前回の記事の内容は、
将来の年金が増加可能な付加年金とは?
に関して記載しました。
記事の内容に関しては、世間にあまり知られていない付加年金に関する記事になります。
この付加年金は、将来貰える金額は少ないのですが、国民年金保険料と月額:400円を納付することで、
老齢基礎年金とは別に、「200円×付加年金を納付した期間」の金額を将来の年金として受領することができます。
要するに長生きすればするほど得する年金で、2年間受給できれば元本を回収できる年金になります。
しかし、加入できる方は、
国民年金加入者(第一被保険者)
60歳から65歳までの任意加入制度の方
が対象なので、国民年金基金に加入していないのであれば、是非加入したほうが良いと言う記事でした。
記事の内容に興味を持たれましたら下記の記事を確認してみて下さい。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
今回の記事は、
老後のお金はいくらあれば安心できるのか
に関する記事になります。
昨年、金融庁からは老後は、2,000万円や3,000万円が不足すると言うニュースが出ていたと思います。
では、実際に、老後のお金は一体いくらあれば問題ないのかに関して記載したいと思います。
会社員の方にしてみれば、老後は退職金と年金でと考えている方は多いいのかもしれませんが、
退職金に関しては、年々、受給金額は減額されています。
年金に関しても、マクロ経済スライドで減額されています。
そのような、不安要素しかない世の中で、老後のお金はいくらあれば安心できるかに関して記載します。
詳細は以下に記載します。
以下目次です。
将来のお金はいくらあると必要なのか
上記にも記載しましたが、1年前に金融庁が報告していた2,000万円問題があったと思いますので、2,000万円を65歳までに貯めなければいけないのかと言うとそうでもありません。
これは、私の私見になりますが、お金に関して言えば、いくらあっても心配します。
金融庁のシミュレーションモデル
夫:65歳、妻:60歳
年金受給額:21万円
支出額 :26万円
上記生活をすると、月に-5万円が発生。
この生活を30年続けると、2,000万円の金額が足りなくなるという話です。
上記の状態で、65歳までに仮に2,000万円貯めたとします。
しかし、30年(95歳)ではなく、35年(100歳)まで長生きしたとします。
そうすると、2,000万円で足りるかと言うと、
正直、足りなくなります
要するに、自分が亡くなる年齢が分かっていればいいのですが、そんなことは誰にもわかりません。
なので、貯蓄をどれくらい切り崩した生活を行えばいいのかなど、誰にもわかりません。
例え65歳までに1億あったとしても、年間500万円を浪費する生活を続ければ、20年で生活できなくなります。
ここで一番の重要なポイントですが、
65歳までの貯蓄も重要ですが
65歳からの収入はどれくらいあるのかを考える必要があります。
65歳までの貯蓄はいくらになるのか
まずは、退職金が有るのか、無いのか
平成30年度の労条件総合調査の値を見ると退職一時金制度や退職年金制度を実施している企業は、80.5%と言う数値になって言います。
しかし、退職一時金制度や退職年金制度を実施している企業は、大企業、中小企業が多く、会社の規模が小さくなると本制度がない会社が多くなります。
なので、自分は、退職一時金や退職年金を貰うことができるのかと理解して下さい。
また、貰える場合は、
一体、いくら貰えるのか
年金の場合は、月額いくら受給できるのとか、また、期間は?(終身なのか)
上記の金額は、退職してから考えるのではなく、退職する前かは、自分はいくら受給できるのかは、知っておく必要あります。
また、退職金以外で、自分はどれくらい貯蓄が出来ているのかを考えましょう。
例となりますが
・貯金(普通、定期)
・一般財形制度
・年金財形制度
・持ち株制度
・一般の保険
・iDeCo
・つみたてNISAなど
65歳からの年金収入額を把握しよう
まず、自分の年金受給額は知っていますか?
将来受給できる年金は、確実に下がってくるかもしれませんが、まずは、自分で受給できる年金はいくらなのかを理解しましょう。
一番は、日本年金機構のねんきんネットで自分の年金額をシミュレーションしてみることをお勧めします。
ねんきんネットでシミュレーションが面倒と言うのであれば
暫定的な計算なので、正確な数値ではありませんと言うことは注意して下さい。
自分の生涯年収(平均)×0.005481×厚生年金加入月
で、受給できる老齢厚生年金額が計算できます。
正式に言うと、0.005481は、H15年4月以降の数値です。
以前は、0.007125になります。
なので、
自分の生涯年収(平均):40万円
厚生年金加入月:22歳~60歳(456ヵ月)
年間:999,734円
この金額に国民年金の満額(令和2年)
年間:781,692円を加算
合計:1,781,426円になります。
なので月額:148,452円を受給することができます。
上記のような計算は、あくまでも正確な金額ではありません。
正しく知りたいのであれば、ねんきんネットでシミュレーションして下さい。
自分の生活水準を理解しよう
65歳から自分の生活費はどれくらい使用しているのだろうと思うのではもう遅いです。
65歳から節約生活は悲しいですし、今までの生活水準はそう落とせません。
なので、65歳前から自分の生活費がいくらなのかは把握する必要があります。
まずは、
固定費はいくらになるのか
・家の家賃やローン
・車や駐車場
・携帯などの通信費
・光熱費
・保険など
食費はいくらになるのか
・1ヵ月の食費(大体)
娯楽費は
・旅行、外食、子供・孫など
上記の金額を確認し、65歳から受給できる年金、また、65歳までの貯蓄金額で生活に余裕がある生活が可能か確認してみて下さい。
足りない場合は、娯楽費をどう削って行くかを考えればよいと思います。
いきなり、生活費を下げるのは良くないです。
正直耐えられません。。。
特に重要なのですが、貯蓄の金額が何年まで維持できるのかなどは、確認して下さい。
年金以外の収入源を作ろう
上記にも記載しましたが、どのようなことが待ち受けているか分かりません。
まず、マクロ経済スライドで年金受給額がいつ減額されるかわからない世の中です。
また、会社の退職金や退職年金などは、会社の経営が傾いた場合どのようになるか分かったものではありません。
よく思い出してください
あの時は、私は他人事でしたが
JALや東京電力さんに関して、会社経営が傾き、OBの年金額を3割カットと言うようなことをしてきます。
あの大企業がと思うかもしれませんが、実際に、カットされている現実を直視して下さい。
なので、自分には、退職金があるから、退職年金制度があるからなどと胡坐をかいているといつ自分にも不幸が襲ってくるかもわかりません。
その為、いつ何時、自分にも同様のリスクが来るとは限りません。
なので、退職年金、老齢厚生年金以外の収入を見つける必要があるのではないかと考えます。
副業などがあげられますが、65歳から急に実施しても上手く行きませんので、現役の時から副業と言うものを視野に入れで生活してみることをお勧めします。
また、国債、債券、株などの資産をもち、配当金などの不労所得を受給できるようにすることも手だと思われます。
株に関して言えば、元本割れの恐れもありますが、配当金を定期的に減額もなく支給してくれている会社もあります。
なので、そのような株を購入するなど検討が必要です。
1社の株を集中すると元本割れのリスクは、非常に高いので、株も分散投資をすることで元本割れのリスクを減らす運用を心がけて下さい。
最後に:老後のお金はいくらあれば安心できるのか
どうでしょうか
自分がどれくらいの退職金などを受給できるかご存知ですか?
退職してからこんな金額?とわかってでは、自分のライフプランも変わってきます。
また、自分の年金がいくらなのか、自分の貯蓄をこのまま続けていくとどうなるのかは、定期的に自分でシミュレーションをしていく必要があります。
さらに、今のうちから自分の生活水準を理解し、このままで問題が無いのかを中間ポイントで確認することをお勧めします。
65歳になってから、奥さんと呆然とする生活では話になりません。
貯蓄できる物は貯蓄し使うものは使う。
将来のお金をただ漠然と心配するのではなく、どうすれば計画的に使用し、楽しい生活が送れるかを早めに考えておくことが必要です。
老後は、お金を節約しないと生活できないと嘆くのではなく、お金のことを心配しなくて過ごせる生活を将来は送りたいものです。
皆さんは、どのように思いましたか?
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