今回の記事は、
老後の資産運用:つみたてNISAのメリット・デメリットは?
に関する記事になります。
記事の内容に関しては、つみたてNISAのメリット・デメリットに関して記載します。
前回の記事でも記載しましたが、つみたてNISAは、投資です。
なので、銀行の預金のように元本が保証される物ではありませんので、メリットもあれば、デメリットもあります。
なので、実際につみたてNISAを実施する場合は、メリットやデメリットを意識して実施することをお勧めします。
それでは、つみたてNISAのメリット・デメリットを記載したいと思います。
詳細は以下に記載します。
以下目次です。
前回までの記事は、
老後の為の貯蓄に「つみたてNISA」は必要か?
に関して記載しました。
記事の内容に関しては、老後の為の貯蓄に「つみたてNISA」は有効かに関して記載しています。
簡単に詳細を記載すると、老後の貯蓄に心配があるのであれば「つみたてNISA」を始めることをお勧めします。
特につみたてNISAは、投資初心者向きの長期積立投資を目指しており、怪しい商品は、基本的に購入できません。
何故かと言えば、金融庁の審査を受けた商品でないと購入ができないからです。
その為、つみたてNISAは、有意義な制度ですので老後の貯蓄に始めてみてはどうでしょうかと言う記事でした。
記事の内容に興味を持たれましたら下記の記事を確認してみて下さい。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
つみたてNISAのメリット
今回は、つみたてNISAのメリット・デメリットの記載をしていきます。
まずは、つみたてNISAのメリットを下記に記載します。
一つ目
つみたてNISAで取り扱う対象商品は、金融庁の審査を受けている商品になりますので運用実績も良く怪しい商品がありません。
前回も記載しましたが、手数料が高い商品や配当金を頻繁に出す商品は対象ではありません。
その為、元本割れを起こしにくい商品を取り扱っていることになります。
二つ目
つみたてNISAの商品は、手数料(信託手数料)の安いインデックスが基本です。
その為、余計な運用コストがかからず良心的です。
また、購入手数料は、ノーロード(0円)で、良心的な商品で構成されている
三つ目
つみたてNISAの年額の上限は40万円まで、投資期間が最大20年間になります。
その為、非課税の枠が最大800万円分になり、800万円分の投資で運用利益が出ても非課税となります。
四つ目
証券会社にもよるが、少額で投資が可能(100円からなど)となっています。
昔は、投資は金がかかると言われていましたが、現在は長期投資を目的とした運用がメインになりますので、少額から取引が可能になります。
しかし、実際、100円からでは、大した利益にもなりませんので、ある程度の金額で積立を行いたいものです。
証券会社によっても、購入できる金額が違っているようなので、つみたてNISAの口座を作成するのであれば、色々と証券会社の情報を確認してみて下さい。
五つ目
通常の投資では、運用利益や配当金が出た場合は、20.315%の税金がかかります。
しかし、つみたてNISAでの非課税枠の範囲※1の取引であれば、運用利益が発生しても非課税なので20.315%の税金は取られません。
なので、運用利益や配当金が発生しても非課税で取引が可能なのでお得です。
※1 年間40万円。20年間で最大800万円
六つ目
年齢制限は、20歳からと言うものはありますが、iDeCo(イデコ)とは違い60歳までと言う年齢制限はありません。
その為、非課税枠の20年の間であれば、60歳以上でも投資は可能です。
上記は、つみたてNISAのメリットを記載していましたが、次以降は、つみたてNISAのデメリットに関して記載していきます。
つみたてNISAのデメリット
次につみたてNISAのデメリットを記載します。
一つ目
取り扱う対象商品は、金融庁のお墨付けを受けている商品なので運用実績も良い商品です。
しかし、つみたてNISAは、最大20年間の長期積立になりますので、今回のようなコロナショックが起きれば、世界経済が悪化します。
そうなれば、元本割れは発生すると言う問題はあります。
しかし、今回のコロナショックも20年間続く訳でも無いので、そこまで心配する必要はないのかもしれません。
二つ目
つみたてNISAは、基本、投資信託での貯蓄になります。
株取引とは異なり値動きは激しくないので、半期に1回か年に1回は運用状況を確認し取引の状況を確認することをお勧めします。
今回のようなコロナショックの時には、運用状況は確認しない方が良いかもしれません。
見ても心がいたくなるだけなので。
個人の保険のように、保険に加入したらしっぱなしと言うことはないようにしてください。
色々な判断があるとは思いますが、ダメと思う商品を購入し続けるのではなく諦める(売却)ことも必要です。
三つ目
これは、つみたてNISAや一般NISAも同様になりますが、運用利益が出ていれば、非課税の恩恵を受けます。
しかし、その逆の売却損が発生した場合、何の恩恵もありません。
通常の株式の取引ですと他の損失と利益で売却損を相殺できますが、つみたてNISAには、この恩恵はありません。
利益の相殺を簡単に説明すると、
A株で10万円の売却損
B株で10万円の売却利益
上記の利益が出た場合、B株の利益10万円とA株の損失10万円で、利益は0円となり、B株の利益10万円には、20.315%の税金はかかりません
四つ目
投資枠で購入した商品を売却しても、投資の枠は戻りません。
何が言いたいかと言うと、
A商品を20万円分購入
※非課税枠:40万円-20万円=20万円
この状態で、A商品を売却したからと言って非課税枠は戻りません。
当たり前ですが、非課税枠は20万円のままです。
最後に:つみたてNISAのメリット・デメリットとは
どうでしょうか?
つみたてNISAのメリット、デメリットに関して記載しました。
デメリットに関しては、つみたてNISAも投資なので、元本割れが起きる可能性があると言うこと。
また、売却利益が出れば、非課税の恩恵を受けますが、売却利益が無ければ、そもそものNISAの恩恵すら受けられません。
また、金融庁のお墨付きの商品とは言え、商品の選択は自分で選択し、自分で運用をしていきますので、将来の運用利益は自分の腕次第です。
購入限度額も40万円までとなっていますので、自分の投資のスタイルを理解し無理のないようにつみたてNISAで老後の資産運営をしていきたいものです。
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
コメント