今回の記事は、
低い日本の金融リテラシー。私の金融リテラシーはどれくらい?
に関する記事になります。
記事の内容に関しては、2016年、2019年に金融リテラシー調査が行われています。
金融リテラシーとは、簡単に言えば「お金などに関する知識のこと」を言います。
この調査の結果ですが、日本は金融リテラシーが低いことが分かりいます。
私としては、もう少しあるのかな?と思っていましたが、意外にもOECD29ヵ国(日本を除く)の中で23位になることになります。
正直、お金に関しては今まで授業で習っていないのでこのような状況なのかもしれませんが、もう少し金融リテラシーを向上させていきたいものです。
今回の調査で正解率の低かった問題を記載してみましたので解けると実施してみて下さい。
また、金融広報中央委員会の「知るぽると」には、金融リテラシークイズがありますので自分自身の金融リテラシーがどれくらいあるのか挑戦してみて下さい。
リンクなどは、本文に記載していますので確認してみて下さい。
詳細は以下に記載します。
以下目次です。
前回までの記事は、
専業主婦の方は知っておくべき年金(家族手当)、加給年金の支給条件とは
に関して記載しました。
記事の内容に関しては、専業主婦の方(第三者被保険者)の方が60歳以降受給できるかもしれない年金:加給年金に関して記載しました。
この加給年金に関しては、会社などである家族手当に近い年金になります。
要するに、旦那さんが会社を退職し年金生活に入った場合、奥さんの年齢が65歳以下で年金を受給できない場合の保障のような年金です。
要するに、旦那さんの年金だけでは生活が苦しいのかもしれないので、奥さんの年金が受給できるまでの間、保障してあげますよと言うものです。
なので、年下の奥さんでないと受給できないと言う問題はあります。
条件は色々ありますが、
・旦那さんが会社員(第二被保険者)
・専業主婦の方(第三者被保険者)
・旦那さんが65歳を迎え、老齢厚生年金を受給
・奥さんが60歳を迎えた場合
上記の条件をクリアすれば、大体、加給年金は受給することができます。
※旦那さんの厚生年金の加入年数などの要件もある為、詳細は、前回のブログを額人して下さい。
しかし、この加給年金に関しても時期が来たら受給できる物ではありません。
申請が必要です。
なので、受給条件を満たす奥さんのいる家庭は、必ず、申請をしてください。
貰わないと確実に損をしますと言う記事です。
記事の内容に興味を持たれましたら下記の記事を確認してみて下さい。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
低い日本の金融リテラシー
まず、金融リテラシーとは、
お金に関する知識や情報を理解し、正しくお金に関する判断できる力の事です。
要するにお金などに関する知識のこと。
上記にも記載しましたが、この金融リテラシーに関する知識が日本はかなり低いことになっています。
金融リテラシーに関しては、2016年度から全国の18~79歳の個人25,000人を対象に調査をしています。
この調査結果から見ると調査結果のうち11項目で、OECD29ヵ国(日本を除く)で比較すると、23位と低い位置にいます。
この中で知識の分類で、平均点から点数が最も低いものが「インフレ」と「分散投資」に関する内容でした。
また、米国と比較すると「複利」に関する知識が圧倒的に低いことが分かります。
日本は、先進国なのである程度は、金融リテラシーがある方が多いいのかと思っていましたがそのようなことはなかった模様です。
今回の結果から、「複利」「インフレ」「分散投資」の知識が少ないことを考えると、銀行の預金が大好きな日本人と言うこともうなずける結果でした。
低かった問題の内容は
今回点数低かった「複利」「インフレ」「分散投資」に関する調査で点数の低かった問題はどの様なものだったのかを以下に示します。
複利に関する問題
100 万円を年率 2%の利息がつく預金口座に預け入れました。
5 年後には口座の残高はいくらになっているでしょうか。利息にかかる税金は考慮しないでご回答ください。
(1 つだけ)【必須入力】
選択
【1】110 万円より多い
【2】ちょうど 110 万円
【3】110 万円より少ない
【4】上記の条件だけでは答えられない
【5】わからない
回答としては、
【1】が正解になります。
理由は、1年目は2万円の利子が付きます。2年後は、102万円に利子がつきます。3年後には。。。
となると、110万円よりお金が増えることになります。
この問題は、複利の考えが分かっているかの話になります。
インフレに関する問題
インフレ率が 2%で、普通預金口座であなたが受け取る利息が 1%なら、1 年後にこの口座のお金を使ってどれくらいの物を購入することができると思いますか。
(1 つだけ)【必須入力】
選択
【1】今日以上に物が買える
【2】今日と全く同じだけ物が買える
【3】今日以下しか物が買えない
【4】わからない
回答としては、
【3】が正解になります。
理由は、インフレですので、物価が2%上昇すると言っています。それにも係らず利息は1%です。
その為、物価の上昇率と利息では、1%の差が生じますので、1年後は今日以下の物しか買えなくなります。
この問題は、インフレと言うのものが何かを正しく理解しているかの話になります。
分散投資に関する問題
1 社の株を買うことは、通常、株式投資信託(※)を買うよりも安全な投資である
※何社かの株式に投資する金融商品
選択
【1】正しい
【2】間違っている
【3】わからない
回答としては、
【2】が正解になります。
理由は、買った1社が暴落した場合資産も暴落します。その為、複数社株を持つことにより、1社が暴落しても他の会社の株で補うようにすると言う考えです。
本来であれば、株だけでは危ないので、株だけでなく債券なども組み合われることが本当の分散投資の考えになると思います。
どうでしたか?
言葉の定義を理解しているかどうかの話になります。
正直、学生時代に複利、インフレ、分散投資などは、習っていないのでしょうがないのかもしれません。
しかし、教えてくれないからしょうがないと思っていてはダメです。
大きくなってから、銀行の窓口で外貨建て保険に加入し元本割れが起きそんなの効いていないなどのトラブルが起きなくなるかもしれませんし。
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自分の金融リテラシーはどれくらい
上記まで読んでみて、自分の金融リテラシーはどれくらいあるのか気になりませんか?
今回の調査に関しては、2019年度の調査結果の一括ファイルを開くと問題なども出てくるので見ることが可能です。
しかし、面白いことに、「知るぽると」の中で金融リテラシークイズなる物がありますので、自分の金融知識がどれくらいか確認してみて下さい。
問題数は、5問です。
また、全国平均は、52.6 点となっていますので、平均点を超えるように頑張りましょう。
リンク先は、下記から進んで下さい。
最後に:低い日本の金融リテラシー
どうでしたか?
「低い日本の金融リテラシー。私の金融リテラシーはどれくらい?」に関して記載しました。
日本は先進国なので、ある程度は、金融リテラシーもあるものかと思いましたがかなり低いものでした。
正直、金融リテラシーのような、お金に関する教育をしてこなかったのがこのような事態を招いているのかもしれません。
お金のことばかり気にしていればダメな人のようなレッテルを張られてしまう日本と言う国もいけないのかもしれません。
小学生からプログラミング授業が始まると聞いています。
何をするのか知りませんが、これからの将来に役に立つ金融リテラシーの向上のためにも、小学生の内から学ばせた方が良いのかもしれません。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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