前回の記事の内容は、
年金未納:任意加入制度で未納分を支払い、且つ、付加年金も加入してみれば
に関して記載しました。
記事の内容に関しては、国民年金の未納があった場合は、60歳からの任意加入制度で未納分を納付し老齢基礎年金を満額受給できるようにした方が良いです。
その時に、付加年金を加入してみてはどうでしょうかと言う記事です。
付加年金は、正直、掛け金も400円と安いので将来受給できる年金も200円×付加年金に加入した月数の金額を年間に受給できると言うお得な年金の内容を記載しました。
受給できる金額は少ないのは確かですが、少ない金額とはいえこの金額を終身で受給できるのは、お得と言わざるを得ないと言う記事でした。
記事の内容に興味を持たれましたら下記の記事を確認してみて下さい。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
今回の記事は、
自営業・フリーランスの方:国民年金基金に加入?メリットは?
に関する記事になります。
会社員の方は、厚生年金に加入しているので、将来の年金額はそれなりに受給できます
しかし、国民年金のみの方(自営業・フリーランス)は、満額でも月額:65,141円(令和2年)のみである為、何かしらの方法で老齢基礎年金以外の収入を得る手段を検討する必要があります。
国民年金の方は、
前回までに記載したiDeCoや付加年金に加入するか
今回記事にする、国民年金基金に加入するかの選択をする必要があります。
なので、今回は、国民年金基金に加入する必要があるのか?
加入した場合のメリットとデメリットに関して記載したいと思います。
詳細は以下に記載します。
以下目次です。
自営業やフリーランスの方の年金は
自営業やフリーランスの方は、第一号被保険者と言う年金の部類になり、年金の種類で言えば、国民年金に加入することになります。
国民年金は、20歳から60歳までの国民が加入する(義務)保険になります。
国民年金に加入した場合は、令和2年の支払いになりますが、月額で16,540円の保険料を納めることになります。
国民年金を20歳~60歳まで保険料を納めると、年間:781,692円(令和2年)になるので、月額:65,141円を65歳から老齢基礎年金として受け取れます。
しかし、65歳から月額:65,141円の受給になりますが、これはやはり金額が安すぎますので、将来に何かしらの手を打つ必要があります。
どのような手があるかと言うと
今回説明する
国民年金基金に加入するか、前回までに記載した、付加年金やiDeCoに加入すると言う方法があります。
付加年金に関しては、国民年金基金とは併用できませんので注意して下さい。
どちらにするかは検討をしてみて下さい。
国民年金基金とは
まずは、国民年金基金の話になります。
簡単に言えば、会社員の方は、国民年金と別に厚生年金と言う年金を受給することになります。
その為、会社員の方は、老齢基礎年金の満額である月額:65,141円と今まで納付してきた厚生年金部分の金額を老齢厚生年金として受給することになります。
その為、会社員や公務員の方は、自営業やフリーランスの方よりも多くの年金を受給することができます。
納税している金額は、断然、会社員の方が多いいです。
しかし、自営業やフリーランスの方はそのような制度が無いため、老齢基礎年金のみでありましたが、会社員との年金額の差を解消するために生まれた制度と言うことになります。
なので、国民年金基金は、第一被保険者の厚生年金の位置づけにできたものになります。
国民年金基金に加入する条件は
国民年金基金に加入する条件ですが、下記の条件になります。
自営業やフリーランスの方で第一被保険者が対象になります
また、付加年金を加入していないことが条件になります。
また、受け取り開始は、65歳以降となり
将来の受給額は、加入時点で確定しますので将来どれくらいの金額が受給できるかの将来設計が早くにできます。
また、iDeCoと違い運用方法は、自分では決めませんので特に何も考えることはあります。
運用効率は、年々下がっていますが、令和2年で1.5%の運用が確保されていますので、自分で、銀行などに貯蓄するよりかは、断然金利は良いことになります。
また、掛金月額は、選択した給付の型、加入口数、加入時の年齢、性別によって決まりますので、詳細は、「国民年金基金」の方で金額を確認してみて下さい。
なお、掛金の上限は、月額6万8,000円と言うことです。
金額を見て、こんな金額は払えないと思うのであれば、国民年金基金ではなく、付加年金を検討してみるのはどうでしょうか。
国民年金基金のメリットに関して
国民年金基金に加入した場合のメリットを以下に記載します。
メリットの一点目
やはり、一番のメリットは、終身で年金を受取れると言うことが一番に挙げられると思います。
メリットの二点目
運用リスクが無いことがあげられます。
要するに、加入時点で掛け金が確定し、将来の年金額がいくら受給できるかが分かるようになっています。
メリットの三点目
iDeCoと違い、自分で運用すると言う手間がありません。
なので、自分で運用すると言う考えはありません。
メリットの四点目
これは、iDeCoと同様のメリットになりますが、掛け金は全額所得控除になり節税効果があります。
上記のようなメリットがあります。
上記にも記載しましたが運用利率は、1.5%と言う運用となっており、銀行の定期預金などに比べれば、断然得をする運用利率です。
iDeCoはちょっと。。。と考えている方には、ちょうどよい物なのかもしれません。
お金に余裕があるのであれば、iDeCoと国民年金基金の併用がよいのかもしれません。
国民年金基金のデメリット
国民年金基金に加入した場合のデメリットを以下に記載します。
一番のデメリットはやはり、インフレに適用していないことになりなります。
銀行の定期預金も正直変わりませんが、物価の上昇に適用できないと言うことになります。
何十年もたっても今と同じ物価ではないですよね。
預けている資金は原則65歳からしか受け取れません。
将来お金が必要になっても、65歳にならないと引き出しはできません。
なので、ある程度、余裕のある金額で保険料を納めるべきなのかもしれません。
昔と比べると運用効率が悪くなっていると言うことがあげられます。
運用効率は、徐々に悪くなってきており、現在は1.5%の運用状況になっています。
最後のデメリットですが、国民年金基金に加入すると付加年金には加入できませんので注意して下さい。
上記のように色々デメリットはあります。
しかし、デメリットを考慮したとしても、終身で年金を受給できると言うものは、とても魅力的です。
将来の年金が老齢基礎年金のみでは心配だと思うのであれば、国民年金基金の加入も検討してみてはどうでしょうか。
最後に:国民年金基金に加入してみては
どうでしょうか?
自営業・フリーランスの方で、将来の年金受給額が心配な方は、国民年金基金に加入してみてはと言う記事でした。
正直、iDeCoなどで運用も良いのですが、国民年金基金は、終身保障の考えがある為、長生きをすればするほど、得ができる年金になります。
自営業・フリーランスの方で、漠然敵に、将来の年金が心配と思っているのであれば、国民年金基金に加入することをお勧めしますと言う記事でした。
老後破綻をしたくないと言うのであれば、何かしらの対策が必要ではないでしょか。
例として
・「国民年金基金」か「付加年金」のどちらにするか
・「iDeCo」や「つみたてNISA」を検討する
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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はっぴー@happyoldage
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