前回の記事の内容は、
2025年:国民年金と厚生年金が統合?統合されれば、会社員の年金が減額です
に関して記載しました。
記事の内容に関しては、財源がピンチになってきた国民年金を厚生年金に統合することにより、国民年金を救済すると言う案が2025年の年金改革案でひそかにささやかれていると言う記事です。
要するに、国民年金加入者を救済する代わりに、会社員の老齢厚生年金額が減額される恐れがあると言う記事です。
それでは、なぜ、将来の厚生年金の受給額が減額されてしまうのかと言う記事を記載しました。
記事の内容に興味を持たれましたら下記の記事を確認してみて下さい。
また、前回までの記事も気になるものがあれば、こちらもよろしくお願いします。
前回の記事
今回の記事は、よく聞く話ではありますが
パート主婦の年収の壁とは。いくらまでならば控除が貰えるのか
に関しての記事になります。
一体、いくらまでならば、各種税金を払わなくて良いのか、また、旦那さんの扶養に関してはいくらまでならばパートで稼いでも大丈夫なのかをまとめてみました。
以下目次です。
壁の1つ目:年収100万円
まずは、年収が100万円になります。
年収が100万円を超える場合は、住民税がかかります。
パートの専業主婦の方は、年収100万円以下の場合は、正直税金は一切かかりません。しかし、100万円を超えた場合、奥さんの収入に対し住民税がかかります。
税率は基本的に10%です。
来年度に地味に住民税を取られることになります。
次に記載する第2の壁:年収を103万円以下にする場合は、103万円以下ではなく、100万円以下の年収に調整する方がお得です。
なぜか、所得税を抑えられても、次の年から地味に住民税が取られる為!!
壁の2つ目:年収103万円
まずは、年収が103万円になります。
年収が103万円の壁を越えると所得税がかかります。
扶養の範囲での年収になりますので、税率は5%になります。
また、103万円以内ですと、会社員の旦那さんの扶養と言う扱いになります。
103万円を超えると、どのような扱いになるかと言うと、旦那さんの扶養控除から外れることになります。
扶養を外れるとどのような扱いになるかと言うと、
旦那さんの会社で家族手当などを貰っている方は、扶養控除から外れた場合、家族手当の対象にならなくなる場合がありますので確認をしてください。
会社によっては、130万円までは、家族手当が受給できる会社もありますので、旦那さんに確認してもらってはどうでしょうか。
しかし、103万円を超え扶養控除から外れたとしても、奥さんのパート収入が150万円までは、配偶者特別控除を適用することが可能ですので安心して下さい。
しかし、旦那さんの年収額によって、奥さんの収入額も控除額が減額されて行きますので注意が必要です。
壁の3つ目:年収130万円(又は、106万円の壁)
まずは、年収が130万円になります。
この130万円の壁が、専業主婦(第三被保険者)となれるかの違いになります。
要するに、年収が130万円を超えた場合は、夫の扶養から外れて自らの社会保険料(健康保険や厚生年金の保険料)を支払うことになります。
その為、住民税、所得税、健康保険料、厚生年金(又は、国民年金)保険料を支払うことになり、手取り額に大きく影響してしまいます。
また、130万円以外でも下記の条件に該当する職場の場合は、社会保険に加入することにもなりますので注意が必要です。
通常これを106万円の壁と言います。
・従業員501人以上の会社※
・勤務期間が1年以上の見込み
・週20時間以上働く場合
※従業員の数は、下記の年で改定されて行きますので注意して下さい。
・2022年10月からは「従業員101人以上」
・2024年10月からは「従業員51人以上」
壁の4つ目:年収150万円
奥さんの年収が150万円以下で、旦那さんの年収が1,195万円(所得1,000万円)以下であれば旦那さんは、配偶者特別控除を満額受け取ることができます。
要するに旦那さんの所得税が満額控除されますが、奥さんの年収が150万円を超えると配偶者特別控除額が徐々に下がっていくことになります。
壁の5つ目:年収188万円
奥さんの年収が188万円を超えると、夫の年収が1,195万円以下であっても、配偶者特別控除は一切受けられなくなります。
パートの専業主婦の年収に関して
上記で5つの壁を記載しましたが、130万円を超えると社会保険に加入する必要がある為、専業主婦と言う分類から外れます。
その為、専業主婦の方が気を付けるべき年収は、130万円以下ではないのでしょうか。
上記でも記載しましたが、家族手当を受給できる金額が、103万円以下であれば、年収は103万円以下に抑えるべきです。
また、旦那さんの年収と奥さんの年収で控除される金額が違いますので注意して下さい。
下記に例を記載します。課税額は、令和2年をベースに記載しています。
例:旦那さんの給与が1,000万円の場合で奥さんが、120万円の場合
旦那さんの給与所得額が:805万円
奥さんが120万円ですので、55万円を引いた65万円
控除額は38万円(吹き出しの①)になります。
例:旦那さんの給与が1,150万円の場合で奥さんが、120万円の場合
旦那さんの給与所得額が:955万円
奥さんが120万円ですので、955万円を引いた65万円
控除額は13万円(吹き出しの②)になります。
最後に:パート主婦の年収の壁とは
どうでしょうか?
パート主婦の年収の壁に関して記載してみました。
専業主婦の方に関しては、130万円と言う壁があるので、年収を130万円以下で収めるのか、納めないのかで対応が変わってくると思われます。
また、下記の年収で以下の税金を納税することになります。
・年収が100万円以上:住民税
・年収が103万円以上:上記以外に所得税
・年収が130万円以上:上記以外に社会保険料(健康保険や厚生年金)
上記以外は、年収が103万円~188万円までは、配偶者特別控除額の対象になります。
パート主婦の方は、いくらまで間でならば控除の対象なのかなどを確認しながら、年間どれくらい働けるのかを意識しながら働いてみて下さい。
控除額は、年度で変更されたりしますので注意しながら働いてみてはどうでしょうか
皆さんは、どのように思いましたか?
コメントがあれば、よろしくお願いします。
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はっぴー@happyoldage
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