今回の記事は、
厚生年金保険料に32等級が追加:高所得者の保険料が上昇します
に関する記事になります。
記事の内容に関しては、2020年9月から厚生年金社会保険料の等級に32等級が追加されましたと言う記事です。
まず、厚生年金保険料は、国民年金の保険料とは違い累進課税となっています。
要するに、収入を多く稼いでいる人が税金高く、収入が少ない人は税金が安くなると言う制度です。
その為、今回の厚生年金の社会保険料に32等級を追加したことにより、高所得者に対する社会保険料の値上げをしたことになります。
32等級の金額などは、以降に記載しますが、増税に関しては、まずは、高所得者から値上げを行い、徐々に税率を改定していくのが定石です。
なので、今回は高所得者だから自分は関係ないなどと考えず、記事を読んでもらいたいです。
今でも高い社会保険料率がさらに改定されて行くのは納得いきません。
詳細は以下に記載します。
以下目次です。
前回までの記事は、
自分の年金についての理解:あなたはどれくらい理解していますか?
に関して記載しました。
記事の内容に関しては、2019年の金融リテラシー調査報告の結果で、世の中の半分の人が将来の受給できる年金額を知らないと言う記事でした。
この頃、年金定期便などの運用が始まっていたので自分の年金額は理解していると思っていましたがそうでもなかったようです。
また、年金を受給する為の加入期間や年金の受給年齢などに関してもわからない方が多くいることが分かりました。
老後の生活費に関しては、人生の三大費用のうちの一つでありとても重要な生活費です。
会社を退職してから年金とは?と言い出してはもう遅いのです。
自分がいくら貰えるか
年金を受給できる権利があるのか
受給できる年齢は?
などは前もって知っておきたいものです。
なぜかと言えば、最後に頼れるのは、自分だけなので。
記事の内容に興味を持たれましたら下記の記事を確認してみて下さい。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
厚生年金社会保険料率に32等級が登場
今までの厚生年金社会保険料の等級は、
1等級:88,000円~31等級:620,000円
までの等級でした。
それでは、31等級以上の月給を稼いでいたとしても、厚生年金の社会保険料率は31等級の保険料率を支払っていました。
要するに、100万円稼ごうと、200万円稼ごうと厚生年金の社会保険料率は31等級と言うことでした。
今回、2020年9月から635,000円を超える人は、32等級となることになりました。
なので、2020年9月からは、下記のようになります。
31等級:報酬月額が605,000円~635,000円
32等級:報酬月額が635,000円~
正直、31等級や32等級の方は、年収が1,000万円を超えるような方なので、あまり増税と言う考えは少ないのかもしれません。
それでは、いままでの厚生年金の社会保険料率の推移を以降に示します。
今までの厚生年金社会保険料の推移
知っている方は少ないかもしれませんが、厚生年金の社会保険料率は、2020年度で18.3%になっています。
18.3%も厚生年金が取られているのかと思ったかもしれませんが、実はこれは、勤めている会社と折半することになっていますので、
会社員の社会保険料率は、9.15%となっています。
上記の厚生年金の社会保険料率に関しては、
2003年から給与だけでなくボーナスからも厚生年金を採取されるようになっています。
その後、2017年の間に厚生年金の社会保険料は毎年上昇を繰り返していました。
また、2003年から厚生年金を算出する計算式も変更されています。
要するに、厚生年金の社会保険料率は上昇するは、将来支給される年金は減額されると言うダブルパンチをくらわされています。
さらに、少子高齢化のためにマクロ経済スライドが追加されさらに年金額が減少されると思われます。
今後の社会保険はどうなるか
上記にも記載しましたが、現在の社会保険料率は18.3%です。
保険料率の上限は18.3%で固定されているので、これ以上は上限しないと思いたいです。
しかし、国民年金は、「16,900円」が上限でしたが産前産後期間の保険料の免除の為、国民年金上限を100円UPし、「17,000円」に変更されています。
注意:
国民年金は、物価指数などが考慮されている為、保険料が17,000円ではありません。
令和2年:国民年金保険料は、16,540円です。
このことを考えると、厚生年金の社会保険料率もいつ上限が変更されてもおかしくないのではないでしょうか。
また、今回の新型コロナショックで、国民年金に関しては、未納の方が上昇していると言う話を聞いています。
その為、上記を考えれば、いつ、社会保険料を増税すると言われてもおかしくないかもしれません。
なので、若い方は、今回の件は、高所得の会社員の話だから私は関係ないなどとは思わない方が良いのではないでしょうか。
今回は、厚生年金の社会保険料率に関して記載しましたが、国民年金は?と言う方は、過去に国民年金の上昇の記事は記載していますので、そちらを確認してみて下さい。
◆◆◆ 過去の記事 ◆◆◆
最後に: 厚生年金保険料に32等級が追加
どうでしたか?
「厚生年金保険料に等級が1つ追加:高所得者の保険料が上昇します」に関して記載しました。
今回の厚生年金保険料の等級追加に関しては、高所得者の方の増税です。
私は高所得ではないから関係ないと思うのではなく、このようなことが、良くわからない間に決められ、ある日突然増税すると言うことになります。
今年は、新型コロナショックで、面白いように財源を消費していると思います。
消費した財源は、どこかで振り返ってきますので、今後、いつ、増税の嵐が来るかもしれません。
給料は上がっているはずなのに、なんでこんなに、手取りが。。。
と思った時は、税金や社会保険が増税しているのかもしれません。
その時の為に、増税されてもびくともしない資産を確保していきたいものです。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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記事:はっぴー@happyoldage
趣味で始めたFPの資格取得からブログを書き始めました。
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