今回の記事は、
全国民に毎月7万円支給。導入すれば生活保護、年金、医療などが廃止
と言う記事になります。
記事の内容は、竹中平蔵氏が推奨する国民全員に月7万円を支給(ベーシックインカム)することで、生活保護、年金、医療などの社会保険制度は廃止すると言うにわかには信じがたい制度が菅政権で検討されているとかい、していないとか言う記事になります。
そもそも、なぜ、このような話になったかと言うと
菅首相のブレーンである経済学者の竹内平蔵氏がテレビや雑誌のインタビューで
「コロナ禍では究極のセーフティネットが必要だ」と言うことで、国民一人に月額7万円を支給すると言う提案がありました。
この究極のセーフティネットである国民一人に月額7万円と言うベーシックインカム制度に関して詳細を以降に記載します。
以下目次です。
前回までの記事は、
専業主婦は年金を納めていないは誤り。それでは誰が収めている?【年金】
と言う記事になります。
記事の内容になりますが、Yahoo知恵袋を見ていると、
専業主婦は年金を納めていないのに将来年金を受給できるのはおかしい!
専業主婦の年金は廃止しろ!
専業主婦の年金は半額だ!
などと記載がありますが、それは、誤りと言う記事になります。
専業主婦の方は、単体では、年金の社会保険料は収めていないのが事実です。
しかし、年金定期便などを確認しても未納と言う状態でもありません。
旦那さんの扶養なので旦那さんが収めているのに決まっていると考えた貴方、そうでもありません。
それでは、専業主婦の方の年金は、誰が収めていてくれているかに関して記載します。
記事の内容に興味を持たれましたら下記の記事を確認してみて下さい。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
毎月7万円を国民に支払うと言う案をご存知ですか
ご存知ですか?
現在、菅政権の中で、竹中平蔵氏が提言している全ての国民に対して毎月7万円を配布(ベーシックインカム)することを検討しているとかしていないとか。
要するに、生活に最低限必要な現金(7万円)を毎月支払うとする制度を検討しているようです。
正直、生活に最低限必要な現金が7万円と言っている時点で意味が分かりません。
また、このベーシックインカム制度を導入した場合は、ブログのタイトルでも記載している通り、
生活保護、年金、医療などの社会保障を廃止しその財源で国民全てに毎月7万円を配布すると言うものです。
要するに、子供からお年寄りまで、ひとりひとりに7万円をくれると言うものです。
しかし、安易にくれる物なのかと思いきや、竹中平蔵氏が提言しているベーシックインカム制度では、所得制限を設けると言うものです。
要するに、多く所得を貰っている人は、返却する必要があるとのこと。
「ベーシックインカムとは」に関しては、以降の章で記載しますが、この時点で、ベーシックインカムの意味が分かっているのかどうかは、正直疑問で仕方がありません。
また、お年寄りも、一人7万円ですので、この金額で生活できるかは正直厳しいでしょう。
国民年金のみの方は、良いのかもしれません。
若干金額が増加されるので。
しかし、会社員の方は、洒落になりません。
厚生年金を払っていた人たちは、馬鹿を見ます。
何故かと言えば、殆どの厚生年金加入者は、年金は7万円以上受給できるからです。
正直、私から言わせてもらえば、なんで、こんな馬鹿な発言が出てきたのかと耳を疑ってしまいました。
それでは、以降に本来のベーシックインカム制度に関して記載します。
ベーシックインカム制度とは
まず、簡単に、ベーシックインカムを説明すると、最低限の生活を送る為の収入を政府が支給する制度のことです。
要するに、収入制限もなく、国民すべてをターゲットにし政府が支援していくものです。
事例としては、カナダなどであるようですが、国家レベルでの成功例はありません。
また、導入した実績もほぼ無いので、ベーシックインカム制度は未知数の政策と言われています。
確かに、ベーシックインカム制度を導入すれば、一定の金額が政府から保障されますので、所得格差が無くなり、貧困対策になるものと考えられます。
また、子供が生まれた場合、ベーシックインカムを受給できるので、子供を産む方が増え、少子化対策になると考えられます。
収入だけを考え、
ベーシックインカムの考えでは、収入制限が無いので、月々のベーシックインカム+収入が入ることになります。
その為、働けば働くほど、収入が増えるので労働意欲は増える物と考えられます。
しかし、何もしなくても必要最低限の収入があるのであれば、働かないという方も増えるのかもしれません。
また、労働環境だけで言えば、ベーシックインカムで最低限な生活が可能なので、今の世の中で言うブラック企業などは淘汰されて行くのかもしれません。
それでは、実際に、日本でベーシックインカム制度を導入されるとどのようなことになるのかを以降に記載します。
日本版ベーシックインカム
日本人の人口1億2,000万人に毎月7万円を支給すると言った場合、どれくらいの財源が必要になるのかと言うと
ざっと、下記の金額が必要になります。
月額:8兆4千万円
年額:約100兆円
上記の金額を見てどう思いますか?
正直、このふざけた金額をどこから財源にするかと言えば社会保障の財源を当てにすると竹中氏が提言しているそうです。
要するに、
毎月7万円を支給するので、老齢年金や生活保護などの社会保険を廃止し、
廃止した社会保険料のお金を、ベーシックインカムに充てると言う考えです。
なので、
国民からかき集めている社会保険料(年金や医療など)と税金などで運用すればまかなえるととのことです。
この時点で、いろいろと「?」のところが多くあります。
社会保険を廃止するのに、社会保険の金額を当てにしているということは、年金はやらないけど、社会保険料は回収しますと言っていることになります。
その時は、社会保険料と言う名前でなく、ベーシックインカム税とかになっているかもしれませんが。
しかし、
年金は受給できず
医療費も自己負担
失業保険や遺族年金も保障してもらえない制度
で誰が納得すると思うのでしょうか。
また、ベーシックインカム制度を実施する場合は、年収制限も設けると言っています。
要するに、いっぱい稼いでいる人は、ベーシックインカムの金額は一旦支給するけど、返却しろと言っています。
でも、ベーシックインカム税は回収しますと言っているのです。
もう、正直、無茶苦茶過ぎて、開いた口が収まりません。
長期に入院してしまった場合など、高額医療制度などもありますが、この辺が一気になくなります。
老後の年金で、老人ホームを検討していた方は、正直、月7万円では話になりません。
旦那さんが亡くなった場合の、遺族年金も無くなりますので、老後にパートナーが亡くなってしまうと一人暮らしです。
その時に7万円で足りますか?
確かに、少子化には効果があるのかもしれませんが、入院費、出産費用がとても賄えない状態になるのではないでしょうか。
さらに、出産一時金も廃止です。
正直、考えただけで、デメリットしか感じられないベーシックインカム制度ですが、本当に必要なのでしょうか。
毎月7万円と言う金額で納得すると思われているのであれば心外で、あきれてものが言えません。
ただ単純に、国民を不幸にしたいだけなのでしょうか。
本当に嫌気がさします。
最後に:全国民に毎月7万円支給
どうでしょうか?
「毎月国民に7万円支給。導入すれば生活保護、年金、医療などが廃止」に関して記載しました。
正直、良くこんな馬鹿な話が出てきたと思います。
国民に対して、毎月7万円やるから、生活保護、年金、医療などの社会保障は廃止すると言っています。
確かに、毎月7万円を無条件で配布すれば、日本年金機構などの組織は壊滅するので人件費は浮きます。
また、生活保護、医療などの社会保障などの組織も解体されますので人件費や維持費などは、いらなくなります。
ただし、毎月7万円で生活が出来るのかと言うことだけです。
年金の2,000万円問題にしても、生活費が26万円で、年金の収入が、21万円の為、月5万円足りないから30年長生きした場合、2,000万円足りないという問題です。
それが、ベーシックインカムの収入で14万円となった場合、不足する金額が12万円になるので、65歳から30年長生きした場合は、約4,000万円以上のお金が不足します。
それは、今までのベーシックインカムの収入と労働賃金でどうにかしろと言う考えなのかもしれませんが、とても、普通の人の考えではありません。
今まで、会社勤めで厚生年金などの社会保険を納めていた方は、ただ単純に損をするだけで、いい加減にしろと言いたくなります。
また、ベーシックインカム制度を行えば、確かに少子化対策にはなるかもしれませんが、老後破綻をするお年寄りが増えることになります。
しかし、その時には、生活保護と言う考えもないので、貧乏人は、働けなくなれば、路頭に迷うだけになります。
要するに、毎月7万円と当たり障りのないことを言っていますが、生活弱者を増やすだけの政策であり、労働意欲をそがれてしまいます。
是非、菅首相には、このようなバカげた考えの政策はやめて頂きたいものです。
私は、やらないものと信じています。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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