今回の記事は、
国民年金:納めたほうが得をするのか?何歳で元が取れる?
に関する記事になります。
今回の記事は、ゲスな記事にはなってしまいますが、国民年金は、収めたほうが得をするのか?
また、収めた場合、何歳まで長生きをすればよいのかに関して記事にします。
国民年金は、老後の年金と言うイメージが強い社会保険ですが、実は、「老齢基礎年金」以外にも、
障害基礎年金
遺族基礎年金
などの保障もあります。
なので、老後の年金だけをピックアップするのは、おかしな話ではありますが、収めるべきかに関して記載します。
国民年金は、20歳~60歳までの国民が加入する義務があるので、収めるべきか?などと言う選択はないのですが、
「納めたほうが得をするのか?」「何歳で元が取れる?」に関して、記載していきます。
詳細は以降に記載します。
以下目次です。
前回までの記事は、
少子化対策の意味ある?結婚新生活支援事業で補助金:30万から60万円へ【生活】
に関して記載しました。
記事の内容になりますが、少子化対策の一環と言うことで結婚新生活支援事業での補助金が倍額になると言う記事です。
もともと、前からあった事業のようでしたが、まったく内容を知らなかったので、どのような制度なのかを確認してみました。
確認した結果
補助金を60万円に増額し、対象年齢も39歳などに変更され補助のハードルが下がり非常に取りやすく、来年以降に結婚を予定している方は「是非申請してみては」と思う制度です。
しかし、一点、気に入らない点が、市区町村が限定されているということです。
確認するとわかるのですが、都市部の市区町村は、対象外であることが分かります。
対象の地域に住んでいる方は、とても良い制度なのですが、都市部の市区町村が対象外なので誰をターゲットにしたい少子化対策なのか全く疑問です。
正直、不愉快な記事になってしまっていますが、記事の内容に興味を持たれましたら下記の記事を確認してみて下さい。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
収めた方が得をするのか
国民年金は、収めたほうが得をするのかと言うと
結論から記載しますが、長生きをすればするほど得をする年金になります。
また、老齢基礎年金で受給できる金額は、65歳から78万円(年間)になります。
夫婦で受給しても156万円と言う金額なので正直、老後の生活を送ろうとした場合、国民年金だけでは心配な金額になります。
では、実際に、どれくらいまで受給できていれば元が取れるのかを簡単に記載します。
国民年金の社会保険料や老齢基礎年金の受給額は、令和2年での金額で算出します。
令和2年での金額は
20歳~60歳まで支払う社会保険料
月額:16,540円(月額)※を払い、20歳~60歳までの480ヵ月で「7,939,200円」の金額を支払うことになります。
※前納(2年、1年、6カ月)で、国民年金を納めていると支払う金額は少なくなります。
しかし、2年の前納などの場合は、381,960円を支払うことになり金額自体大きな額になります。
また、支払う時期も決まっているので、前納で払う場合は、時期をよく確認してから対応して下さい。
65歳から受給する老齢基礎年金
月額:65,141円になり、年間で言うと「781,692円」と言う金額になります。
上記での金額を考慮し、以降に何歳で元が取れるのかを記載します。
何歳で元が取れるのか
今までの金額から国民年金はどれくらい長生きすれば元が取れるのかを記載します。
まずは、支払い期間は、20歳~60歳までなので
「7,939,200円」になります。
計算式は、「16,540円×480ヵ月」で算出していますので、これは、国民年金を満額支払った方の金額ですので注意して下さい。
65歳から受給できる老齢基礎年金になります。
年間:781,692円
計算式は、「65,141円×12ヵ月(1年分)」で算出しています。
若干誕生日の時期で期間がずれますが、面倒なことは省略しています。
上記の金額で支払った社会保険料:7,939,200円と65歳から受給できる老齢基礎年金(年額):781,692円で計算すると、
老齢基礎年金を65歳から受領開始すると、約75歳で元を取ることができます。
また、
男性の平均寿命:82歳
女性の平均寿命:87歳
を考慮すると
男性は、+6,131,256円となり利益率で言えば、1.93%になります。
女性は、+10,039,716円となり利益率で言えば、2.54%になります。
なので、平均寿命まで長生きした場合、男性:約6百万以上、女性:約1千万円以上の金額を得したことになります。
金額だけ考えれば、こんなに立派な制度は正直ないのではないのかと考えます。
これは余談ですが、
人生100年時代で計算すると、約2千万円以上得することになり、利益率で言えば3.35%になります。
国民年金以外の個人年金などの利益率で言えば、1%以下がほとんどですので、国民年金が通常の個人年金などと比べればとても良い商品と考え問題ないです。
また、国民年金は、終身保険ですので長生きをすればするほど得をします。
過去に日本人の平均寿命に関しての記載を行いましたので興味がある方はご参照願います。
上記は、平均寿命でしたが、実は、平均寿命の中央値は
男性:84.23歳
女性:90.11歳
となっており、実は、平均寿命よりも長生きする方が多いこともわかります。
◆◆◆ 関連記事 ◆◆◆
日本人の平均寿命
そもそも国民年金とは
国民年金に関しては、過去のブログ記事でも記載していますが、国民年金は、65歳から受給する老齢基礎年金だけに目を向けられますが、実は、「老齢基礎年金」以外に
障害基礎年金
遺族基礎年金
寡婦年金
死亡年金一時金
なども公的年金の給付も対象になっています。
なので、国民年金は、税金と言う意味合いよりも、社会保険と言う意味合いが大きいと思ってもらってよいと思います。
何が言いたいかと言うと、国民年金は、老齢基礎年金をもらう為だけに収めているという考えはまず捨ててもらったほうが良いです。
上記の説明で、国民年金とは?と思われた方は、過去のブログの記事を確認してみて下さい。
◆◆◆ 関連記事 ◆◆◆
最後に:国民年金:納めたほうが得をするのか?
どうでしたか?
「国民年金:納めたほうが得をするのか?何歳で元が取れる?」に関して記載しました。
国民年金は、20歳~60歳までに支払っている金額が正直少ない金額である為、65歳から受給できる年金額も少ない金額になっています。
しかし、支払っている金額からすれば、65歳から受給できる金額は決して少なくなく、長生きをすればするほど支払う金額よりも元を取れることができます。
個人で資産を運用したところで、国民年金なみの運用利率は稼げません。
また、国民年金を商品ととらえた場合、とても良い商品です。
なので、大人しく収めるのがベストだと思います。
正直、「年金支給額が減額される」「年金支給開始年齢が65歳でなくなる」などが発生した場合は、今回記載した論理は通用しません。
その為、将来、どうなるかは未知数ですが、年金制度は100年問題ないと言われていますのでその言葉を信じて社会保険料を納めてみてはどうでしょうか。
国民年金の支払いは、国民の義務ですのでその点は勘違いしないで下さい。
しかし、国民年金だけでは、老後の生活は心配です。
他の運用なども検討する必要がありますので、老後の資産運用を検討してみて下さい。
◆◆◆ 関連記事 ◆◆◆
老後の資産運用に関して
どのような運用をすべきか
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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