勧誘は相手にしない
銀行で働く人に怒られてしまうかもしれませんが、まず、銀行からの勧誘は相手にしないことをお勧めします。
正直、何を勧められるのか分かりませんが、手数料が馬鹿高い投資信託などを勧められる可能性があります。
投資経験が無いと、どれくらいの手数料が高いかなどわからないと思いますが、正直1%以上の手数料が取られる商品などには、まず、手を出さないことを心がけて下さい。
銀行はあくまでも商売で商品を売買しています。
なので、我々の利益の事などは、正直考えていない方が多いと思ってください。
その為、銀行が進めてくるものは、自分たちの売上につながる、手数料の高い商品(投資信託や保険など)を進めてくるのではないでしょうか。
なので、投資経験もない方は、定年後に銀行の言いなりで投資信託の購入や保険の加入をしないことをお勧めします。
外貨などの保険などに手を出さない
これは、過去にも記載しましたが、外貨建て保険などの加入はやめるべきです。
◆◆◆ 関連記事 ◆◆◆
理由は、過去のブログの記事を確認してほしいのですが、保険料も安く、貯蓄しているお金が保険として扱われるので
預けたお金も増え(銀行の金利以上)
いざと言う時は保険になる
と言う、こんな良い商品はないのではないかと思われるかもしれません。
しかし、実際の内容は、為替での運用です。
為替なので、為替差異が発生します。
よく聞く、円安、円高などを指します。
また、円から他の通貨、他の通貨から円に変更する行為には、為替手数料が取られますので安易に解約などすれば、元本割れが発生します。
その為、高齢者の方と銀行間でトラブルが発生しているという報道もあり、とてもお勧めできません。
為替のリスクをよくわからないのであれば、購入するものではありません。
退職金を一度に投資しない
これは、良く言う話ですが退職金など、まとまったお金を、投資信託などで一気に運用を始めることはお勧めします。
折角のお金が、減少してしまう恐れがあります。
理由は、高値掴みです。
購入しようとする商品の金額は、誰もわかりません。
なので、購入した時に安値で購入ができればいいのですが、高値で購入してしまった場合は、あとは下がるだけなので、資産が減っていくだけになります。
その為、これを買えば、今後上がって行くとわかっているのならば、一気に購入でも構いませんが、今が高いか安いかなどは、誰もわかりません。
なので、
銀行の方が上がると言ったから
あの有名な投資家が上がると言ったから
などの理由で購入することは、やめるべきです。
上がる保障などはどこにもないからです。
所詮は、予想ですので鵜呑みにすると、ろくなことになりません。
元本が減れば、さらに、減った金額を、回収しようと、怪しげな商品に手を出しさらに退職金が減ってしまうかもしれませんので注意して下さい。
FXなどの信用取引に手を出さない
特に、投資の未経験者がFXなどの証拠金取引には手を出さないことをお勧めします。
本気で、退職金が無くなってしまう恐れがあります。
株式の現物取引では、会社が倒産(上場廃止)しなければ、紙くずにはなりませんが、FXは、現物取引ではなく、証拠金取引です。
現物での取引ではありません。
何を言っているかと言うと、
現物取引は、その物を取引(株とお金)します。
なので、お金を支払い購入すれば、購入した株は、自分の物です。
しかし、証拠金取引は、現物取引とは違い、担保金での取引となります。
要するに、FXでは、小さなお金で大きな取引ができ利益が出ると言う考え方の取引になります。
簡単に記載すると、10万円しか持っていないのに100万円分のドルを買いたいと思っている方がいるとします。
でも実際は、10万円しかないので、購入はできません。
ですが、FX業者に担保金として10万円を預けることで、100万円分のドルを購入することができます。
しかし、所詮は、担保金です。
担保として預けた10万円で購入したドル(100万円分)が、100万円分の価値が無くなった場合(1ドル100円→90円)、どうなってしまうのかと言うと
FX業者は、ドル(100万円)の売却と担保の10万円を回収します。
これを、ロスカットと呼ばれます。
なので、いきなり、口座からお金が無くなると言う現象が起きます。
これが、FXがギャンブルと言われる所以です。
しかし、10万円で、ドル(100万円分)を購入し、1ドルが100円→110円になれば、10万円の黒字になるのも魅力的な取引です。
しかし、FXで儲かっている方は、実際の1割と言われていますので、素人が参入しも儲けが出るほど甘い取引ではありません。
お勧めの運用方法は?
投資未経験の方で、65歳から退職金で運用をしたいと言うのであれば、正直、どのように元本を減らさないかを考える必要があります。
なので、
ネット銀行などの金利の高い定期預金に預けるか
個人向け国債の10年物を購入
することをお勧めします。
とにかく元本を減らさないと言うことを優先的に考えるべきです。
今まで何が言いたいかと言うと
65歳で退職金をもらい、これからは年金生活になる方は、手持ちのお金を増やす努力をするのではなく、どのように、今の資産を使っていくべきかを考えるべきです。
投資などでお金を運用するのは、定年退職・年金生活を開始するまでです。
定年退職・年金生活後は、投資などで蓄えた資産をどのように切り崩していくかを考える期間になると私は考えます。
なので、知識もない投資などは、やめるべきです。
それでも、投資がしたいと言うのであれば、全額を運用するのではなく、余剰資金で投資信託を購入すればよいと思います。
購入する投資信託も、株式などではなく、値動きが割と緩やかな債券関連のインデックス(手数料が安いもの)などで運用することをお勧めします。
また、これからも上昇傾向するかもしれないS&P500などを分割で購入するのでも良いのかもしれません。
下記で紹介している「SBI・バンガード・S&P500インデックス」は非常に信託手数料が安い投資信託です。
しかし、米国の株式(よりどころ500銘柄)の投資信託ですので、米国株が下がれば大打撃を受けます。
正直、新型コロナウイルスの時もかなり下げましたので、購入するのであれば、そのようなデメリットがあると言うことは注意が必要です。
◆◆◆ 関連記事 ◆◆◆
最後に:投資経験のない方:退職金の上手な運用方法は?
どうでしょうか?
投資経験のない方:退職金の上手な運用方法は?
に関して記載しました。
本来であれば、投資信託を購入し投資した資産からお金を生み出す錬金術で資産を増やすことをお勧めしたいのですが、
正直、投資経験もなくこれから、虎の子の退職金で生活をしようと言う方が、元本割れをするリスクを背負ってまで投資をすることはお勧めしません。
なので、老後は、どのようにして資産を減らさないで行けるかを考えるべきと私は考えます。
その為、退職金の運用を考えているのであれば
ネット銀行などの利率の高い定期預金
個人向け国債の10年物の購入
などがベストなのかもしれません。
これは、私の私見ですが、投資は若いうちに行い、痛い思いを繰り返し、成長をしていきます。
その為、定年退職後から元本を減らし痛い思いなどすることはないと思いますので、投資未経験の方は、どのように退職金の元本を減らさないということを考えるべきと私は考えます。
最後に、これは、過去にもブログで記載しましたが、お金は複利の効果で増やすべきと考えます。
あのアインシュタインも下記の名言を言っています。
Compound interest is man’s greatest invention. He who understands it, earns it. He who doesn’t pays it.
“複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う”
要するに
お金持ちは、複利で稼ぎ、貧乏人は、利息を払う
と言うことになります。
とても、耳が痛い限りです。
◆◆◆ 過去の記事 ◆◆◆
なので、投資を始めるのであれば、若いうちから始め金融リテラシーを身に着けて老後の人生を始めるまでに資産作りを完了しておきたいものです。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
コメント